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2018.11.19
サッカー

[男子サッカー]守護神松本の活躍でインカレ出場に王手をかける

第92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(後期)第21節

11月17日(土) 相模原ギオンスタジアム


東洋大0-0法大



風の影響を受けながらも正確にボールを運んだ


後ろから声を出す松本


※掲載が遅くなり申し訳ございません。


 前節に引き続きスコアドローで勝ち点を分けあった法大戦。2試合連続無失点の裏にはGK松本(国3=柏U-18)の存在が欠かせない。


 ゲーム開始早々、相手にCKのチャンスを与えてしまう。固い守備によりピンチを凌ぎ、「そこで失点しなかったのはゲームの流れを作る上で良かった」と振り返った松本。クロスボールを狙った攻撃で前、後半共に攻め込まれる展開が続いたが、ゴールネットを揺らさせることはなかった。東洋大もピッチを広く使い素早いパスで攻めるも、ゴールが遠くスコアドローで試合は終了した。


 松本は積極的に声をだし後ろからコミュニケーションをとり連結を図る。特に後ろの選手とは密に話す。ディフェンスリーダーの浦上(国4=大宮Y)と「集中力を切らさないように」と常に意識する。無失点で抑えるも自分自身のプレーに満足はしていない。「後ろの選手を動かし相手にチャンス自体を与えないこと」と日々の目標を語った。


 後期リーグ戦の初戦に負けたきり、9試合黒星がない東洋大。着々と勝ち点を積み重ねている。次戦の最終節の結果次第で全日本大学サッカー選手権大会(以下、インカレ)の出場が決まる。引き分けでもほとんど出場は決まるが、「勝ち点3を取りに行く」と松本。7位までが出場圏内であるインカレ。昨年度は8位と惜しくも出場を逃した東洋大。今季の目標である初のインカレ出場へ。松本の守りに期待がかかる。


■コメント

・松本(国3=柏U-18)

他の試合の結果次第で今節勝てばインカレが決まる試合だったので、正直勝ち点3が欲しかったというのはあるが、後ろから守備から入って失点せずに勝ち点1を積み上げられたのは結果的に良かったと思う。入りがあまり良くなくて開始直後にピンチを迎えたが、そこで失点しなかったのはゲームの流れを作っていくうえで良かったと思う。まずはしっかり後ろが集中を切らさないように抑えれば勝ち点1は取れるし、前線が点を取ってくれて後ろが抑えれば勝ち点3が取れる。センターバックのにきくんとかはよく自分に(集中を)切らすなよと声かけてくれる。そこで自分も90分間集中を切らさずにできているし、色々な選手が集中することで今現在失点があまりない状態でいけていることにつながっている。(毎試合の目標は)1番の目標は失点しないということをまずは1番において、その中でいかに自分がミスをしないかとか、DFら選手をしっかり動かして相手に決定的チャンスを与えないなどチャンス自体を与えないことが1番いいことだと思う。(2試合連続無失点だが)個人の内容としては満足できる内容では、なくいいところもあまりないと思うが、課題がたくさんあるなかで失点していないというのは、後ろの選手に助けられている部分がある。(最終節に向けて)結果次第では引き分け以上、負けても行ける可能性があるが余計なことは考えずに、しっかり勝ち点3を取るということを共有して、次の試合が今シーズン最後の試合にならないように全力で頑張りたいと思う。


[次戦試合予定]

92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(後期)

22節 11月24日(土)vs国士大

栃木市総合運動公園陸上競技場にて 14:00キックオフ


TEXT=鶴田華穗 PHOTO=牧田のどか