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第96回全国学生相撲選手権大会
11月3日(土) 両国国技館
1日目 個人戦
準優勝 中嶋
第3位 城山
ベスト16 西野
ベスト32 白石、宇佐見、重松、久保、深井
準優勝した中嶋(左)と3位入賞した城山(右)
相手と組み合う中嶋
果敢に攻め込む城山
全国学生相撲選手権大会(以下、インカレ)の個人トーナメント戦が行われた。東洋大は予選に出たメンバー全員が決勝トーナメントに進むという好スタートをきった。結果は、中嶋(法4=愛工大名電)が準優勝に、城山(法3=金沢市工)が3位入賞を果たした。
準決勝、城山の対戦相手は後に今大会で優勝を果たした菅野(中大)。相手は自分よりも年下の2年生ということもあり、「すごくもったいない」この試合を城山はそう振り返る。一度は押し出し勝ったようにみえたものの、相手に粘られ寄り切られて3位入賞。これまで負けたことのない相手に「逆に勝てそうな相手だから先を見てしまって、欲張ってしまった」と反省する姿も見られた。
一方の中嶋は、準決勝で宮崎(日大)と対戦。相手に組まれるが耐え、寄り切りで見事に決勝進出を決めた。この一戦について、「距離を取っておきたかったが上手くかわせた」と振り返り、自らの得意な展開ではなかったが見事に勝利を収めた。
決勝では、「上手をとってくるんだろうな」と意識していたという中嶋。結果は悔しくも上手を取られ、投げられると優勝に一歩届かず、準優勝となってしまった。優勝はできなかったものの「自分の相撲が取れた」と結果に満足している様子もみられたが、この負けには「足がもう一歩でなかった」と悔しさを表している様子もうかがえた。
個人戦、予選トーナメントに出場した全員が決勝トーナメントに上がるという好調をみせた東洋大。この先、4年生にとっては大学生として相撲をとる機会は少なくなっていく。その中の一つ、残る天皇杯では、「なんとか決勝に上がって頑張りたい」と中嶋が言うように、それぞれの目標に向けいい結果で終われるように備えるのみだ。
■コメント
・中嶋(法4=愛工大名電)
インカレは特別な試合で、
・城山(法3=金沢市工)
(試合を振り返って)もったいない。すごくもったいない。(
TEXT=廣瀬璃子 PHOTO=永田育美、水野桜