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2019.03.19
硬式野球
[硬式野球]スポトウが選ぶHonda戦のMVP〜超重量級1番・山田目覚めの2発〜
春季オープン戦でその日活躍した選手をお届けするスポトウが選ぶMVP。昨季逃したリーグ優勝・悲願の日本一を手繰り寄せるのは誰か。どこよりも早くリーグ戦のキーマンたちを紹介する。
両軍合わせて5本の本塁打が出る空中戦となったHondaとのオープン戦。最終回までもつれる試合展開となった。第9回はこの日2本の本塁打を放った山田(総4=桐生第一)。
1発目は2点ビハインドで迎えた三回。「後ろに同部屋の山田さんがいるのでいい形で回したくて」と語る松本(営1=龍谷大平安)が粘った末に左安で出塁を果たす。山田は駒大出身の左腕・東野(Honda)のスライダーを一振り。「打った瞬間行ったと思った」と語った一撃はそのまま右翼フェンスを越える2ランに。オープン戦初本塁打が同点弾とここ一番で飛び出した。
続く2発目は九回。3対8と後がない状態で打席に入る。「こっちはそんなに。いい当たりだとは思ったんですけど、まさか」と振り返る1本は右翼手が最後まで追い続けるもフェンスいっぱいに入る2点本塁打。この日、山田は本塁打2発を放ち4打点と存在感をいかんなく発揮した。チームはその後主砲の酒巻(営3=成田)が左翼スタンド最深部に叩き込む3ランで同点とする。しかし、最終回に申告敬遠の後、満塁弾を神田(営3=大商大堺)が浴び惜しくも敗れた。
「チームの顔は1番と4番」。これはこの試合の数日前に監督から言い伝えられた言葉。当人同士も「いつかアベック弾を」と言い続けた2人に一発が出た。東都の頂を奪還するべく、超重量打線が暴れ回る。
※学年は新年度のものです。
TEXT=須之内海 PHOTO=斎藤洋