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2019.03.26
硬式野球

[硬式野球]スポトウが選ぶ東海大戦のMVP〜恐怖の7番打者・小峰が同点適時打〜

 春季オープン戦でその日活躍した選手をお届けするスポトウが選ぶMVP。昨季逃したリーグ優勝・悲願の日本一を手繰り寄せるのは誰か。どこよりも早くリーグ戦のキーマンたちを紹介する。


春らしい陽気の中、行われた東海大とのオープン戦は1対9で敗戦。第13回の今回は、唯一の得点をチームにもたらし、好調をキープする小峰(営4=帝京)だ。


   初先発の松澤(営1=帝京)がバックスクリーン直撃の先頭打者弾を浴びた直後の二回。佐藤都(法4=聖光学院)が右安で出塁し、内野ゴロの間に二塁へ進む。ここで打席に向かうのは小峰(営4=帝京)。2ストライクに追い込まれた後の直球を振り抜くと、少し詰まった打球は中前へ。「打席の前に立って直球を狙った」と左投手の内角に見事対応。俊足の佐藤が一気に生還し、一時同点の適時打となった。


   この男の持ち味の一つに、「柔軟性」がある。「慶大戦で試したら良かった」という打撃フォームを、すぐさま自分のものにした。開幕へ向け、「まだ少し時間があるので、引き出しを増やしておきたい」と前を見据える。

   七回にも左前に痛烈な打球を放ち、マルチ安打をマークした小峰。下位打線について「上位打線の調子がいいとチャンスが回ってくる。そこで俺たちが打つという気持ちはもちろんある」と語る。リーグ優勝奪還、全国制覇に向け、恐怖の7番打者の大暴れから目が離せない。


※学年は新年度のものです。

TEXT/PHOTO=齋藤洋