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2018.11.13
サッカー

[女子サッカー]チームをより攻めの姿勢に!自らチャンスをつかみにいく牛久保のプレー

第32回関東大学女子サッカーリーグ戦 1部第9節

11月11日(日)東洋大学板倉キャンパスサッカー場 


東洋大0ー2帝平大




                          攻め上がっていく牛久保


                          相手にとられまいと粘る

         




  リーグ戦最終節の相手は、現在リーグ首位の帝平大。結果は0ー2と相手に勝たせる形となった。そんな中、東洋大のシュートチャンスを何度も作り出す活躍をしたのが牛久保(食1=作陽)だ。

  

  前半からなかなか自分たちのペースに持っていけない東洋大。それでも選手たちはボールに食らいつきチャンスをつかもうと相手に向かっていく。17分牛久保が相手のゴールに向かって上がる。しかし、ゴールまで近づくことができない。28分には、味方からのパスにタイミングが合いシュートのチャンスをつかむ。ゴールになることはなかったものの、これがきっかけでチームはより攻めていくようになった。「自分が決められなかったことが敗因の1つ」と何度も訪れたシュートチャンスをものにできなかったことを反省する姿も見られた。しかし「自分で仕掛けて打開する」と話していたように自ら果敢に攻めていく姿はチームをより活気づけた。

  後半開始から牛久保は攻めていく。51分には牛久保からのパスに塩谷(食1=前橋育英)が合わせるも相手に阻まれてしまう。その後も積極的にボールを取りに行き、味方へのパスにつなげるいい活躍をするも帝平大の守備は固くなかなかシュートまでつながらなかった。「もっと味方に要求すること」を課題としてあげていたが、自分からも積極的にシュートを狙っていく姿がピッチに立っている時間全てで見られた。

  今節でリーグ戦は終わるが、全日本大学女子サッカー選手権大会(以下、インカレ)が待っている。「インカレでは得点すること」と意気込みを語った牛久保。インカレでの彼女のゴールに向かっていき、シュートを決める姿に期待がかかる。



■コメント 

・牛久保(食1=作陽)

立ち上がり早い時間帯に失点をしてしまって、まだ早い時間帯だったので逆転出来ると思って臨んだが自分のところでシュートシーンが多かったにも関わらず、自分が決められなかったのが敗因の1つだと思う。自分がうけたときに周りを使いながらも自分で仕掛けて打開するってことは、パスだけではくずれないと思っていたので自分がドリブルでそこを運べたらという強い気持ちで臨んだ。運んだあとの自分のパスミスだったり、もっと味方に要求することを日ごろから、自分の中でもやっていかないと味方と合わせられなくなってしまうので、自分の要求する声をもっと増やしてかつ仲間の声も聞きながら合わせていきたい。(リーグ戦のまとめ)初めてのリーグ戦で自分的に雰囲気に飲み込まれて思うようなプレーが出来なかった。インカレでは自分が得点してチームに貢献したい。(ポジションが変わることに対して)入学してくるときはFWで出させてもらっていたがサイドもやる機会が増えて自分の中で戸惑いがあったが、どこにでても流動的に動けるような選手を目指して、かつ得点が取れるように前向きに取り組んでいる。(インカレに向けての課題)リーグ戦の後期に失点が多かったのと、リーグ戦を通して、得点力が関東女子サッカーリーグより落ちていたので前線の選手たちのゴール前での崩しとかもっとゴールの意識をあげていくことだと思う。(インカレへの意気込み)リーグ戦無得点で終わってしまったのでインカレでは得点することと、試合にスタメンで出ることを目標に頑張っていきたい。


TEXT=廣瀬璃子  PHOTO=金澤瑞季