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2018.11.13
アイススケート

[アイスホッケー]早大に敗戦で連勝ストップ 3位で順位決定リーグ戦へ

平成30年度関東大学アイスホッケーリーグ戦

11月11日(日) 東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ



東洋大3―7早大



[ゴール(アシスト)]

18:27 坂元(久米)

25:15 古川誠(阿部、清水)

45:04 福田(中村、出口)



貴重な追加点を奪ったDF福田


DF坂元の得点をチームメイトは称えた


GK水田は猛攻の中好セーブを連発



 予選リーグ最終節、相手は勝ち点1位の早大だ。2次リーグ全勝の勢いで臨むが1ピリでまさかの5失点。執念の得点もむなしく、優勝争いから退く形となった。

 

 「完敗のゲーム」と鈴木監督は試合を振り返る。強敵を撃破してきた上がり調子のチームだったが、予選リーグ首位の早大を下すことはかなわなかった。

 試合開始2分30秒、早大のシュートが決まる。次いで2点目を決められ、はやる気持ちからペナルティが重なりリズムを崩してしまう。立て続けに相手に得点を許し気づけば0―4に。そのなかで1得点目を決めたのはDF坂元(社4=清水・北海道)だ。粘り強くパックを保持したFW久米(社1=駒大苫小牧)のアシストを受けてゴールに叩き込んだ。しかしその直後に早大にまた得点を許して1―5に。4点ビハインドで1ピリを終えた。

 その後も点差を縮めていきたい東洋大は、ひるまずゴールへと向かう。FW清水(社2=白樺学園)、FW阿部(社4=白樺学園)が相手のDF陣を引き付けると、その一瞬の好機を見逃さずにFW古川誠主将(社4=白樺学園)が鮮やかにゴールネットを揺らす。3ピリではPP(パワープレー)の場面でDF福田(社1=日光明峰)のシュートが突き刺さった。

 最後まで退くことなく攻め続けたが、あえなく試合終了。3―7と苦い敗戦となった。


 DF坂元は「1対1とかも全部負けていた」と敗因を振り返った。大きく響いたのは1ピリのペナルティ、5失点だが、その後のピリオドでも早大以上に得点することはなかった。トータルのシュート数でも早大を下回り、自分たちがパックを保持しているときもどこか押されているような形でゲームは展開した。今後の可及的速やかな修正が求められる。


 これで予選リーグを全て終え、東洋大は3位の位置に。次回からは上位4校による順位決定戦が始まる。「3戦全部勝てるように準備していきたい」と語ったのはDF福田だ。優勝自体は消えたものの強敵たちとのビッグゲームは、チームにとって糧となる試合になる。敗戦を力に。順位決定リーグへ向けてチームは進んでいく。



■コメント

・鈴木監督

全体的には1ピリのペナルティが痛かった試合だった。だが1対1で負けていたのでそれが敗因で、今日の試合に関しては完全に完敗のゲームだった。(ディフェンス面に関して)1ピリかなりペナルティでリズムつかめなくて追う展開だった。そこでDFも焦って寄り過ぎた部分も出ていたので、まずは1ピリのペナルティ。そこから1対1で勝てなかったのがすべて。(GKの采配)失点が多くなったので古川駿が悪かったわけではないが、流れを変えるように水田に代えた。水田はすごく好セーブでリズムを持ってくるようなプレーをしてくれたが、そこにプレイヤーが応えられなかった。(柴田選手の復帰戦だったが)コンディションもいい状態ではなかったが、猪狩がゲームアウトした関係でイレギュラーな形でアイスタイムが多くなったゲーム。(順位決定リーグに向けて)今回の敗戦で優勝は厳しい状況になっているが、チームにとって次からの3試合はすごく大切なゲーム。気持ち切り替えてエネルギーもって次の試合に臨みたい。


・DF坂元(社4=清水・北海道)

1対1も全部負けていたし、早稲田の方が足も動いていたというのと、東洋のシュート数も少なかった。(自身のゴールシーンは)0-4の場面で決めて、あそこで流れが変われば良かったんですけど、そのあとすぐ失点してしまった。そこは修正していかないといけない。(今季初ゴールだが)点差がついていたのでうれしいという気持ちはそんなに、という感じ。(ディフェンス面は)みんな1対1負けてて、シュートも多く打たれて、そういうところで失点が増えていったのかなと思う。(2次リーグを振り返って)2次リーグは日体と1点差だったり、波が激しかった。そういう部分でもっと勝ちきらないといけないし、明治に勝ったのは良かったが、また今回の試合で落ちて、そういう波が大きかったかなと思う。(上位戦に向けて)自力優勝は無いが、1試合1試合勝っていって最低でも全日本には出ないといけないと思っている。


・DF福田(社1=日光明峰)

責任のあるプレーがあまりなかったかなと思う。1ピリに4失点してしまったので次からの3試合はそこをなくしていきたい。(自身のゴールシーンの振り返り)PPでいいところからシュートを打てて決まったのでとても嬉しかった。(DF面については)全体的にみんな1対1とかが負けていたので次の試合はしっかりと準備していきたい。(上位戦に向けて)3戦全部勝てるように準備していきたいと思う。


TEXT=外狩春佳 PHOTO=岡村珠里、川口朋珠、越塚日南