Article

記事


2018.10.22
アイススケート

[アイスホッケー]東海大に完封勝利! DF千葉も初ゴール決める

平成30年度関東大学アイスホッケーリーグ戦

10月21日(日)東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ

◯東洋大9ー0東海大


[ゴール(アシスト)]

7:34 中村(古川誠、坂本)

12:50 福田(出口、渡邉)

18:42 石橋(所、出口)

28:13 所(出口、猪狩)

32:16 坂本(石倉、古川誠)

35:12 所(出口、石橋)

38:15 所(中村、出口)

53:34 千葉(所)

57:17 出口(奇、石橋)



念願の大学初ゴールを決めたDF千葉


アイスタイムが増えているFW石橋にも期待がかかる



1ゴール5アシストと活躍のFW出口


FW所はハットトリックを達成した



関東大学アイスホッケーリーグ戦(以下、リーグ戦)2次リーグ3戦目の相手は1次リーグで快勝した東海大。スタートから60分間全力で挑み、主導権を握った東洋大が9-0と完封勝利をおさめた。

 

スタートから東洋大が流れをつかみ、果敢にパックをゴールへ運ぶ。しかし、東海大のGK猪村も粘り強い守りを見せ、幾度もシュートを阻む。均衡を破ったのは開始7分、FW古川誠主将(社4=白樺学園)からパスを受けたDF中村(社3=八戸工大一)がロングシュートを放ち先制する。次いでDF福田(社1=日光明峰)のスラップショットが相手GKの肩上をすり抜け2得点目を挙げた。18分にはこの日第一セットに起用のFW石橋(社3=駒大苫小牧)も活躍を見せた。ラインメイトのFW出口(社4=駒大苫小牧)、FW所(社3=駒大苫小牧)と積極的な動きでゴールを狙う。ゴール目の前でFW所とともに相手GKと激しい攻防を見せ、隙間をめがけてFW石橋がパックを流し込んだ。ゴールを決めたのは2年前のデビュー戦以来。トレーニングを一緒にしているというFW所もこのゴールに喜びを見せた。

 

2ピリでも東洋大の勢いは止まらず。体を張ってパックを奪いにいくFW所がゴールを立て続けに決め、わずか10分間でハットトリックを達成。FW坂本(社4=八戸工大一)もゴール際からのシュートで得点し、7点リードで3ピリへ突入。

 

3ピリ前半はいくつもの連携プレーを見せるもなかなか得点に結びつかない。これ以上入れさせまいと東海大の守備も厚くなる。そんな中、得点を決めたのはDF千葉(社2=駒大苫小牧)である。FW所からパックを受け取ると角度のない位置からシュートを放ち大学初ゴールを決めた。2年間の努力が実り、仲間とともに笑顔を見せた。ラスト3分には精巧なプレーでこの試合5得点でアシストをしたFW出口のシュートがゴールネットを揺らした。

 

9-0と無失点で終わったこの試合、DF陣は守備だけでなく攻めの姿勢も緩めることなく得点に絡んだ。GK水田(社3=駒大苫小牧)とGK岩田(社2=武修館)も東洋大のゴールを守り切り完封勝利に貢献。「失点0で終われたことは良かった」と鈴木監督も語った。前日の慶大戦同様にペナルティも少なく抑え、チームは着実に成長している。来月の中大、明大、早大との試合で必ず勝利を勝ち取るために、次回の日体大戦でも確実に勝ち点3を狙う。

 

 

◼︎コメント

・鈴木監督

スタートから足もしっかり動いていたし、全員がチームとしてやるべきことをやってくれたことがいい結果に結びついた。千葉も初ゴールできたのでいい形で終われた。(9得点という結果は)チャンスはあったのでもう少し得点できたと思うが、無失点で終われたことはチームにとって今目指しているホッケーが少しずつできてきている証拠だと感じる。そういう意味では失点0で終われたことは本当に良かった。(次戦にむけて)日体さんは一次リーグでも苦しんだのでどのチームが相手でもうちの力を出しきれるように1週間いい準備をしていきたい。


・FW出口(社4=駒大苫小牧)

相手をリスペクトしていい流れでスタートできた。それが結果につながった。(ゴールについて)スペースがあったので、一人抜いたら絶対ゴールに向かえるっていうのがあった。自分で狙いにいった。(1ゴール5アシストの活躍)結構ゴール前がフリーだったのでそこに出したら味方が決めてくれた。自分のパスよりゴールを決めた人が良かった。(攻撃の手応えは)昨日の試合からいい流れでチーム全体がきている。このまま続けていきたい。(次の試合に向けて)次から絶対に負けられない。絶対勝って再来週の中大戦、明大戦につなげていきたい。


・FW石橋(社3=駒大苫小牧)

(久しぶりのゴールを決めて)うれしい。ゴールしたのはデビュー戦以来。2年前の、1年生の春以来です。普通にうれしい。(アイスタイムが増えているが)彼(所)のおかげですね。毎日一緒にウエイトトレーニングやってもらって、少しずつアイスタイムが増えてきたので。そのおかげです。(次戦に向けて)出たときには得点できるように、頑張っていきます。


・FW所(社3=駒大苫小牧)

(今日3ゴールを決めて)3点とも仲間がいい動きをしてくれた分、僕が空いたり、いいパスをくれたりしたから決められた。(千葉選手の初ゴールは)僕がゴール前にいて、あとは千葉君が決めてくれるだけだった。決めてくれてだいぶうれしかった。(石橋選手の久しぶりのゴールは)今日同じセットで、試合前はいつも一緒にウエイトしたりして、いい友情を築けてるし高校のときからずっと一緒にホッケーをしていたので、ゴール前とか「ガツガツいくぜ」って話をしてた。あのとき(ゴールシーン)も僕ら2人ゴール前でガチガチやってて、その中で拓実(石橋)が決めてくれた。本当に素直に今日一番くらいの良いゴールだったと思っている。(次戦に向けて)しっかり全試合同じ気持ちでゴールにしっかり向かっていくことを忘れず、コーナーや1対1で負けないようにして得点に絡んでいきたい。


・DF中村(社3=八戸工大一)

試合前に監督から言われていた今日の目標がスケート、スケート、スケートと60分間足を動かすということで、それが達成できたから点数に結びついたと思う。(ディフェンス面は)ディフェンスからの攻めを意識した試合展開にしろと言われていたのでそれも点数にあらわれたかと思う。(自身のゴールシーン)狙ってはいなかったが枠をとらえようと思って打ったのがたまたま入ったという感じ。(次戦に向けて)チームが今いい雰囲気なので、相手関係なくこのまま60分間走り続ければまた今日みたいに無失点で終われると思うので、それを心がけて頑張りたい。


・DF千葉(社2=駒大苫小牧)

相手をリスペクトしてみんな60分間全力でホッケーができたのでいい試合だったと思う。シンプルにやろうと思っていたのでシンプルにできてよかった。(大学初ゴール)2年間しっかり練習してきてゴールできたのでよかったです。(無失点だったDF面は)今ディフェンスゾーンの練習をしていて、その結果が出てきているのかなと感じた。(次戦に向けて)次からまた強い相手になってくるので、また練習して頑張っていきたい。


TEXT=伊藤なぎさ、PHOTO=金澤瑞季、川口朋珠、越塚日南