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2019.04.22
アイススケート

[アイスホッケー]決勝リーグ初戦、早大に勝利!一方で課題は「メンタルの強化」

秩父宮杯第67回関東大学アイスホッケー選手権大会

4月21日(日) 東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ

 

東洋大5ー3早大

 

[ゴール(アシスト)]

0:27 小堀(久米)

0:58 小堀(石田)

4029 所(石橋、中村)

4127 武部太(武部虎)

4242 久米(清水)


POS

背番号

名前

GK

31

水田(社4=駒大苫小牧)

GK

35

石川(社2=八戸工大一)

DF

29

中村(社4=八戸工大一)

DF

23

武部太(社1=苫小牧工)

FW

11

所(社4=駒大苫小牧)

FW

16

武部虎(社3=苫小牧工)

FW

24

石橋(社4=駒大苫小牧)

DF

12

福田(社2=日光明峰)

DF

石田(社1=武修館)

FW

14

久米(社2=駒大苫小牧)

FW

27

小堀(社2=白樺学園)

FW

20

猪狩(社3=駒大苫小牧)

DF

奇(社4=宣徳・韓国)

DF

33

千葉(社3=駒大苫小牧)

FW

22

石倉(社4=八戸工大一)

FW

48

清水(社3=白樺学園)

FW

19

前田(社1=白樺学園)

DF

49

長原(社3=白樺学園)

DF

15

吉川(社2=武相)

FW

37

阿部(社1=駒大苫小牧)

FW

13

藤原(社1=武修館)


公式戦初ゴールを決めたDF武部太(中央)



GK水田は60分間体を張ったプレーでゴールを守った


2得点を挙げたFW小堀



これまでの2戦を大差で勝ち抜き、決勝リーグに駒を進めた東洋大。決勝リーグ初戦の相手、早大にスピード感のあるプレーで5-3と見事勝利。貴重な勝ち点3をつかみ取った。



 1ピリ開始27秒、フェイスオフからFW小堀(社2=白樺学園)がシュートし先制点を決める。その後、またしても小堀がDF石田(社1=武修館)の正面からのシュートをゴール前で押し込み、試合開始から1分経たずに2得点目を挙げた。流れは東洋大に来ていたが、ペナルティが多いピリオドでもあった。SH(ショートハンド)の局面ではGK水田(社4=駒大苫小牧)が体を張ってゴールを守る。しかし早大に2点を返され、試合は振り出しに。同点で迎えた2ピリでは早大のペースで試合が進んだ。ゴール前の混戦でさらに追加点を許し2-3で最終ピリオドへ。



 気持ちを入れ直して挑んだ3ピリでは、東洋大らしいプレーを繰り広げた。PP(パワープレー)のチャンスでFW所(社4=駒大苫小牧)が点を決めると、続けて「勝ち越しゴールを決めることができて良かった」と語ったDF武部太(社1=苫小牧工)が兄であるFW武部虎(社3=苫小牧工)のアシストからシュートを決め公式戦初ゴール。さらにFW久米(社2=駒大苫小牧)が右サイドから勢いよくシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。SHの場面でも相手に流れを渡すことなく5-3で試合は終了、大きな1勝となった。



 まだまだビックゲームが続くなかで「メンタルのコントロールという部分が大きく成長しないと、優勝には届かないかなと思う」と鈴木監督。これから強敵である明大、さらに予選リーグで中大、決勝リーグでも昨年度優勝の明大を制し、勢いに乗る法大との試合が待っている。60分間通して東洋のホッケーをしていくため、「メンタルの強化」という課題に向き合い、優勝に向けて選手たちの挑戦は続く。



◾︎コメント

・鈴木監督

プレーの内容的には悪くなかったゲームだった。だだやはり、メンタルのコントロール、感情のコントロールというところ、もちろん選手たちは一生懸命プレーはしてくれているが、そこのコントロールという部分が大きく成長しないと、優勝には届かないかなと思う。そこが課題。(2ピリと3ピリの間に何か選手たちに声はかけたのか)早大は本当に60分間通して同じようなプレーを根気強く続けてくるチーム。そういう意味ではうちがペナルティだったり、崩れたものが2ピリだった。1ピリは内容がすごく良かったので、より3ピリはシンプルにゴールにパックを集めてキーパーにプレッシャーをかけるという話をした。それを実行してくれていい得点が生まれたと思う。(次戦に向けて)また新しいゲームなので一戦ずつ東洋らしいプレーをしていきたい。


・GK水田(社4=駒大苫小牧)

全体的に見たら内容はすごく良かったので、これを続けて勝っていきたい。(60分間守り通して)あまり調子が良くはなかったがみんな体張って守ってくれていたので僕も頑張れた。(ラストイヤーだが)やっぱり自分の代というのがでかい。逆にそれが重荷にならないように頑張りたい。三冠したい。(次戦に向けて)去年のインカレ優勝チームでもあるので気を抜かずに優勝まで突き進んでいきたい。


・FW小堀(社2=白樺学園)

今日の試合はみんなでやることをやろうって、監督たちから言われたことをしっかりやろうということでスタートから気合いが入っていて、反則とか多くて苦しい場面もあったけれどキーパー中心にチーム全体で守れて良かった。(自身のゴールを振り返って)1点目はフェイスオフ取れたら打つっていうことだけ考えていた。2点目はコーチが言っていたとおりゴールを集めていくっていうことでセットのなかでしっかり確認できていた。(決勝リーグ始まって手応えは)チームがいい雰囲気でここまで来ていてみんな勝つことに対して執念や情熱を持っているのでこのままの勢いで、チームもレベルアップしていかないと勝てないので、いい流れのままチームが進んでいって優勝したい。(明大戦にむけて)やれることをやるしかないので、あとはいい準備をして万全の体制で勝つしかない。勝ちます。


・DF武部太(社1=苫小牧工)

5対5のプレーのときは自分たちのプレーで相手に何もさせないつもりでいった。勝てる雰囲気だった。ただ、自分たちの反則で流れが悪くなったので、もっとメンタルの部分を鍛えていきたい。(公式戦初ゴールだったが)大事な試合に初ゴール取っておいたので勝ち越しゴールを決めることができて良かった。(課題は)ディーゾーンでパック取ったあとの早い判断。(次戦に向けて)次も頑張りたい。



TEXT=岡村珠里 PHOTO=伊藤なぎさ、川口朋珠