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2019年度春季オープン戦
4月27日(土) 慶大ラグビー場
●東洋大21{7ー7、14ー21}28慶大
No 氏名 学年 出身校
1 深澤翔祐 3 深谷
2 矢川海太 4 日体荏原
3 水本賢 3 盛岡
4 葛見達也 4 千葉経済
5 鴨沢享佑 4 黒沢尻工業
6 渡邊駿介 4 春日丘
7 吉尾凌平 4 昌平
8 日野諒太郎 4 佐賀工
9 高橋太一 3 延岡星雲
10 溝口大希 2 大村工業
11 石本勇樹 3 日体荏原
12 川上捷太 4 昌平
13 老田 龍平 2 興国
14 森本俊介 2 久我山
15 大内錬 3 佐野日大
16 松田新之助 2 日向
17 堀内大介 3 都留興譲館
18 栗原悠馬 3 長崎東
19 池田大樹 3 荒尾
20 近藤颯人 2 長崎北陽台
21 伊澤遼也 4 仙台育英
22 北村聖 2 国学院栃木
23 松澤圭佑 3 東京農大ニ
先制点を奪った渡邊
ついに2019年度のラグビーオープン戦が開幕。格上の慶大相手に果敢に挑んだが、21ー28で惜しくも敗れた。
今期初戦の相手は関東大学対抗戦の1部リーグで活躍する慶大。関東大学リーグの2部所属である東洋大にとっては格上の相手だ。試合は開始直後に動く。先制したのは東洋大だ。素早いアタックライン形成によって生まれたスピードのある攻撃で相手のディフェンスラインを突破し渡邊(経済4=春日丘)がトライし先制点を奪う。その後自身のペナルティーで自陣エリアでの防戦を強いられるが素早いディフェンスラインを形成し相手のペナルティーを誘い慶大の激しいアタックに耐えた。試合終盤になると雨が降りはじめ気温が下がりはじめる。しかし、慶応大も黙ってはいない。東洋大のディフェンスラインの穴をついた慶大がトライを奪い7ー7で前半を折返す。
後半は勢いを取り戻した慶大に飲まれたのか、前半のペースを作ることが出来ず立ち上がりが不安定で苦しい時間が続く。ディフェンスラインの崩れたとこを突破されトライされ逆転を許す。不穏な流れを変えたのは9番の高橋(総合3=延岡星雲)だ。相手の虚をつき独走トライし14ー14で試合を振り出しに戻す。すかさず慶大もキックを巧みに使いトライを奪い再び逆転を許すが、ここからフォワードの武器であるスクラムが力を発揮する。敵陣でのペナルティースクラムで優位に立つとそのままトライゾーンまで運び、8番日野(経済4=佐賀工業)がトライを決めた。後半終盤に再びペナルティーを得られ逆転を許し21ー28で試合を終え、2019年の開幕戦は格上の慶大に惜しくも敗れた。
突然の雨が降りだし気温の低下など様々なイレギュラーな試合であったが、福永監督が就任してから継続しているディフェンス面、そして体格の大きい相手にも当たり負けしないフィジカル面のトレーニングの成果が現れた一戦だった。「ひとつひとつ積み上げていく」と監督は語った。福永監督が就任2年目を迎え、再スタートする東洋大フィフティーンに今年も注目だ。
◾︎コメント
・福永監督
初戦だったので緊張感もあっただろうし、いろんな思いがあったメンバーも出ていたので非常に楽しみな試合だった。去年よりはいいディフェンスラインが作られていくのではないかと思っています。新しくチャレンジすることを構築しつつもこれまでやってきたディフェンスだったり、武器になるものをさらに強化し、確かなものにしていきたいという思いが強いです。ひとつひとつ積み上げていく状態です。
TEXT=仲宗根優介 PHOT=吉留奈津