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2019.04.09
水泳

[水泳]日本選手権最終日 白井が優勝!細川は惜しくも4位で表彰台を逃す

第95回日本選手権水泳競技大会 競泳競技

兼 第18回世界選手権大会代表選手選考会

兼 第30回ユニバーシアード大会水泳競技代表選手選考会


4月2日(火)〜8日(月)  東京辰巳国際水泳場


(7日目・予選)


◆男子50m背泳ぎ

5組

4着  細川  25”88

→全体4位で決勝進出


6組

3着  渡辺皆  26”35


◆女子50m平泳ぎ

3組

4着  磯部  32”64


4組  

4着  江口  31”98

→全体7位で決勝進出


◆女子400m個人メドレー

3組

2着  小嶋  4’45”86

→全体7位で決勝進出


6着  田中佑  4’51”86


4組

6着  竹村  4’53”94


◆男子400m個人メドレー

3組

2着  田中大  4’23”14


7着  宝田  4’27”63


(7日目・決勝)


◆女子200m背泳ぎ

1位  白井  2’09”58


◆女子50m平泳ぎ

8位  江口  32”23


◆男子50m背泳ぎ

4位  細川  25”67


◆女子400m個人メドレー

8位  小嶋  4’54”09



白井は今大会2冠を達成



背泳ぎでは質の高い練習ができていると白井は語る


50m平泳ぎでベストを更新した江口


細川はあと一歩表彰台に届かず涙を見せた


最終日を迎えた第95回日本選手権水泳競技大会(以下、日本選手権)。女子200m自由形で優勝した白井(国2=宝塚東)が女子200m背泳ぎでも優勝をつかんだ。細川(営2=高松第一)は男子50mで2年連続の決勝進出となったが、惜しくも表彰台を逃した。

 

前日の準決勝を1位で通過した白井が女子200m背泳ぎ決勝へ登場。150mの折り返し地点まで今大会で50m100m背泳ぎを制している酒井(スウィン美園)がトップを保つ。ここから「自信があった」という白井がラスト50mで追い上げを見せ、見事優勝を果たした。しかし、個人で世界水泳代表入りを目指していただけに、目標タイムに届かず悔しさを見せた。

 

 江口(国4=藤沢西)は女子50m平泳ぎに出場。予選ではベストを更新した江口だが「決勝で上げられないとだめ」とレースの厳しさを口にした。この悔しさを糧に最後のインカレでの大ベスト更新を目指す。

 

予選を4位で通過し男子50m背泳ぎ決勝に出場した細川。50mという短距離でスタートすると横一線のレースが繰り広げられた。「最後のタッチするときに一瞬だけ集中力が切れた」と振り返った細川は4位でフィニッシュ。3位との差はわずか0.04秒。表彰台を狙っていたため、レース後には涙が止まらず。ジャパンオープンでのリベンジを誓った。

 

今大会最終種目である女子400m個人メドレーに出場した小嶋(営1=近大付)。バタフライでは積極的な泳ぎを見せたが、「何をしているのかわからなくなった」と失速し8位に終わった。

 

7日間に及んだ日本選手権もついに閉幕。代表入り、自己ベスト更新など各自が目標をもって挑むも選手の口からは悔しいという言葉が多く聞こえてきた。それぞれが今回見つかった課題を修正して、ジャパンオープンでは納得できる結果と選手の笑顔に期待したい。


▪コメント

・江口(国4=藤沢西)

予選よりもタイムを上げたかったが、落としてしまったので悔しい。(昨年は予選10位だったが)予選からベストで泳いで決勝に残れたことは良かったけれど、そこから決勝で上げられないとだめだと思うので悔しい。(総括)全種目でベストを出したかったけれど、50mしか出せなくて課題が見えるレースだった。(今後は)あと半年で引退なので、全部の試合でいい結果で泳いで、最後のインカレではしっかりと大ベストをだして東洋大に貢献できるように頑張りたい。

