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12月25日から北海道で日本学生氷上競技選手権大会(以下、インカレ)が行われます。そこで、インカレ直前特集と題してスポトウが選出したチームのキーマンたちにインタビューを行いました。今回はGK古川駿選手です!
GK古川駿の好セーブで幾度も厳しい局面を切り抜けてきた
関東大学アイスホッケーリーグ戦(以下、秋リーグ)では全17試合中15試合に先発として出場。GWS(ゲーム・ウイニング・ショット)までもつれ込んだ中大、明大との試合でも最後までゴールを守り切り、チームの守護神としてなくてはならない存在です。1年生から試合に出ている古川駿選手に秋リーグの振り返りから、最後の大会であるインカレに向けて思いを伺いました。(取材日・12月7日、聞き手・伊藤なぎさ)
――まず、秋リーグを振り返っていかがですか
4年間やってきて一番安定したプレーができたリーグだったんですけど、個人としてもチームとしても結果がついてこなかった大会でした。
――勝てなかった敗因は何だったと感じますか
個人的に思うのは、秋リーグ17試合全部で安定したプレーがチームとしてできていなくて、基本的にはスタッフや選手が言っているように東洋は強いと思うんですけど、何試合かに1回気の緩みが出ていて、そこをつかれて法大だったり、予選リーグの早大に負けたりして勝ち点を積み重ねるところができなかったのが敗因だと感じています。
――そんな中でも明大に勝利したり、中大とは大差で完封勝利を収めたりする試合もありました
どのチームにも勝てるチームだし、逆に他のチームも力をつけてきていて明大、中大、早大以外にも負ける可能性があるっている大学の状況なので、面白い秋リーグだったと思うし、インカレでもレベルの高い試合ができると思うので楽しみです。
――印象に残っている試合はありますか
秋リーグ2巡目の明大との試合です。明大にはずっと勝てていなくて春は勝てたんですけど、スタートは水田(社3=駒大苫小牧)でいって僕は最後しか出てなかったので、最初から最後まで出て初めて明大に勝つことができたという試合で印象に残っています。
――フェイスオフの前にドリンクを飲んでからゴールネットの右側を滑るのは習慣ですか
去年の秋リーグの後半くらいから始めたルーティンというか、基本的にDゾーンのフェイスオフのときに急かされてポジションにつくのがあまり好きじゃなくて、自分のリズムでプレーするために水を飲んでからフェンスのほうまで滑るという自分のリズムを決めて毎回リフレッシュしてからフェイスオフのポジションにつくようにしています。
――breakaway111号にチーム内で体力(陸トレ)ナンバー1と記載されてました。プレーヤーのほうが試合中動いていて体力があるような気がするのですが...
意外とキーパーのほうが体力あって。(笑)よくわかんないですけど他の大学でも中大の金子や明大の磯部とかすごく走れるキーパーがいて、僕も不思議に思ってます。(笑)
――最上級生として3人の後輩ゴーリーは
みんな一生懸命で、キーパーという少し変わったポジションで普段から4人で頑張っています。すごくいいキーパーたちが下にいるのでいい競争もできているし、インカレが最後の大会になるので僕からも知識や試合中守っているときの姿などをみせてなにか残せたらいいかなと思います。
――4年間試合で活躍されていますが、ラストイヤーの今年の心境はいかがですか
次の大会が最後というのはすごく早いなと感じていて、まだ優勝一度もできてないのでもちろん優勝を目指して戦うのと、この大会でいい結果を残して次のレベルにいい形でステップアップしていきたいと思っています。
――注目してほしいポイントは
全部のプレーです。僕を注目してもらえたらうれしいです。
――インカレで勝ち進めば準決勝で中大、決勝では早大か明大と戦うことになります
そこいく前にも法大という秋リーグでも負けた相手がいるので一つずつ勝って、一試合一試合全力でプレーしてその結果優勝という形がついてくるように悔いの残らないようにプレーしていきたいと思います。
――では最後に、インカレへの意気込みをお願いします
最後の年、優勝して卒業します!
古川駿選手、ありがとうございました!次の特集もお楽しみに
GWSまでもつれ込んだ明大戦では功績を称えあった
◆古川駿(ふるかわ・しゅん)
学部・学年・出身校/社会学部・4年・八戸工大一
身長・体重/181㌢・75㌔
生年月日/H8・8・29
血液型/O型
好きな芸能人/桃月なしこ