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第94回関東大学バスケットボールリーグ戦
10月27日(土) 江戸川大学駒木キャンパス
東洋大53-79駒大
15|1Q|19
2 |2Q|15
17|3Q|23
19|4Q|22
スターティングメンバー
7 大野太聖
8 古賀森人
11 村上飛雄馬
35 杉田涼
24 ラシード ファラーズ
4Qでは19点中13点をマークした種田
佐久間も積極的にコミュニケーションを取り続ける
創部初となる1部昇格に向け絶対に負けられない一戦の相手は駒大。ともに昇格を目指す相手だけに開始から両者取っては取られのシーソーゲームを繰り広げた。しかし2Q、まさかの2得点のみと急ブレーキ。そのまま点差を縮めることができず、痛すぎる黒星となった。
先制点を奪ったのは大野(文4=市立柏)。続けて杉田(済4=市立船橋)が連続得点と流れに乗る。しかし駒大も得点を重ね、拮抗した試合展開に。その後村上(済3=正智深谷)がドライブでインサイドに切り込みシュートを決める場面もあったが逆転を許し、15-19と4点差で1Qを終えた。まさかの事態に陥ったのは2Q。シュートこそ狙いにいくものの、リングに嫌われる時間が続く。途中上甲(済1=幕張総合)が2点を沈めるも得点はわずかそれだけとなってしまう。その間も駒大のシュートは入り続け、最終的にダブルスコアの状況で試合を折り返した。
点差を縮めたい東洋大は3Q開始すぐ、大野がドリブルで相手DFを引きつけると同時に外にいた村上にパス。そのまま村上が放ったシュートはリングに吸い込まれ3ポイントを獲得と幸先の良いスタートを切る。また4Qでは「外から得点を取る練習をやっていた」という種田(法1=甲府西)が連続3ポイントを決めるなどチームに貢献するも駒大には届かず敗戦となった。
今戦では、「リバウンドも相手に結構取られていた」と佐久間(済4=東海大相模)も振り返る様に試合を通しリバウンドを相手に奪われるシーンが多く見られるなど、自陣でのミスが響く結果となった。1部入れ替え戦へと望みをつなぐには、残り2戦での勝利は必至である。今戦での反省を踏まえ、目の前の一戦に臨んでゆく。
▪コメント
・佐久間(済4=東海大相模)
勝ちたかった。信長さんも言っていたが、駒大との戦いじゃなくて審判との戦いみたいになっていたので、自分たちのやるべきことっていうのができてなかった。リバウンドも相手に結構取られていて、チームとしても17本くらい負けてるということだったのでリバウンドの差は大きいと思う。自分たちは他の11チームに比べてスリーっていうのがないので、ないなりにディフェンスからのブレイクで持っていったりしていたが、今日はあんまり走れてなくてディフェンスも機能していなかった。機能していた時間も継続できてなかったので、できていれば変わったかもしれない。(次戦に向けて)2試合勝てば他のチーム次第になるが上の入れ替えも狙えると思うし、逆に2つ負ければ下の入れ替えも見えてくると思う。そのためにも明日順大は前回負けているが、全然勝てると思うので、今日のリバウンドの部分と入りを意識して絶対勝ちたい。
・種田(法1=甲府西)
今日の試合は一部の入れ替え戦につながる大事な一戦だったが、負けてしまって厳しくなってしまった。最近自分はあまり試合に出られていなかったが、しっかりやれてよかった。(4Qの連続スリーについて)最近練習でも外からシュートを打つ役をやらせてもらっていて、東洋大はシューターがいないので、そこで自分がポジションを獲得していけるように頑張りたい。(反省点は)今日はディフェンスから崩れてしまったので、そこを次の試合では入りからしっかりできるようにしたい。(次戦に向けて)明日誕生日の子がいるので、その子のために頑張っていきたい。
TEXT=渡部穂乃花 PHOTO=水野桜、外狩春佳、土橋岳