 

・磯部(法2=長岡大手)

だめだった。調子も良くなかった。(今大会に向けて)準備をしてきたつもりだったが、だめだった。(これから)やれることはまだあると思うので、自分で見つけて修正していきたいと思う。

 

・白井(国2=宝塚東)

タイムとしては派遣標準を目標にしてきたし、8秒台を出すこともできなかったし、ベストも少ししかでなかったので悔しい。優勝することを目標にやってきたのでうれしいけれど、個人で派遣標準をきって代表入りしたかったので悔しい気持ちのほうが大きい。全部で自己ベストを出して2種目で優勝することができたのでいい経験もできたけれど狙っていたタイムが出せなかったのでまだマイナスな部分が多いと思う。(体力は)200m自由形でも最初の100mを積極的にいったとしても気分的に楽に泳げているので持久力がついているんだと感じている。体重を今までより2キロ減らしたので軽く泳げてる要因かなと。高地合宿で酸素が薄い中できついトレーニングをして自然に2キロ減ったという感じ。日本に帰国して体重を増やさないことを意識して練習していた。自己ベストを出すつもりでやっていたので疲労があってもだしたいと思っていたので、気持ちの面が自己ベストにつながったと思う。(背泳ぎの手ごたえ)今大会始まって最初のレースを泳いで調子がいいということは分かったので、200m自由形でも優勝できたし、100m自由形でもベストを出して表彰台に上がることができたので、200m背泳ぎでもいい結果を出したいと思っていた。こうやって優勝できたことはうれしい。(背泳ぎのトレーニング)自由形で代表入りを目指していた部分はあったので、今までより背泳ぎの練習は少なくなってしまっていた。その少ない中でも質のある練習ができていたのでこの結果につながったと思う。今までやってきたことが今回の結果につながっていると思うので、練習を変えるつもりはないし、どっちも成長していけたら。(自由形は)9月終わって新しいシーズンになった時にもうちょっとフリーを練習していこうかなと自分の中で考えていたので、半年前くらいからフリーを多めに練習している。フリーを多くやることで持久力もついたし、200m背泳ぎの優勝につながったと思う。(総括、今大会の収穫)初めて優勝することができていい経験になった。来年につながるいい試合だったと思う。でも、課題や修正するところも見つかった。(課題は)ラストの50m自信はあったけれど、詰まる泳ぎになってしまった。そういうところが今自分のマイナスポイントだと感じている。(今後は)ジャパンオープンまで1ヵ月くらいしか練習する時間はないけれどその1ヵ月間を大事にして100m200m自由形、200m背泳ぎでもちゃんと代表入りを果たせるように頑張りたい。(平井先生から)平井先生チームの中で一番レース数が多くて毎日レースをしている状態だったが、その中でも確実にタイムを上げることができているので「お前はタフだな」と言われていることが印象深い。平井先生はよく褒めてくれるので、次褒めてもらえるように頑張ろうって。細かいところまで見てるんだって気づかされる。上から見ているのに自由形でいうと左のキャッチが深いとか流れてるとか、よくそんなところまで気付くなあって。言われたところはちゃんと気を付けて泳ぐようにしている。それを意識して泳ぐとタイムが上がることもあるし、自分の感覚なのであっているかわからないけれど、先生の言っていることは8割合っている。


・細川(営2=高松第一)

予選でちょっと力んでしまったので、決勝は大きく泳いでいたけれど最後タッチするときに集中力が一瞬切れてしまったかなと思うのでそれでメダルを逃してしまったと思う。去年からは成長できていたのでいけると思っていたんですけど、力及ばずだった。残念です。悔しいです。(練習は)100mの練習もしてきた。体力も必要なので。(今後は)ジャパンオープンで50mはリベンジして、インカレでは100mでも活躍できるように練習していきたい。


TEXT=伊藤なぎさ、PHOTO=越塚日南

ジャパンオープン2016
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