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2018.10.11
陸上競技
[陸上競技]“もう一つの出雲駅伝” 定方が5000mPB更新!
第3回出雲市陸協記録会
10月8日(月) 浜山公園陸上競技場
2組
14着 定方 14'25"25
21着 小室 14'32"88
定方は粘りの走りでPB更新となった
持ち前のスピードを見せた小室
出雲駅伝(以下、出雲)が終幕を迎える中、出雲のエントリーメンバーであった小室(済3=仙台育英)、定方(工3=川棚)が5000mに出場。出雲に出走した選手に負けず、定方が自己ベストを更新する走りを見せた。
通称「もう一つの出雲駅伝」。主に出雲の区間エントリーに入らなかった選手を中心に構成される記録会である。その中でも好調を見せ出雲のエントリーメンバーにくい込んだ小室、定方が出場した。
レースは青学大、東海大など出雲で上位校に入った選手がハイペースで先頭集団を引っ張る。定方は集団の先方で積極的な走りを見せるのに対し、小室は中盤で様子を伺う。動きが出たのは3000m手前、小室は遅れを取り、定方も先頭集団から徐々に離される。しかし、ここから粘りの走りを見せた。定方は離されながも先頭との差を最小限に収め、自己ベストの14分25秒25でフィニッシュ。小室もラストスパートで持ち前のスピードをアピールした。
酒井監督が常に挙げる「選手層の構築」。今回出雲のエントリーメンバーに入った小室、定方、大森(済2=佐野日大)は夏合宿を経て台頭したメンバーの一部である。まだ駅伝経験はないが、これから全日本駅伝、箱根駅伝を見据えた上では必要不可欠なメンバーだ。本戦出場が叶わなかった悔しさを武器に、全日本、箱根での走りに期待がかかる。
TEXT=大谷達也 PHOTO=小島敦希、並木星夏