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2019.03.22
硬式野球

[硬式野球]スポトウが選ぶ立大戦のMVP〜主将・佐藤 ここ一番で決勝打〜

春季オープン戦でその日活躍した選手をお届けするスポトウが選ぶMVP。昨季逃したリーグ優勝・悲願の日本一を手繰り寄せるのは誰か。どこよりも早くリーグ戦のキーマンたちを紹介する。


先発の渡邊(総1=報徳学園)が5回無失点の好投見せると、打線も奮起。立大に逆転を許すも再び追いつき、5対4で勝利した。第10回は決勝打を放ったキャプテン・佐藤都(法4=聖光学院)。



   1点ビハインドで迎えた七回。津田(総4=浦和学院)が中前打で出塁すると、続く小川(法3=霞ヶ浦)が相手の失策で塁を進める。4番・酒巻(営3=成田)が左中間に落ちる同点打を放ち、無死二、三塁の好機で打席に入るのは佐藤。変化球を中前まで運び、これが勝ち越しの決勝打に。「酒巻のおかげ」と前を打つ4番に感謝しながら、好機をものにした。数試合前のオープン戦では、好機で打順が回ってきても得点につなげることができなかった。「あとは自分が打てば勝てる」。打てない日もそう思って準備を進めてきた。


   昨夜、悩める中寮で見たのは現役引退を表明したイチロー外野手(シアトル・マリナーズ)の会見。イチローが口にする一言一言を聞いて、「自分が考えていたことがすごくちっぽけなことに思えた」。それもあってか「今日は気持ち的に楽に打席に入れた」と、2打点を記録し勝利に貢献した。


   「ここぞという時に打てるようになりたい」と語る主将。チームの要となり、日本一への道を開く。


※学年は新年度のものです。


TEXT=川口朋珠   PHOTO=須之内海