Article

記事


2018.10.22
サッカー

[男子サッカー]粘り強い守備見せ 駒大と勝ち点1を分け合う

第92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(後期)第17節

10月20日(土) しらこばと陸上競技場

東洋大0-0駒大



<出場メンバー>

▽GK

松本健太(国3=柏U-18)

▽DF

坂本涼斗(国2=柏U-18)

浦上仁騎(国4=大宮Y)

土田直輝(国2=大宮Y)

渡辺星夢(国4=前橋育英)

▽MF

坂元達裕(社4=前橋育英)

高橋宏季(国4=FC東京U-18)

坪川潤之(国3=矢板中央)

野本幸太(国2=市立船橋)

▽FW

松崎快(国3=大宮Y)

小林拓夢(国3=帝京長岡)→75分 荒川勇気(国3=旭川実業)



華麗なドリブル突破を見せた坂元

集中応援日ということもありたくさんの観客が集まった


攻守にわたり奮闘した坪川



 集中応援日でたくさんの人がスタンドに集まった今節。直近4試合で2勝2分けと波に乗る東洋大はロングボールを主体とする駒大と対戦。一進一退の時間が続いたゲームはスコアレスドローとなり、これで5試合負けなしとなった。


   最初にチャンスを作ったのは東洋大。15分、右サイドでパスを受けた小林(国3=帝京長岡)がキープし松崎(国3=大宮Y)へパス。これを受けた松崎が得意の形であるカットインからシュートを打つもGK正面。そしてこの日最大の決定機が31分、中盤でパスを受けた坂元(社4=前橋育英)が華麗なドリブルから相手の股を抜き、右サイドを突破。そして中へ折り返すと高橋(国4=FC東京U-18)がダイレクトでシュートもGKのセーブに合い惜しくもゴールならず。前半を0ー0で折り返す。


 後半は序盤こそ攻め込むも終盤は攻め込まれる時間帯が続く。59分、右サイドのクロスからシュートを打たれるもGK松本(国3=柏U-18)がファインセーブをし、ゴールを許さない。その後もGK松本、浦上(国4=大宮Y)ら守備陣を中心に体を張った守備でゴールを守り切り、試合終了。得点こそ奪えなかったものの3試合連続クリーンシートとなった。3試合連続クリーンシートについて古川監督は「粘り強く失点を防いでくれた」と賛辞を送った。


    次節は首位・早大との試合。前期リーグは1-2と敗北を喫したが、悲願のインカレ初出場に向けて是が非でも負けられない。前期リーグの借りを返すべく勝利を目指す。



■コメント

・古川監督

駒大はインカレ出場権のラインというところで直接対決ということでそういう位置付けだったが、勝っても負けても引き分けてもこの1試合でインカレが決定するだとか残留が決定するだという試合ではなかったの。まずは負けずしてチャンスがあったら勝ち切る、という戦いは前節の明大戦だとか順大戦と変わらないという気持ちで送り出した。(3試合無失点の守備陣について)守備面のところは切り取ってこういうところもうちょっと寄せたいとかカバーリングの距離感とかのポジショニングのところを選手たちに見せてそれを試合ごとに修正してくれているなと思う。しっかりGKの松本を中心に中のマークも粘り強く失点も防いでくれたところはまだ継続していたところだし評価したいと思う。(次節に向けて)もちろん首位のチームで強いと思うが、ここ数試合やってるようにしまったゲームでキックオフからゲームを作っていってその中でまずは最低でも勝ち点1を持って帰るようにしたい。少なからず勝ち点1ずつ積み重ねていく中でしっかり勝ち切れるゲームを1試合でも増やして、まずは残留を確定させる。残留を確定させてインカレにチャレンジするという形になると思うので1試合でも勝ち点を0にしないように粘り強い戦いをしていきたい。


・坂元(社4=前橋育英)

(今日の試合を振り返って)前半何とかチャンスを作れた中で決め切れなかったので、後半きつい形になった。守備が0で抑えてくれたので、勝ち点1が最低でも取れたことはよかったと思う。(攻撃面では)前半何度かドリブルで仕掛けて打開してチャンス作れたと思う。でもやっぱりシュート狙って、どんどんゴールに向かってくドリブルをもっとやっていけば、点に絡めたと思うのでそれは次の課題にしていきたい。(相手の印象)駒大はアグレッシブに前からどんどんボールを蹴ってくるチームなので、その中で自分たちのサッカーを変えずにやるということが目標だった。後半押し込まれる形になってしまったことは、チームの反省点だと思う。(次節への意気込み)次は早大でトップを走るチームなので、何としてでも負けられない。自分たちもインカレまで届く範囲にいるので、インカレに出場できるように、目先の早大戦を頑張ってあきたい。自分としては、点に絡むことを目標にしてやっていきたい。


・坪川(国3=矢板中央)

すごくタフな試合だったかなという印象。相手はロングボールを蹴ってくるので自分たちも相手と同じサッカーをやったら劣勢になると思ってボールをつなぐことを意識してやった。勝ちたかったが勝ち点1取れたことを前向きに捉えたい。良かった点は失点しなかったこと。ここ3試合失点してないので守備の面では収穫があった。攻撃面では前半すごく押し込んだりっていうのがあったが後半なかなか自分たちの時間が少なかった。もっと自分たちの時間を増やせるようにしたい。(引き分けについて)後期に入って連勝できていなかったので勝って連勝したかった。負けなかったことが全て。(星選手との対戦は)普段はめちゃくちゃ仲がいい。試合前とかピッチ入ってからはお互い笑顔がなくて、バチバチな感じで言い合ったりしていた。自分的には楽しかった。



[次戦試合予定]

92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(後期)

18節 10月28日(日)vs早大

三ツ沢公園陸上競技場にて 14:00キックオフ


TEXT=谷口奏生 PHOTO=金澤瑞季、酒井菜摘、大谷達也