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2019.03.29
陸上競技

[陸上競技]ルーキー児玉、レース2本を制す「ここがスタートライン」

第72回平成国際大学長距離競技会

3月28日(木) 鴻巣市陸上競技場


男子800m決勝

5組

1着 坂本 1'53"00

2着 柴田 1'53"86

3着 齋藤 1'54"17

6着 前之園 2'00"45


男子1500m決勝

6組

8着 坂本 4'05"00

9着 齋藤 4'05"72

15着 柴田 4'10"70

17着 前之園 4'24"86


7組

1着 児玉 3'59"24    

2着 小室 4'02"66    

3着 及川 4'03"37    

4着 前田 4'03"43    

5着 大澤 4'04"12    

6着 小倉 4'06"31   

7着 大沼 4'07"16    

8着 岡里 4'07"31    

9着 杉村 4'07"37    

10着 久保田 4'08"34   

11着 定方 4'09"59   

12着 安川 4'10"22   

13着 清野4'12"02   

14着 中村 4'12"40    

15着 古川 4'14"37    

16着 町 4'15"17   

17着 小田 4'15"75    

18着 山本 4'16"36    

19着 柏 4'18"06    

20着 藤城4'18"31    

21着 田中智4'18"37    

22着 土壁4'20"39    

DNS  柏木

DNS  腰塚

DNS 蝦夷森

DNS 相澤

DNS 今西

DNS 福井

DNS 大森


男子3000m決勝

4組

1着 児玉 8’27”59

2着 吉川 8’28”53

3着 小室 8’36”54

4着 前田 8’37”94    

5着 大澤 8’38”31   

6着 岡里 8’39”20   

7着 及川 8’39”50   

8着 鈴木 8’43”25    

9着 田上 8’44”83    

10着 飯島 8’45”81   

11着 浅井 8’47”27    

12着 定方 8’48”27   

13着 杉村 8’49”51    

14着 山本 8’50”14    

15着 久保田 8’50”39  

16着 柏 8’50”71    

17着 安川 8’52”29    

18着 藤城 8’52”66   

19着 小田 8’53”13    

20着 大沼 8’54”07   

21着 町 8’56”07    

22着 小倉 8’56”21    

23着 清野 8’57”14    

24着 吉田 9’05”42    

25着 土壁 9’09”53   

26着 横山 9’10”97    

27着 古川 9’11”73    

28着 田中智 9’13”03  

DNS 柏木

DNS 蝦夷森

DNS 相澤

DNS 今西

DNS 八重樫



吉川を抜き3000m組トップでゴールした児玉(左)


2年目に入る坂本は中距離陣をエースとして引っ張っていく


   トラックシーズンの幕開けを知らせる平国大記録会が開催された。この春東洋大に入学する新入生が多く出走する中1500m、3000mともに組トップでフィニッシュした児玉(済1=東北)が一際存在感を放った。


   1500mはスタートから積極的に先頭の方に付け、様子をうかがう。800mを通過した辺りから後続を突き放し始め、大差をつけてゴール。組で唯一4分を切る会心の走りで、スピードランナーの力を存分に発揮した。さらに3000mでは吉川(ラ3=那須拓陽)との競り合いとなり、ラスト100mで抜き去った。序盤に先輩を風除けに使うクレバーな一面を併せ持った児玉のレース運びには、大物の予感を感じさせる。


   中距離部門では、ルーキーイヤーで800mの東洋大記録をたたき出した坂本(済2=越谷西)が安定感を発揮した。500mを通過した辺りから徐々にペースアップ、単独首位でゴールに飛び込み好調さをアピールした。


   児玉、坂本ら若手の台頭が著しい。新体制となった東洋大がまず挑むのは、昨年トラック優勝を逃した関東インカレだ。戦力を結集させ王座奪還を成し遂げるとき、下級生の活躍も重要になってくる。児玉は「ここがスタートライン」と気持ちを新たにした。さらなるレベルアップへ、チームに新しい風が吹いている。



■コメント

・酒井監督

今日は練習の一環で試合で追い込む、練習でできないような追い込みをレースでする、レース勘をつくるという目的。あとはみんな同じ組に東洋大が入ったのでその中で競り合うという狙いもあった。(新入生のレースを見て)まだまだ本当の所属は高校生なので今日の記録会でも高校の記録になるが、東北高校から入学する予定の児玉の方は1500も3000も組トップを取ったので、十分いい刺激になったなと思う。(児玉選手は今季の注目株ということか)やはり新入生もしっかり新戦力に十分なるからねと話をずっとしていて、高校時代冬も一生懸命練習をやってきているので春先の関東インカレからも起用していきたいなと思っている。(今後の意気込み)まず駅伝のことを見据えていてもトラックシーズンでしっかり多くの選手が自己ベストを、あとは多くの選手が関東インカレで結果を出して東海大学とか箱根駅伝の優勝チームに挑めるくらいの成績を狙っていきたいと思っているので、トラックシーズンで新戦力の台頭を大いに期待している。そして、エースの相澤を生かせるようなチームにしたいなと思う。


・児玉(済1=東北)

(今日のレースの目的は)スピード練習の一環としてのレースで設定タイムをきって自分で追い込むというのが目的だった。設定タイムは、1500mが4分をきることで、3000mが8分30秒をきることだった。(どちらも設定タイムをきることができた要因は)風もあったので最初から出てしまうと風にあおられてけっこう力を使ってしまうので、先輩の後ろについてうまく引っ張ってもらって、最後は自分で追い込めるところは追い込んだ。(自分のストロングポイントは)ラストスパートでの強さ。(課題と収穫は)最低ラインのタイムを切るというのと、1着だったがここで満足していたらこれ以上伸びないのでここがスタートラインだと思ってこれからやっていきたい。インカレとか三大駅伝を目標にやっていきたい。


・坂本(済2=越谷西)

(本日のレース出場の意図は)目的はタイムももちろんあったが、もう一度800mの試合に慣れるということ。少し風もあったりして途中狙いは変わってしまったがタイム的に言ったら許容範囲内で走れた。1500mは、800m終わってすぐ走ったが何も得ず終わるのは嫌だったので、とりあえず最初は先頭についていった。そこで今自分に足りないものやつかめるものを少しでも探せればと思い走った。(収穫と課題は)収穫としては、悪くないタイムだったのでしっかり練習を積めているというのがわかったこと。課題としては、中間走からの段階を上げたスパートがまだ自分のものにできていないという部分があったので、この春にむけてやっていきたい。(今後の目標は)去年は先輩についていくだけの、タイトルを狙える形ではなかった。やるからにはタイトルを狙っていきたい。


※学年は新年度のものです


TEXT=稲村真織   PHOTO=小島敦希、稲村真織

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