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2019.05.02
硬式野球

[硬式野球]山田復帰後初アーチ!マルチ安打記録も実らず

東都大学野球春季1部リーグ戦・駒大2回戦

5月2日(木)神宮球場

●東洋大4-9駒大

第2号ソロを放った山田

    今カードから復帰した山田(総4=桐生第一)の打棒が火を噴く。七回1死で打席に入ると、福山(駒大)が投じた4球目。直球を叩き高々と上がった打球は右翼席最前列に飛び込む、第2号ソロに。「いや、感触は良かったんですけど、ライトの下がり方で入らないかと思ってました」と語る通り、緒方(駒大)がフェンス目一杯に下がるギリギリの当たりだった。この一本で勢いづくかと思われたが、その後打線が続かず。この日は複数得点を挙げるイニングを作ることができず、チーム新元号第1号も空砲に終わった。

この日は第2打席にも長打を放つ。松本(営1=龍谷大平安)を一塁に置き、振り抜いた初球。「直球を狙ってました」と一塁の頭上を抜くと、快足を飛ばして二塁に。続く津田(総4=浦和学院)の打席間に1点を返すお膳立てに一役買った。

   この日、敗れたことで3つ目の勝ち点の行方は3戦目に持ち越された。「村上が投げてても打者で助けていくような試合を」と意気込む大砲がリーグ優勝・日本一という遥かな夢へと続く一撃を放てるか。山田が新たな時代を切り開く日はすぐそこだ。

■コメント

・山田(総4=桐生第一)

ホームランも二塁打も両方とも直球。駒大の福山投手がコントロール重視という情報とかは入っていた。投球が割と外角主体だったので、打席の中で球種は特に絞らなかったんですけど、外に狙いは定めてましたね。ホームランは打って感触は良かったんですけど、外野の下がり方見てて捕れそうな下がり方だったしギリギリ入らないかと。入って良かったです。次の試合が何試合目かは分からないですけど、村上が投げてる時にもうちが投打で圧倒できるような展開を作りたい。しっかりと打者が打って助けれる一戦にしたいですね。

TEXT=須之内海   PHOTO=川口朋珠