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2019.04.11
硬式野球

[硬式野球]山崎基が大暴れ!! 二日連続の猛打賞をマーク

 

平成31年度東都大学野球1部春季リーグ戦・中大2回戦

4月10日(木)神宮球場

○東洋大6-5中大

猛打賞をマークした山崎基

塁上で喜びのガッツポーズ

   中大1回戦で猛打賞を獲得した山崎基(営3=愛工大名電)が2試合連続の大暴れを見せた。二回に迎えた第1打席、中前打で出塁した佐藤都(法4=聖光学院)を一塁に置いた場面。5球目を捉えると、打球は一、二塁間を抜けていく。佐藤都が俊足を飛ばし、一気に三塁に到達。無得点に終わったが、好機を演出した。「広角に強い打球が打てること」という持ち味を存分に発揮し、チームに勇気を与える。

  そして二打席目。三回2死、連続適時打を放った酒巻(営3=成田)、佐藤都を塁上に置いた絶好の好機で迎える。会心の一撃が生まれたのは2球目。力強く振り抜いた打棒から快音が響き、打球は左翼手の横をあっという間に破っていった。「前の2人が作ってくれた流れに乗っただけです。つないでくれたから自分も、と思った」と山崎基。この男の信条は「チームを勝たせる一打を」だ。その言葉通り、後の逆転勝ちを呼び込む一打を放ってみせた。
 
    第4打席にも安打を放ち、またも猛打賞を獲得。現在の打率は7割5分でリーグトップだ。しかし、具体的な目標は立てないという。数字よりも、「チームを勝たせる一本をたくさん打ちたい」と決意を秘め語る頼れる右バッター。強力打線の一員として、その名を轟(とどろ)かせ、チームを勝利へ導く。

◼コメント

・山崎基(営3=愛工大名電)

適時打は前の二人がつないでくれたので自分もつなごうと思って打った。チームに、つなぐ、打ち勝つという姿勢が浸透してきていると思う。5点差があったけれどどっしりできた。四打席目のヒットが一番印象に残っている。皆川に三振させられたので打ちたかった。飛んだコースが良かった。リーグ戦は結果が大事。だから結果出せてるのは良いこと。だけど数字の目標はない。チームのための一本をどれだけ打てるかが重要。

TEXT=齋藤洋 PHOTO=齋藤洋、谷口遥菜