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第92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(後期)第20節
11月11日(日) 県立保土ヶ谷公園サッカー場
東洋大0-0桐蔭大
競り合いの場面で強さを見せた浦上
最終ラインから試合をつくる
0-0に終わった桐蔭大戦。DFの浦上(国4=大宮Y)は相手の攻撃を完璧に抑え込むと無失点に貢献し、貴重な勝ち点1を積み上げた。
前半から高身長FWを狙ってロングボールを送る桐蔭大。しかし「競り合いは強いと思っていたが、そこは自分と土田(国2=大宮Y)でカバーできていた」と土田とのコンビで上手く対応し、相手の攻撃を封じる。また、1対1の場面では試合を通して負けなしと圧巻のディフェンスを見せた浦上。「土田と松本(国3=柏U-18)には後ろが崩れないように集中しろとは常に言っている」とディフェンスリーダーとしての役割を果たし、クリーンシートに貢献した。
これで8戦負けなしとなった東洋大。8試合中3試合が0-0と、攻撃陣が点を取れない試合で相手の攻撃を0点に抑え勝ち点を積み上げている。浦上は「全員が体張って最後の部分でやらせないところができているので失点も減っているし、負けないという部分につながっている」と守備陣の好調の要因を語る。この試合でも押し込まれる時間帯こそあったものの、守備に人数をかけ決定機は与えなかった。
勝ち点3こそ奪えなかったものの、最低限の勝ち点1を積み上げインカレ圏内の7位をキープ。次戦の法大に勝利すればインカレ出場へ大きく近づく。それでも浦上は「しっかり足元を見つめ直して練習からやっていきたい」と気を引き締めた。前期リーグでは2失点を喫しており、引き分けに終わっている。今度は浦上が法大を抑え、チームに勝ち点3をもたらす番だ。
■コメント
・浦上(国4=大宮Y)
勝って上のチームにプレッシャーをかけたかった。最低勝ち点1を獲ろうと話していたので、この結果をポジティブに捉えていきたいと思う。でかい分、競り合いは強いと思っていたが、そこは自分と土田でカバーできていたし、星夢と坂本もカバーしてくれた。逆にファーストで自分も土田も負けてなかったのでそこは良かった。今負けなしできているのは全員が体張って最後の部分でやらせないところができているので失点も減っているし、負けないという部分につながっていると思う。前が点を取って後ろが0で抑えたらベストだが、自分ら守備陣というのはいかにゲームをコントロールして、前の選手のことを信じて0で抑えていけばなにかあると信じながらやっている。土田と松本には後ろが崩れないように集中しろとは常に言っているので、自分たちは信じてやっていければいい。勝ち点が詰まっている中で、勝てばインカレに近づくことができるが、しっかり足元を見つめ直して練習からやっていきたい。
[次戦試合予定]
第92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(後期)
第21節 11月17日(土)vs法大
相模原ギオンスタジアムにて 14:00キックオフ
TEXT/PHOTO=土橋岳