Article

記事


2019.04.07
水泳

[水泳]日本選手権5日目 白井が再び表彰台!花車、竹村は目標届かず悔しい結果に

第95回日本選手権水泳競技大会 競泳競技

兼 第18回世界選手権大会代表選手選考会

兼 第30回ユニバーシアード大会水泳競技代表選手選考会


4月2日(火)〜8日(月)  東京辰巳国際水泳場


(5日目・予選)


◆男子200m背泳ぎ


2組

3着  山本遥  2’02”49


◆女子200m平泳ぎ


1組

1着  江口  2’30”64


5組

3着  今井月  2’29”80

→全体10位で準決勝進出


◆男子200m平泳ぎ


7組

5着  花車  2’12”85 

→全体16位で準決勝進出


◆女子800m自由形


4組

4着  濱田  8’48”51


(5日目・決勝)


◆女子100m自由形


3位  白井  54”56


◆女子200mバタフライ


7位  竹村  2’11”71


(5日目・準決勝)


◆男子200m平泳ぎ


1組

6着  花車  2’12”21



◆女子200m平泳ぎ


1組

2着  今井月  2’26”91

→全体3位で決勝進出


着実に自由形の力をつけてきている白井


今井月は狙い通りの泳ぎで決勝進出


大学での練習でよりレベルを上げたい竹村


※掲載が遅くなり、誠に申し訳ございません。

 大会5日目の第95回日本選手権水泳競技大会は、3日目の女子200m自由形で初優勝を飾った白井(国2=宝塚東)が100mでも表彰台へ。また、女子200m個人メドレーで涙をのんだ今井月(法1=豊川)は200m平泳ぎで感覚を徐々に上げ、決勝に備えた。

 

 「これで54秒か」という余裕が心にあった。白井は前日に行われた女子100m自由形準決勝でベストを更新。昨年経験した日本代表の立場や直前の高地合宿など、ここまで積み上げてきた練習からくる自信もあるのか、余裕のある泳ぎで前半を6位で折り返す。白井は200mをメインに練習してきただけに後半でテンポが落ちることもなく、前を行く選手たちを次々捕えて3位でフィニッシュ。今大会3度目のベスト更新で「とりあえず上出来」と、最後の200m背泳ぎに気持ちを切り替えた。

 

 女子200m平泳ぎの今井月は予選10位通過と、決勝に向けてやや暗雲が立ち込めるかと思われた。しかし準決勝では一転。伸びのある泳ぎで上位をキープし、狙い通りの2分26秒台で泳ぎ切って、残る決勝の1レースに期待ができる。

 

 男子200m平泳ぎの花車(文2=丸亀)は準決勝、女子200mバタフライの竹村(国1=近大付)は決勝まで進んだものの力を出し切れずに終わった。苦手の水中動作も克服してきたが「まだ足りないということが分かった」と花車。2日目の女子1500m自由形でベストを4秒更新した濱田(国4=須磨学園)も「もう少し練習しないと」と800m自由形の結果は惜しくも奮わなかった。

 

大事なレース1本に集中して自分のベストが出し切れるか。大会は残り2日間。自己ベストや目標に届くような泳ぎで今年度の弾みをつけたいところだ。



■コメント 


・濱田(国4=須磨学園)

1500mで5年ぶりの4秒ベストだったが9番で。ベストだったのにすごい悔しくて、800mでは絶対残りたいって気持ちで泳いでいたが、前半がちょっと遅かったかなっていうのと、1500mのペースが残っていたかなって思う。泳ぎがバタついたというか、800で距離短いなって思っていたのでちょっと速めにはいろうと思っていたが、それが空回りしちゃったのかなというのはある。(選手権前)2~3週間前までかなり泳ぎ込んでいた。でも今回は調整がすごくうまくいったので、私的には大学に入ってベスト出たことがなかったので、調子は悪くなかった。ベストを狙っていったが、調整ミスというか。もう少し練習しないとだめだなと。

 

・白井(国2=宝塚東)

朝の疲労がなかったので軽く泳ぐことができたし、欲を言えば優勝したかったがちょっと甘かったかなって思う。(背泳ぎから自由形メインに変えて)昨日、54秒のベストで泳いだ時点で「これで54秒か」という余裕があったので、今日は確実にタイムが上がる自信があった。もっとタイムは欲しかったけど自己ベストで泳げたので、とりあえず上出来かなという感じ。(レース前平井先生とは)積極的にいかないと勝負にならないという話をしていたので、「思いっきっていけ」と言われたのでいったつもり。(この半年で100mフリーを545までもってきた)正直545までいくと思ってなかったので、何秒を出したいとかも具体的にあんまりはっきりしていなかったので、とりあえず自己ベストで泳ぐことができてまぁまぁかなって感じがする。(これから背泳ぎだが)上と下で全然ちがうけど、ここで泳ぎをしっかり変えて明日の200m背泳ぎに。そこではちゃんといいレースができるようにやっていきたいと思う。

 

・花車(文2=丸亀)

去年この舞台でベスト出せたのでそのタイムを最低更新しなきゃなっていうのと、2分10秒3がインターの記録なのでそこを目標にして泳いだけど、タイムが及ばなかったというか12秒台なのでこの結果には満足していない。(出遅れたように見えたが)元々スタートが苦手なのはあると思うが、速い選手と並んでいたりちょっとリードするくらいじゃないと自分のレースができないというか、落ち着いて自分の泳ぎができないかなと思う。高地合宿とかで克服してきたつもりではあるがまだそこは足りないので、そういう課題もこれから動画とか見て克服していきたい。(高地合宿での練習)普段とそんなに変わらない練習ではある。元々水中動作が苦手な部分ではあるので、そこはしっかり練習してきた。今日も置いていかれたかなとは思うが、練習とかレースをする度に前よりはかなり克服はできてきたかなとは思っていて。でもまだ足りないことが分かった。できることを自分で見つけたい。

 

・今井月(法1=豊川)

26秒でいこうと思っていたのでいけて良かったし、前半あまり力まないように、それだけを意識したのでそれは良かったと思う。(泳ぎの感覚は良くなっているのか)昨日よりも朝良かったし、朝よりも午後動いてる感じはあったので明日もしっかりタイムを上げてしっかり自分のベストを尽くせたらなと思う。(個人メドレーに集中して練習していたが、200mブレの手応えは)朝イチの2ブレは結構どうなるか分からなくて不安もあったが1回泳いで感覚もつかめたし、平泳ぎにすぐに気持ちを切り替えて明日も頑張りたい。(周りの選手は見えていたか)今は結構見えていた。予選10番だったので結構頑張らないとなって。2コースだったので150mのところで確認するようにちゃんと頭に置いてやっていた。(決勝は一発勝負。体調管理などは)ここまできたら調子いいとか悪いとか関係なくなってくると思うので、とにかく集中してやるべきことは全てやっていけたらなと思う。

  

・竹村(国1=近大付)

ユニバ狙っていて、ベスト更新も狙っていたが準決よりもタイムを落としてしまって、あまりいい結果で終われなかった。これから大学進学するので平井先生の元でしっかり頑張って、大橋さんとかと一緒に練習できるのでもっと上を目指せるように頑張りたい。(環境が変わる中で強化したいこと)バタフライもだが他の3種目もしっかり練習できると思うので、コンメでもフリーでもバッタも結果を残せるようなマルチスイマーになれるように頑張りたい。



TEXT=越塚日南 PHOTO=牧田のどか、吉留奈津

ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016