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2018.11.05
相撲

[相撲]個人戦で中嶋、準優勝!城山、3位入賞を果たす

第96回全国学生相撲選手権大会

11月3日(土) 両国国技館


1日目 個人戦

準優勝 中嶋 

第3位 城山 

ベスト16 西野

ベスト32 白石、宇佐見、重松、久保、深井




準優勝した中嶋(左)と3位入賞した城山(右)


相手と組み合う中嶋



果敢に攻め込む城山



  全国学生相撲選手権大会(以下、インカレ)の個人トーナメント戦が行われた。東洋大は予選に出たメンバー全員が決勝トーナメントに進むという好スタートをきった。結果は、中嶋(法4=愛工大名電)が準優勝に、城山(法3=金沢市工)が3位入賞を果たした。

 準決勝、城山の対戦相手は後に今大会で優勝を果たした菅野(中大)。相手は自分よりも年下の2年生ということもあり、「すごくもったいない」この試合を城山はそう振り返る。一度は押し出し勝ったようにみえたものの、相手に粘られ寄り切られて3位入賞。これまで負けたことのない相手に「逆に勝てそうな相手だから先を見てしまって、欲張ってしまった」と反省する姿も見られた。

 一方の中嶋は、準決勝で宮崎(日大)と対戦。相手に組まれるが耐え、寄り切りで見事に決勝進出を決めた。この一戦について、「距離を取っておきたかったが上手くかわせた」と振り返り、自らの得意な展開ではなかったが見事に勝利を収めた。

 

決勝では、「上手をとってくるんだろうな」と意識していたという中嶋。結果は悔しくも上手を取られ、投げられると優勝に一歩届かず、準優勝となってしまった。優勝はできなかったものの「自分の相撲が取れた」と結果に満足している様子もみられたが、この負けには「足がもう一歩でなかった」と悔しさを表している様子もうかがえた。

 個人戦、予選トーナメントに出場した全員が決勝トーナメントに上がるという好調をみせた東洋大。この先、4年生にとっては大学生として相撲をとる機会は少なくなっていく。その中の一つ、残る天皇杯では、「なんとか決勝に上がって頑張りたい」と中嶋が言うように、それぞれの目標に向けいい結果で終われるように備えるのみだ。


■コメント 

・中嶋(法4=愛工大名電)

インカレは特別な試合で、悔いのない相撲はとれたと思う。基本いつも楽しく相撲をしていて、負けたからとかそういう感情は持っていない。もちろん優勝出来たらベストだが、自分の相撲を取れてベストを尽くせたので、この結果に満足している。決勝は立ち当たってくるのは分かっていた。上手が向こうは大きいので、上手をとってくるんだろうなと意識して、自分はついていって隙があればと思っていた。途中までは良かったが、足がもう一歩でなかったところが悔いが残る。(準決勝について)組んでしまったので、距離を取っておきたかったが、上手くかわせたかなと思う。チームとして団体戦が本番なので団体戦に向けてしっかりしていきたい。最後の団体なので、この勢いのままいきたい。(東洋どうしの決勝は)借りを返してやろうと思ったが負けてしまったのでしょうがない。団体戦は思いっきり最後泣いて喜べるように頑張ります。(試合を振り返って)あまり調子が良くなくて自分の相撲をあまり取れていなかったが、その中で立会いだけは当たれていたので、強く意識していこうと考えてやっていた。(決勝の相手は)意識せず準決勝、その前の相撲で自分の相撲を取っていこうと思った結果です。(団体戦に向けて)(学生の)勝負なので勝ち負けがあるが集大成なので自分の相撲をとって思い切りやって絶対優勝します。


・城山(法3=金沢市工)

(試合を振り返って)もったいない。すごくもったいない。(昨年と同じ3位だったが)今回は昨年と事情が違うので。年上と年下に負けるのでは悔しさも違いますし、(中大の菅野との)対戦成績も今までは全勝だったので、もったいない試合だった。逆に勝てそうな相手だから先を見てしまって、欲張ってしまったのかなと思う。(明日の団体戦は)団体戦が本番なので、正直個人戦優勝できなかったのはとても悔しいが、団体戦で優勝できれば全部丸く収まるかなとは思う。団体戦3連覇目指して頑張りたい。


 TEXT=廣瀬璃子 PHOTO=永田育美、水野桜

第67回東日本学生相撲新人選手権大会
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