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大学日本代表候補選手強化合宿・3日目
12月3日(月) 松山坊っちゃんスタジアム
フリーバッティング中の佐藤
選手間で情報交換をする姿が多々見られた(左から牧(中大)、若林(駒大))
3日目は降雨のため、午前9時から野手陣は室内練習場でノックや打撃練習を行い、投手陣は室内プルペンで投球練習を行ったり、トレーニング室で汗を流したりするなどして最終日を終えた。
佐藤(法3=聖光学院)はプルペンで東海大の原田の球を受けるなどしてから、室内練習場に移り、打撃練習を行った。上武大の古川とのトスバッティング中にバッティングについて尋ねる姿も見られ、佐藤は「自分に合ったものを自分のものにしていけたら」と振り返った。
午前10時半ごろ練習を終え、生田監督は「『必ず日の丸を背負って俺たちは戦うんだ』という強い意識を持って、頑張っていただきたい」と選手たちを激励し、合宿は終了した。また、佐藤を含めた捕手陣の肩に関して「トップレベルだった」と生田監督は口にした。来年夏には日米大学野球の日本での開催が予定されている。今合宿で得た経験を各々のレベルアップの糧として胸に刻み、それぞれのチームに戻っていった選手たち。来年に行われる選考合宿では、さらに成長した姿を見せるだろう。
◼️コメント
・生田勉大学日本代表監督(亜大監督)
若い可能性のある選手がいたということは大収穫です。リーグ戦や神宮大会が終わり、授業を中心にやっている割には、皆さん体が動いていました。いい合宿になったと思います。脚力や肩でいうと今年の選手の方がレベルが高い。高校選抜と神宮でやったときに、大学生と高校生では肩のレベルが全く違った。確かに高校生にもいい選手がたくさんいたと思うが、肩に関してはやはり大学生のほうがワンランク、ツーランクくらい上だったような気がします。秀でたものに魅力を感じるので、"三拍子"と言いますが、その中の二つでも光っていれば。一つだとまだまだかなという感じ。DHならそれでもいいんですけど、打って守って走ってとなると三拍子のうちの二拍子はずば抜けてほしいという願望がある。キャッチャー陣に関しては実践を別にしても、肩に関してはたぶんトップレベルだったと思います。
・谷口選考委員(上武大監督)
(佐藤選手とは)東洋大の後輩ということで話しますが、プレーの話はあんまりしてないですね。東洋の野球部の話が多いですかね。本当いい選手ですよ。
・佐藤(法3=聖光学院)
この合宿に来ている人がキャプテン経験者であったりしたのでやりやすかった。(キャプテンとして意識したことは)去年もこの合宿を経験しているので、経験できてない人のその緊張をほぐすっていうか。ベストなプレーをしてもらいたかったのでそういう環境づくりをしようと思って積極的に声をかけたりしていました。ほぼ全員と喋ったかなと思います。(ピッチャー陣の球を受けて)やはり力強い球を投げるピッチャーとかそれぞれの特徴が多々あった。去年はファーストで参加していたのであまり分からないが、打席に立っての印象と捕ってみての印象はとても良いイメージでした。(打撃について収穫はあったか)後輩や同期関係なくいろんな人にどういう意識でバッティングしているのかや、待ち方であったり配球的な部分も聞けた。その中で取捨選択して自分に合ったものを、自分のものにしていけたらと思う。(日米大学野球に向けて)去年の悔しさもありますし、日本開催ということなので余計に負けられない。代表に選ばれたときには頑張っていきたいと思う。選ばれることがベストだと思うので、代表に入ってプレーして、レギュラーで優勝というか、勝ち越して全勝するくらいの気持ちを持って、あとは自分がこれからどれだけやっていくかだと思っている。
TEXT/PHOTO=川口朋珠