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第92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(後期)第19節
11月3日(土) 東金アリーナ陸上競技場
東洋大2-1流経大
積極的に声を掛け指示する高橋
1対1の駆け引きも冷静な判断力で対処する
負ければインカレ出場が厳しくなる重要な一戦、流経大相手に苦戦を強いられる状況を打破した先制点は高橋(国4=FC東京U‐18)のアシストによって生まれた。
序盤から流経大にペースを握られひたすら我慢を強いられる中、後半に入り高橋の名アシストが光った。66分、高橋が相手の隙間を抜き繰り出したパスに小林が合わせる形で得点。見事先制ゴールを演出してみせた。勢いを絶やさぬままに、81分に獲得したCKでは「ニアに蹴って逸らすというのは狙っていた」という言葉通り、狙いを定めて蹴ったボールが相手のオウンゴールを誘発。高橋の全得点に絡む活躍により、試合は2-1の勝利で幕を閉じた。
第16節の明大との対戦では得点に絡むことを自身の課題として語っていた高橋だが、前節に引き続き今節で3度ものゴールアシストを記録している。劇的なまでの速さで進化を遂げた高橋に対し、古川監督も「集大成になって、チームの心臓の役割をしている」とチームへの貢献を絶賛した。今節の勝利でいよいよインカレ出場が現実味を帯び、勝利への期待がかかる次節の試合へ向けて「ここからは勝ち点3しか自分たちには必要ない」と力強く意気込んだ高橋。この勢いを絶やさず勝利を続けるために、高橋の更なる進化に期待したい。
■コメント
・高橋(国4=FC東京U‐18)
[次戦試合予定]
第92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(後期)
第20節 11月11日(土)vs桐蔭大
県立保土ヶ谷公園サッカー場にて 11:30キックオフ
TEXT=牧田のどか PHOTO=美浪健五、牧田のどか