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2019.05.01
硬式野球
[硬式野球]小峰 雨を味方に!気持ちでつないだマルチ安打
東都大学野球春季1部リーグ戦・駒大1回戦
5月1日(水)神宮球場
○東洋大3-0駒大
小峰の一打に明日も期待だ
「執念で打った」。六回裏、佐藤都(法4=聖光学院)が7リーグ通算70本目となる安打を放ち出塁する。その後、迎えた1死三塁の好機で打席に入ったのは6番左翼手の小峰(営4=帝京)。インコースのまっすぐを「やや詰まり気味だった」と語るもうまく運び左前へ。「なんとしても後ろにつなごうと思って」と語る一打はエース・村上(総3=智弁学園)を援護する適時打になり、満面の笑みを浮かべる。前の打席でも先制の口火を切る一打を放ち、この日チーム唯一のマルチ安打を記録。国学大戦では本塁打も飛び出し、打撃好調のまま平成から令和を迎えた。「令和初の優勝に向けて頑張ります」と意気込む男の打棒に注目だ。
チームは今季、不運にも天気に恵まれない試合が多い。4月30日から元号を跨いで行われる予定だったこのカードも前日は雨で試合がなかった。「調整が伸びたので、むしろプラスに捉えられました」と予期せぬ変更にも動じず。小峰にとって恵みの雨となった。
最恐の6番打者。中軸が溜めた走者を返し、早いカウントから相手投手に襲いかかるこの男が明日もまたチームを勝利へ導く。
■コメント
・小峰(営4=帝京)
平成最後の試合は雨で延期になったが、調整の期間が伸びたとプラスに捉えることができた。二回裏2アウトの場面はなんとしても後ろに繋ごうと思って。(打った球は)二回裏、六回裏ともにまっすぐ。つまったインコースをうまく打つことができた。執念で打った結果がタイムリーという形になってよかった。令和初戦を勝ち取れたので、優勝に向けて頑張りたい。
TEXT=谷口遥菜 PHOTO=須之内海