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2018.10.22
サッカー

[男子サッカー]後期から変わった守備意識 DF渡辺「前期よりは...」

第92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(後期)第17節

10月20日(土) しらこばと陸上競技場

東洋大0-0駒大


球際で強さを見せる渡辺


上位浮上へチームを支える


 連勝とはならなかったものの駒大に0-0と引き分け、これで関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)第15節順大戦から3試合失点がない東洋大。中でも好調を維持しているのは左SBの渡辺(国4=前橋育英)だ。


 ロングボールを多用してくる駒大の攻撃を0に抑えたDF陣。シンプルに前線にボールを送り込んでくる駒大のスタイルは「蹴ってくるチーム」だと試合前から警戒を払っていた渡辺。29分には右サイドからゴール前に放り込まれたボールを間一髪でクリアするなど、プレーの中で鋭い読みを見せる。後半は押し込まれる時間が増えたものの、最後までゴールラインを割らせず。90分を終えて渡辺は「全員で体を張って守れた」と振り返った。

 守備陣好調の要因を問うと、渡辺は「前期より球際に寄せることができている」と前期リーグ戦からのチームの変化を挙げた。中でも直近3試合の結果がそれを裏付ける何よりの証拠だろう。次節は今節で5得点を挙げ快勝した首位・早大が待ち受ける。「絶対に0に抑える」とクリーンシートに自信をのぞかせる渡辺。チームは無失点記録を伸ばすことができるか。好調を維持する渡辺が守る左サイドを崩すのは、そう容易いものではない。



■コメント

・渡辺(国4=前橋育英)

駒大は基本前に蹴ってくるチームなのでセカンドボールを意識していた。前半は拾えていたが、後半はあまり拾えなくて苦しい場面もあったけれど、全員で体を張って守れた。本当は勝ち点3が欲しかったけれど、勝ち点1は取れたのでディフェンスとしては0に抑えられて良かった。(無失点が続いているが)基本的に前期よりは全然良くなっていて、ボールの球際だったりしっかり寄せることができている。シュートもあまり打たせていない部分が多かったので、全体で集中して戦えているんだと思う。(集中応援だったが)勝ちが本当は欲しかったけれど、みんな戦っていたので、来てくれたお客さんたちにはいいアピールができたかなと思う。(次節に向けて)首位の早大は強いと思うけれどDFラインは絶対0に抑える。攻撃でも自分のサイドから上がってアシストできればいいけれど、まずは勝ち点3を取ってインカレを目指して頑張りたい。


[次戦試合予定]

92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(後期)

18節 10月28日(日)vs早大

三ツ沢公園陸上競技場にて 14:00キックオフ


TEXT=美浪健五 PHOTO=金澤瑞季