2019.05.01
バスケ
[バスケ]日体大に敗戦も 上下の連携光り実りのある大会に
第68回関東大学バスケットボール選手権大会
4月29日(月) 水元総合スポーツセンター体育館
4回戦
東洋大84-108日体大
13|1Q|30
21|2Q|21
23|3Q|27
27|4Q|30
終始試合をリードした古賀森
田代はけが後初の公式戦となった
大量得点で支えたラシード
第68回関東大学バスケットボール選手権(以下、トーナメント戦)、4回戦の相手は日体大。東洋大にとって格上となる相手だったが、怯むことなくリングに向かい84点の高得点を獲得した。
昨年度のリーグ戦では同じ2部リーグに所属していた日体大だが、2部リーグ1位の成績で1部昇格を決めた強敵だ。1Qは序盤からその実力を思い知る事となる。高さのある留学生選手からリバウンドを奪えず試合開始わずか3分ほどで点差を12に広げられ、厳しいスタート。しかし突破口を古賀森(済3=横浜)、ラシード(済4=越谷西)が開いた。古賀森がボックス外から放ったシュートのこぼれ球を、カットインで切り込んだラシードが2m超の長身を生かして押し込み先制点。その後もセットプレーで得点を稼ぎ13点で1Qを終える。
圧巻だったのは2Q、3Qだ。2Qでは4年加藤(済4=横浜清風)が連続得点を決めると、負けじとルーキー丹波(済1=常大高)が3Qで魅せる。キックアウトで味方のシュートをアシストしたほか、自身もダンクシュートや相手DFの裏に切り込むドライブで点を稼ぎ技術の高さを見せつけた。結果2Q、3Qの合計点数は44-48とその差はわずか4点。日体大と昨年の2部リーグで対戦したときは中盤に点差を離され課題の多く残る試合であったが、それを感じさせないピリオドとなった。
その後4Qではラシードを中心に巻き返しを図ったものの、悔しくも84-108で敗戦した。結果こそ黒星ではあるが、佐藤コーチが「自分たちのペースで試合を運べた時間もあった」とするように、課題以上に収穫の多い一戦となり、選手たちの自信にもつながった事は間違いないだろう。
下級生は新人戦、上級生はリーグ戦が次の公式戦となる。上下左右のチームワークをより深めていく事がさらなる躍進のカギだ。
◾︎コメント
・佐藤コーチ
昨日はいい感じだったが今日は1部を相手、特に去年同じステージで闘っていて1部に上がっていったというモチベーションの違いや勢いの中で最初の出だしが大事だよと言っていたがそこでこけてしまった。でも今回のゲームは自分たちのペースで試合を運べていた時間もあって通用していた部分もあった。(ハーフタイムでは)出だしの3分間が大事だと伝えていたが、逆に連続で5点を決められてしまったところで選手自身の緊張の糸が切れてしまった。その中でもどのプレーヤーがどういったプレーをできるかというところは見極められたので、負けはしたが非常に多くの収穫があった試合だったと思う。(今後に向けて)下級生は新人戦だが、今回のトーナメント戦でもある程度の経験は積めたので、これから1ヶ月弱、上級生の力を借りながら臨んでいきたい。
・ラシード(済4=越谷西)
まず1ピリの最初に相手にスリーポイントを気持ちよく決められてしまったり自分たちのオフェンスが乱されてしまって点を離されてしまった。2ピリとかはよかったが、1ピリからちゃんとしていかないとこれから先離されてしまうと思う。(留学生選手への対応は)1対1では1点も取らせていないと思うが、他の合わせのプレーではやられてしまった。今年は他大でも留学生が増えていくらしいので、その点ももっとしっかりやっていきたい。(今後に向けて)これから新人戦がある間に上級生は今回の課題を見直していきたいのと、個人的にはドライブの精度を上げるのとジャンプシュートを覚えたい。リーグ戦の時には誰も自分を止められないようなプレーヤーになりたい。
・田代(済3=桐光学園)
出だしが悪くて、1ピリでずっと0点だったのが1番良くなかった。(収穫は)まだ終わったばかりであんまりその辺は明確ではないが、(佐藤)信長さんの言ったことに対してそれを実行できなかったというのとシュートが相手はよく入っていて、逆にこっちは全然入っていなかったのでだめだったところがわかった。(けがからの復帰して初めての公式戦となったが)練習試合のときとかはずっとシックスマンで出ていたが、最近急にスタメン起用になって信長さんに求められていることというかチームにとって求められていることはスリーポイントとかのはずだったが、それを決め切れなくて悔しい。(今後の意気込みを)チーム力をもっと上げて多分まだまだ全然強くなるチームだと思うので、今回わかったことを改善して良かったところを伸ばして去年よりいいチームをつくって1部昇格を目指して頑張りたい。
・古賀森(済3=横浜)
出だしからもう勝負は決まっていたのかなとちょっと思っていて日体のシュート力、スリーポイントにやられてしまったのでそこをケアするのもできなかったし、リバウンドも結構前半でやられてしまったのでそこが敗因だと思う。試合前から出だしの5分が勝負と言われていたので、逆に日体にやられてしまったのでそこを守れなかった。(収穫は)1部のレベルが確認できたしフィジカル面でもいろいろ通用しなかった部分があるので、2部にはない高さとドライブしてからの留学生が真ん中にいるので得点できない部分とかがいろいろあったので、そこがいい経験になった。(今後の意気込みを)自分も点を取れなかったし今日みたいな試合はもう絶対やってはいけないし、東洋は出だしが良くなきゃ後で変えられる力を持っていないので、出だしからスタートしてそのまま先行してリードして勝っていくスタイルになっていこうと思う。
TEXT=渡部穂乃花 PHOTO=渡部穂乃花、稲村真織
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