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2018.12.01
硬式野球

[硬式野球]大学日本代表候補選手強化合宿・1日目

大学日本代表候補選手強化合宿・1日目


12月1日(土)   松山坊っちゃんスタジアム


今合宿に集まったメンバーたち(佐藤は前列右から4人目)


シートノックでは主に一塁を守る


キャッチャーとしても肩の強さを見せた


打撃練習中の佐藤


3日間にわたり愛媛県松山市にて行われる大学日本代表候補選手強化合宿がスタートした。東洋大からは、佐藤(法3=聖光学院)がこの合宿に2年連続で参加している。



   この日は午後から練習を開始し、キャッチボール、トスバッティング、シートノック、ピッチャーを含めたフィールディングなどを行なった。佐藤はシートノックでは主に一塁手としてノックを受けたが、捕手として二塁への送球練習も行い、打撃練習で自身の練習が終わると左翼の守備につくなど、さまざまなポジションをこなした。


    総勢39名が参加している今合宿。東都大学リーグからは佐藤、糸川(立正大)、小川(国学大)、内山(中大)、牧(中大)、若林(駒大)、高部(国士大)の7名が参加している。前回の侍ジャパン大学代表から引き続き選ばれたのは佐藤、藤野(立教大)、海野(東海大)の捕手3名。他には新たに戦力になり得る選手が選出されている。生田大学日本代表監督は「都志也(佐藤)は肩ですね。外野もファーストもキャッチャーも含めて、肩だけは頭抜けてる。そういう意味でどこをやらせても彼は頑張ってくれるし、持ち味だし特徴」と佐藤の印象を語った。



   今合宿でキャプテンにも指名された佐藤は「統率力とかも含めてやっていきたいし、できることをどんどん教えていきたい」と話す。今までの経験を伝えていく役割も担っているだろう。明日は紅白戦が予定されている。



◼️コメント

・生田勉大学日本代表監督(亜大監督)

経験のあるキャッチャー陣にきていただいて。佐藤、海野、藤野ですね、彼らあたりが引っ張ってくれたのでかなり内容の濃い練習ができたと思います。キャッチャー陣はかなりレベルが高いと思う。捕ってからを測ったら今日は一番速い選手で1.8秒を切って1.7秒台もいました。レベルの高いキャッチャー陣が正捕手を争ってくれたら、他に経験のない選手もまた頑張ってくれるんじゃないかと思っている。今年のエース格だった松本(日体大)、甲斐野(営4=東洋大姫路)などのいいピッチャーがドラフトで選ばれたが、そのピッチャーのボールと今回の3年生以下のピッチャーの力の強さ、圧力の強さを比べて、合宿が終わったらレポートを出してくださいとキャッチャー陣にお願いしているので、どういう回答が返ってくるかも楽しみにしたいと思っている。(キャプテンに選ばれた佐藤選手は)経験があるってことと、同じ東都リーグで彼の行動とかプレーを見ているので、話しやすいし声もかけやすいので今回彼をキャプテンにお願いしました。(正捕手争いで重視している点は)いいピッチャーから点をとるというのがかなり厳しいことですので、バッテリーで失点を少なくするとなったら現段階では、東海大の海野はやはりワンバウンドを後ろにやらない、どんなボールでも前で止めてくれるという信頼感があるキャッチャー。その中で都志也(佐藤)は肩ですね。外野もファーストもキャッチャーも含めて、肩だけは頭抜けてる。そういう意味でどこをやらせても彼は頑張ってくれるし、持ち味だし特徴だと思っている。今後はいろんなポジションがあると思うが、中心となって頑張ってほしい。


・佐藤(法3=聖光学院)

今までの経験を生かして、今回キャプテンをやらせてもらっているので統率力とかも含めてやっていきたいし、できることをどんどん教えていきたい。後輩も多いですし自分らが一番上なので引っ張ってくっていうか。ジャパンに選ばれたという名目は関係ないが、ジャパンとして行ってきたことを生かしてやっていこうかなと思う。(今日の練習を振り返って)今日は練習だけだったが、移動のあとだったので体もちょっと重いなと思ったりもするがそれではこれからジャパン選ばれたときに対応できないと思うのでその調整法を見つめ直していきたい。(いろいろなポジションにつきましたが)それが自分のポジションというか。ここにきたら。キャッチャーだけじゃないので、やることをしっかりやれればと思う。(善波会長や生田大学代表監督からは)経験を生かして、どういうピッチャーが通用するのかどういうピッチャーのほうがいいのかというのを教えてというふうに言われたので、これから紅白戦入ってくるのでそういうところも見ていけたらいいかなと思う。(明日の紅白戦に向けて)結果というよりも、やれるということ。自分がこれだけできますというのをアピールできたらと思う。


TEXT/PHOTO=川口朋珠