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第24回東京都サッカートーナメント予選 学生系の部 準決勝
3月24日(日) 早稲田大学東伏見グラウンド
東洋大1-1(PK4ー5)国士大
<得点者>
7分 小林
<出場メンバー>
▽GK
松本健太(国3=柏U-18)
▽DF
朝妻佑斗(国3=大宮Y)→102分 市原亮太(国2=横浜創英)
野崎玲央(国3=大宮Y)
土田直輝(国2=大宮Y)
坂本涼斗(国2=柏U-18)
▽MF
梅津凌岳(国1=京都橘)
長澤昂輝(国2=前橋育英)
坪川潤之(国3=矢坂中央)
横山塁(国1=FC東京U-18)→63分 中村陸(国2=柏U-18)
▽FW
松崎快(国3=大宮Y)
小林拓夢(国3=帝京長岡)
先制ゴールを決めた小林
幾度となくチャンスをつくった松崎
DFながら攻撃の起点にもなった土田
新シーズンになって初の公式戦となった第24回東京都サッカートーナメント予選(学生系の部)の準決勝。7分に小林(国3=帝京長岡)が先制点をあげるも、後半に追いつかれて延長戦も戦い1ー1で迎えたPK戦に合計4ー5で敗北し、決勝進出を果たすことはできなかった。
昨シーズン1部で対戦した国士大に序盤から攻め込むと7分、坂本(国2=柏U-18)がスローインから素早くスタートをして、松崎(国3=大宮Y)ヘ。パスを受けた松崎がアーリークロスをあげるとフリーになった小林が合わせ早い時間帯で先制点をあげる。その後も「サイドの攻撃を多くしようとチームで話していた」と土田(国2=大宮Y)が語るように相手のサイドの背後を狙い効果的にサイド攻撃を仕掛けチャンスをつくるものの追加点は奪えず前半は1点リードで折り返す。
後半開始直後もペースを握り、49分には横山(国1=FC東京U-18)が右サイドを突破、中へ折り返し長澤(国2=前橋育英)がシュートを放つもDFに阻まれる。すると59分へ一瞬の隙を突かれ裏へ抜け出され失点、同点とされてしまう。85分には松崎が中村(国2=柏U-18)とのワンツーで崩し小林へスルーパス。うまく抜け出した小林がシュートを放つも大きく枠を外し、決定機を逃してしまう。試合は20分ハーフの延長へ突入するもそれでも決着はつかずPKへ突入。2本目のキッカーを松本(国3=柏U-18)がストップし流れを引き寄せる。しかし、5本目、6本目のキッカー松崎、野崎(国3=大宮Y)が外し、合計スコア4ー5で敗戦。第99回天皇杯全日本サッカー選手権大会の東京都代表への道は閉ざされてしまった。
古川監督が「今シーズンも厳しい戦いが待っている」と語るように2週間後には第93回関東大学サッカーリーグ戦が始まる。この2週間でチームはさらなるレベルアップを誓い、昨シーズンリーグ開幕戦で大敗した順大相手に勝利を狙う。
■コメント
・古川監督
昨年も1部から2部に降格した慶應大さんとのゲームで今シーズンも同じような設定で降格した国士大さんが相手ということで去年のところですでに簡単なゲームにはならないと選手たちには伝えていたし、その中で幸先よく先制点を取ることができて、こちらのゲームで進めながら前半のところはいけた。ただやはり先制点を与えないということが仮に何かこうミスからの失点なのか自己的な失点なのかあったとしても振り出しの状態でゲームを進めるというのは改めて大事なことだと思った。疲れたあとも相手の方は勢いにのったところで逆転ゴールを与えなかったところでゲームをつくってくれた。
(最終ラインからサイドの裏や、サイドチェンジからのサイド攻撃が多かったが)プレーシーズンのところでやってきたところはある程度形になった部分はあるし、その中で後半の失点するちょっと前のあたりからなかなか自分たちのゲームに持っていけなかったというところでいくと相手が前がかりにプレッシャーかけてきたりしたときに自分たちのところでその中でもやれたりだとか、プレッシャーをひっくり返せるところは作っていかないといけないと思う。国士大はもちろん強いが、1部リーグは同等がそれ以上のチームと対戦するのでその中でもできるようになっていかないいけない。(リーグ戦に向けて)今シーズンも厳しい戦いが待ってると覚悟している。一戦一戦、1ゲームに集中して勝ち点を積み重ねていければと思っているし、昨年のチーム4年生を中心としたチームが後期リーグで自分たちの戦いを示してくれたと思うので、残された後輩たちがしっかり引き継ぎつつ、さらに良いものにしていければいいと思う。もう一戦天皇杯予選を戦ってリーグ戦にそのままの流れでいけるのが一番良かったが、逆に2週間新入生を加えられるレギュレーションになるのしっかりこの2週間でチームを作ってリーグ戦に集中したい。
・小林(国3=帝京長岡)
早い時間帯に自分が点を取ることができたのはリーグ戦に向けていいかなということと、その後に追加点を取れるところも多くあったしそういうところで2点目、3点目というのを狙っていかないと今日みたいな展開になるのかなというのは感じた。(得点シーンを振り返って)(松崎)快が持った瞬間に中が2人入ってたと思うがうまくファーに入れようと思って、丁度ボールが来たので合わせるだけだった。(サイドからの効果的な攻撃が多かったが)このオフ期間の間にどうやって攻めるかというのを去年から積み上げていっていて、うまくサイドのスペースを使って攻略していくというのを今日は結構できたと思うので、あとは最後のクオリティを上げてしっかりゴールにつなげられるようにやっていけたら。あと2週間あるのでいい準備をしていきたいと思う。(リーグ戦に向けて)初戦に去年はつまずいてしまったので今年は1発目の試合から強い東洋を見せられるように、天皇杯は負けてしまったがこの2週間が勝負になってくると思うので、またみんなでいい準備をして顔上げて戦っていきたいと思う。
・土田(国2=大宮Y)
早くに先制できたことは良かったが、後半失点してしまったのが反省点。(土田選手からサイドへのロングフィードが多かったが)国士のサイドバックはサイドハーフに食いつくというスカウティングがあったので、サイドの攻撃を多くしようとチームで話していた。自分からそういったことを発信できたのは良かった。(リーグ戦に向けて)今日はもう切り替えて2週間あるので調整していく。今年のチームの目標として"史上最高"というのを決めているので、それを達成できるようにまだインカレや総理大臣杯などが控えてるので今日の敗戦をきっかけにして頑張っていきたい。
[次戦試合予定]
第93回関東大学サッカーリーグ戦1部
第1節 4月7日(日) vs順大
フクダ電子アリーナにて 14:00キックオフ
TEXT=谷口奏生 PHOTO=稲村真織、谷口奏生