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2018.11.24
アイススケート

[アイスホッケー]光る好セーブ!首位早大に大勝

平成30年度関東大学アイスホッケーリーグ戦

11月23日(金) 東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ

 

東洋大6―2早大

 

[ゴール(アシスト)]

4:35   石橋(出口、福田)

26:30   阿部(清水、佐藤)

29:02 渡邉(久米、出口)

51:20 所(武部、柴田)

58:47 久米(石橋)

59:39 古川誠(清水、佐藤)


ゴールを死守したGK古川駿


FW石橋は先制点を決めた


追加点でリズムを作ったFW阿部


FW久米はひたむきな姿勢でチームを鼓舞した


勝利の喜びを分かち合った



※掲載が遅くなり申し訳ございません


 順位決定リーグ2戦目は、現在勝ち点トップを走る早大だ。試合結果によっては早大の優勝が決まるという状況の中で東洋大は好調なプレーをみせ、流れを引き寄せた。相手に主導権を与えずに6―2と快勝。“強い東洋”を彷彿させる一戦となった。

 

 予選リーグで2回とも敗戦を喫してしまった早大との再戦。先にゲームを動かしたのは東洋大だった。FW出口(社4=駒大苫小牧)が相手を引き付けてFW石橋(社3=駒大苫小牧)にパス。相手の選手たちをかわしてシュートを放つと、ゴールネットを揺らして先制点を得た。その後も勢いは止まらず2ピリでFW阿部(社4=白樺学園)、DF渡邉(社4=日光明峰)が2点、3ピリでFW陣が3点の追加点を奪う。5点目を決めた久米(社1=駒大苫小牧)は「いいところにパスを出してくれた」とチームメイトへの感謝を口にした。

 早大に2点を返されたものの、最終スコア6―2と快勝。重要な1得点目を決めたFW石橋は「シンプルにうれしい」と勝利に喜びをみせた。


 今回の勝利に欠かせなかったのはGK古川駿(社4=八戸工大)の存在だ。早大の猛攻を好セーブでしのぎ、失点を最小限に抑えた。鈴木監督も「ピンチもあったが要所でスーパーセーブを見せてくれた」とGK古川駿を評価。チーム内で選出しているMVPにも選ばれたGK古川駿は「本当にうれしかった」と語ると同時に、「このくらいのプレーを毎回続けていかなければ」と気を引き締めた。


 次戦はいよいよリーグ最終戦だ。勝敗による順位の変動はないものの、チームにとって重要な試合であることに変わりはない。FW阿部は「インカレに向けてつながる試合をしてしっかり勝って終わりたい」と次戦への意欲を見せる。勝って次の舞台に向けて弾みをつけたいところだ。




◼コメント

・鈴木監督

上位戦に入ってからうちにとって大切なゲームだってことを話し続けていた。しっかり早大の対策としてブレイクアウトをずっと取り組んできていたが、そこをしっかりDFがいいブレイクアウトからいい攻めにつなげてくれて、ゲームプラン通りのいいゲームができた。(今までの早大戦との違いは)特にやっぱりブレイクアウトと、あとはニュートラルゾーンのリグループ。そこの改善が今日のゲームにつながった。攻め出しのところで相手のプレッシャーに引っかかっていたので、それを改善できたのが今回の勝因だと思う。(頑張ってくれた選手は)選手が選ぶゲームベストプレイヤーには古川駿が選ばれた。駿がピンチもあったが要所でスーパーセーブを見せてくれたので、そこでいいリズムをキープできたんじゃないかと思う。(次戦に向けて)リーグ戦で色々勝ったり負けたり勿論あったが、早大に勝てたということで全チームから白星を挙げているし、最後の中大戦しっかりいいゲームで締めくくって、インカレ行く時には胸を張って優勝目指すと言えるように、次のゲームすごく大切だと思うので、また一日ゆっくり休んで準備して全力で戦っていきたい。


・GK古川駿(社4=八戸工大一)

全日本への出場資格である2位にもなれないですけど、東洋が早稲田に勝って明治が中央に勝てば早稲田は明治と同じポイントに並ぶので、全力で早稲田の邪魔をして、このリーグ自体を面白くしてやろうという気持ちを持って臨みました。早稲田は春と比べて本当に強いチームに成長していて、秋の2試合とも負けたが、今年から決勝リーグが新しく始まってもう一回早稲田とやれるチャンスがあり、そこでリベンジしてやろうという気持ちで戦った。本当に今日は東洋らしいホッケーを最初から最後まで続けることができたので、この点差で勝つことができたし、このホッケーを続けていきたい。(今日のチームMVPに選ばれて)久しぶりにMVPをもらって本当にうれしかったのと、このくらいのプレーを毎回続けていかなければと思った。(次戦に向けて)中央戦は個人的には相性が良いですし、ライバルだと思ってずっと戦ってきたGK金子将太朗(中大)が相手なので、秋リーグの最終戦は絶対に勝って終わりたいと思う。


・FW阿部(社4=白樺学園)

早稲田は秋リーグ2戦してどっちも負けてるということで、自分たちの順位は勝っても負けても変わらないけど、インカレにつなげてしっかりやるというのをスタッフからも言われていた。そういった気持ちをもって戦えた結果、すごくいい形で勝てたのですごい良かった。最初からすごくいい流れで、キーパーもしっかり守ってくれて、キルプレーの場面もすごく多かったけど、みんなキーパーにシュート届かせなかったりだとか体張ったプレーをしていて。そういうのが重なって(序盤の)失点はなかった。(ゴールは)ゴールの前にノーマークのレシーブミスをしてチャンスを逃したけど、すぐにFW清水(社2=白樺学園)からいいパスもらって、どこからでもシュートを打つというのはこの1週間の練習でもスタッフから言われていた。あの場面でもらってシュートというのも考えていたのでそれがいい形になって良かったと思う。(負ければ早大の優勝が決まる場面だったが)正直、早稲田に優勝を獲られたくないっていうのはあったので、それが勝ちという結果になって目の前で喜ばれなくて良かった。(リーグ戦最終戦に向けて)次も順位は変わらないし、だからといって適当にやるのではなく、インカレに向けてつながる試合をしてしっかり勝って終わりたい。


・石橋(社3=駒大苫小牧)

全体的に東洋大が目指しているホッケーができたので良かったと思う。(ゴールシーン振り返って)早いフォアチェックで相手にプレッシャーをかけて生まれたゴール。チームとしてとしていい形でゴールできた。(今期リーグ戦未勝利の早大への勝利は)シンプルにうれしい。本来なら勝つべきなのでそれは今後インカレでも勝ちます。(次戦に向けて)もちろん東洋大らしいホッケーをして勝つ。インカレに向けていい勝ち方ができるように頑張る。


・久米(社1=駒大苫小牧)

早大戦ここまで負けていたので、秋リーグラストチャンスで勝ちにいく気持ちだった。勝てて良かった。(ゴールシーン振り返って)味方がいいところにパスを出してくれた。それを走って頑張って取った形。(今期リーグ戦未勝利の早大への勝利は)これまで早大のプレースピードやプレッシャーの早さで圧倒されていてうまくプレーさせてもらえなかった。決勝リーグに来て東洋大のホッケーができてうまくいった。早大にも勝てて良かった。(次戦に向けて)次が秋リーグ最終戦。セットとか変わったりしてるがその中でも自分の全力を出せたらいいなと思う。


TEXT=外狩春佳 PHOTO=金澤瑞季、川口朋珠、越塚日南