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2019年度関東学生アーチェリーリーグ戦
4月21日(日)
第4戦
女子1部 武蔵大レンジ
東洋大2529-2475立大
50m 100m total
1藤澤 272 307 579
2佐藤偲 277 326 603
3保永 299 330 629
4佐藤綾 280 317 597
5工藤 303 327 630
6曽山 298 326 624
7津渡 279 314 593
8中野 304 342 646
リーグ戦絶好調の中野
チームメイトに笑顔を向ける工藤
4戦目の相手は立大。これまでのリーグ戦で4連勝を決め流れに乗る東洋大は、中野(総3=県立船橋)が30m、50mの両方で距離賞を獲得するなど大きく貢献し、全勝に王手をかけた。
今回の一戦で東洋大を勝利に導いたのは中野だ。今季リーグ戦において絶好調の中野は、50m、30mともに全ての射で赤文字に乗り、トータル646点とこれまでの4試合の中で最高得点をたたき出した。試合を重ねるごとに得点を伸ばしチームへの貢献は計り知れないものであるが、それでも中野は「これで満足しちゃだめ」と向上心を見せ自身を奮い立たせた。
また2年の工藤(ラ2=大宮開成)も食らいつく。50mでは303点と距離賞の中野に迫る高得点。しかし「もうちょっと伸ばせたら良かった」と反省を口にするように30mでは失速。悔しさをにじませた工藤だが、「次は勝ちたい」と次回の活躍を誓った。
リーグ戦も残すところあと1試合。対するは昨年度リーグ戦優勝校の日体大だ。昨年度の最終戦の相手も日体大だったが、結果は惜敗。今年こそチーム力でその壁を打ち破りたいところだ。
▪︎コメント
・石河監督
今日の一勝も想定通りではあったが、選手的には、今までの試合を含め今回もまた大きな課題を残した試合になった。来週の王者日体大戦ではその課題を少しでもクリアできるような練習をこの一週間積んで、日体大の胸を借りる試合をしていきたい。いづれにせよ今日の勝利は勝利として喜んで、反省すべきことは大いに反省して、その課題を残したことを振り返っていきたい。(具体的な課題は)50mは調子が良くても30mでパタッと落ちてしまう。選手的にも気分が萎えてしまうのがあるので、それでもみんな笑顔を出して力を振り絞って頑張ろうと思うんだけども結果がついてこないというところが悪循環、マイナスのスパイラルになっているので、自分との戦い。自分に負けない精神を培っていくことが課題。
・中野(総3=県立船橋)
会場に同じ高校の後輩、先輩がいたので思い切り見栄を張ってかっこよくやろうというのを試合を通してやっていた。(距離賞について)今回距離賞は獲れたが、まだ、これで満足しちゃだめだなという感じ。(最終戦に向けて)最終戦が一番の山。その山をどう越えていくかを明確にしなければいけないが、そのイメージがまだ曖昧なので、この一週間で明確化させて総力戦で戦っていきたい。
・工藤(ラ2=大宮開成)
3戦目まではそこまで緊張していなかったが、今日はすごく緊張して自分の気持ちを落ち着けながらずっと打っていた。50mは良かったが、30mはもうちょっと伸ばせるとよかった。(50mは中野選手に1点差だったが)最後のエンドで50点を切ってしまって、そこを直せたら勝てたので悔しい。次は勝ちたい。(最終戦に向けて)4戦目までで最後のエンドでミスがあるので、そこを確実に無くして今までで一番高い点数を獲れるように頑張っていきたい。
TEXT/PHOTO=渡部穂乃花