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2018.10.22
バスケ

[バスケ]国士大にリベンジ果たす!1部昇格へ一歩前進

第94回関東大学バスケットボールリーグ戦

10月21日(日) 東洋大学総合スポーツセンター



東洋大80-67国士大


 21|1Q|17

 17 |2Q|16

 24|3Q|16

 18|4Q|18


スターティングメンバー

7 大野太聖

8 古賀森人

11 村上飛雄馬

24 ラシード ファラーズ

35 杉田涼



仲間と抱き合い、喜びをあらわにするラシード(奥)


上甲は1年生ながらチームの攻撃面をけん引する


古賀はインサイドで得点を量産した


    慶大戦で連敗をストップさせた東洋大は、前回8点差で敗れた国士大と対戦。試合は終始ポイントを取り合うシーソーゲームとなったが、今試合最多得点のラシード(済3=越谷西)を中心に攻め続け80ー67と13点差をつけて勝利した。


    リーグ4位の国士大に勝つことは、1部昇格への必須条件だった。絶対に落とせないプレッシャーの中、杉田(済4=市立船橋)が先制点を決めた。ここで波に乗っていきたいところだったが、国士大も3ポイントシュートを決めるなど両者譲らぬ展開が続く。古賀(済2=横浜)のインサイドでの得点や、途中に上甲(済1=幕張総合)、小林(済1=帝京長岡)、伊東(済1=飛龍)の1年生3人を起用するなどメンバーを入れ替えながら戦い、前半を38ー31で折り返す。


    後半に入り、ゴール下でチームを支えるラシードは「(リバウンドは)絶対俺が全て取ろう」と意気込む通り、リバウンド勝負で負けることはなかった。リバウンドを取って速攻という早い攻撃が何度も繰り出され、順調にポイントを重ねる。3Qの残り3分ほどで今まで離れていなかった点差が10に広がると、このチャンスを見逃さず大野(文4=市立柏)が上甲、ラシードを中心に攻撃を組み立て点差をさらに広げていく。最終Qは相手の追い上げムードに一時連続シュートを許す展開になったものの、80ー67で見事リベンジを果たした。


    佐藤コーチは「選手全員が自分の仕事をしてくれた」と、試合を振り返る。東洋大はあと3試合残した段階で10勝9敗のリーグ5位。1部昇格のための入れ替え戦に進むには、4位以上に入ることが条件となる。東洋大が一つ上の国士大を上回るためには国士大の勝敗次第でもあるが、残りの試合を全勝するしかない。チーム全員で勝ち取った白星を糧に、絶対に負けられない戦いに挑んでいく。


◾️コメント

・佐藤コーチ

今日の試合は出ている選手全員が、ベンチに入っている選手全員が自分の仕事をしてくれたし今日のゲームはどうしても落とせないゲームだったので、そういった中で勝てたということは非常に大きいことだしあと3試合を全力で戦うだけだと思う。特に今日はインサイドでラシード、上甲、前半に限って言えば古賀がよくチームを引っ張っていってくれたし最後まで集中力を切らすことなくできたので非常に良かったと思う。(国士大対策は)やはり国士舘さんは非常に各選手にシュート力あるし能力あるプレイヤーがそろっているので、まずは彼らが得意なことをやらせないということを頭に入れて今日は臨んだ。(1年生を3人起用する時間帯もあったが)ベンチに入っている以上はもう学年関係ないし彼らであればやっていけるというような自信もあったし、やっぱり高校時代に実績のある選手たちなのでそこら辺は心配せずに起用させてもらった。(収穫と課題は)最後追い上げられているときにまだターンオーバーがちょっと多いというのは反省点。ただ少しずつだが集中する、リバウンドを取られないようにというところはしっかりできるようになった。それは継続していければなと思う。(次戦に向けて)一つも落とせるゲームはないので、トーナメントのつもりで戦っていければなと思う。


・ラシード(済3=越谷西)

自分たちが対策してきたこと、監督に言われたことをできたのが勝ちにつながったと思う。(リバウンドは)絶対俺が全て取ろうとそれくらいの気持ちで、それが一番チームの助けになると思った。前回8点差で負けていたのでそこは意識していた。自分が4ピリでフリースローをもらっていて、これを決めないと得失点差で負けると思って意識してプレーした。(次戦に向けて)駒大は3位に付けていて強いチームなので、連勝しているがチャレンジャーの気持ちで頑張りたい。


・古賀(済2=横浜)

1巡目は国士大に序盤からやられていたが、今回は序盤から東洋のペースにしようと積極的に攻めたお陰で、最初から東洋の流れにできた。そのまま最後までいけたのが、勝因としては大きいと思う。(1巡目と2巡目の違いは)1回やっている相手なので、相手の特徴とか得意不得意もある程度わかって臨めた。その不得意な展開にさせるように仕向けたのが、2巡目で勝てた要因。(今試合はひとつ山場だったと思うが)本当にこの試合は大きかった。どのチームも負けられないと思うが、気持ちで今回は東洋大が勝てたと思う。(良かった点と反省点)良かった点は、自分含めて積極的にゴールに向かう姿勢がチームに見てとれたし、決めなきゃいけないシュートを決めることができていたので、そこで差ができたと思う。信長さんから言われた指示を実行できたのが良かった。反省点としては最後の後半にプレスをかけられたが、ターンオーバーが自分含めてあったのでそこを修正したい。(次戦に向けて)どのチームも負けられないので、駒大も全力で来ると思うが、同じ相手に二度負けられない。気持ちで積極的にゴールを狙って勝ちたい。


・上甲(済1=幕張総合)

前回負けたので、今回勝てて得失点差でも勝てたので良かった。(前半は)前半は1年生3人で出ていて、不安だったが1年生でよくつなげたと思う。(勝因は)辛い時間で我慢して、最後に自分たちのバスケで勝ち切ることができたことだと思う。(自身のプレー振り返って)後半に点を決められてチームの勝利に貢献できたと思う。(次戦は)駒沢大は前回悔しい思いをしているので、自分たちのバスケをしっかりやって勝ちたい。


TEXT=稲村真織  PHOTO=土橋岳、外狩春佳、水野桜

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