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第93回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(前期)第5節
5月6日(月)柏の葉公園総合競技場
東洋大3-1中大
得点をあげガッツポーズをみせた坪川
勝利を決定づける3点目を決めた
第93回関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)4試合を終えて4敗総得点1と厳しいチームを今季初勝利へと導いたのはキャプテン坪川(国4=矢板中央)の2発だった。
「今日のゲームはゴールを狙いにいくサッカーでどんどん仕掛けて得点を奪いにいった」と語ったように前半から積極的にゴールへ向かう姿勢を見せる。すると22分に松崎(国4=大宮Y)が獲得したPKを冷静にゴール右隅に沈め先制。2ー1とした83分にも高柳(国1=大宮Y)のクロスから野崎(国4=大宮Y)が競り、こぼれ球を左足でゴールへ蹴り込みチームの今季リーグ戦初勝利へと導く3点目をあげ、勝負を決めた。
チームはリーグ戦4節を終えて4敗。そんな苦しい状況でも「チーム内でバラバラになることはなく、常にみんなの思いは一つにまとまっていた」とチームはバラバラになることなく一丸となっていた。それがついに身を結んだ今節。「得点を挙げた坪川はもちろんMVPだと思う」と古川監督が称賛したようにリーグ戦5試合目にして初勝利をあげる原動力となった東洋大のキャプテンが今後もチームを引っ張る活躍をみせる。
・坪川(国4=矢板中央)
率直に戦っていた。勝ちたいという思いが乗っていたゲームだったと思う。(1、2点目を振り返って)1点目はPKで、自分たちは4試合で1得点と苦しい中での得点チャンスをものにしないといけなくてプレッシャーはあったが自信はあったので冷静に決められて良かった。2点目はいつも狙っているポジションでああいったこぼれ球は狙っているのでいいところにボールが落ちてくれた。両方とも仲間に感謝したい。(チームとしては4連敗、総得点1点と苦しい状況だったが)本当に見た人も思ったかもしれないが今まで自分たちがやってきたサッカーとは変わった感じがあったと思うが得点が少ないということに関しては今日のゲームはゴールを狙いにいくサッカーでどんどん仕掛けて得点を奪いにいくという意識改革が3得点という結果につながったと思う。(チームの士気は)なかなかしんどい状況が続いていたが決して悲観的にはなっていなくて別にチーム内でばらばらになることはなく、常にみんなの思いは一つにまとまっていた。あとは監督を信じてみんなの思い、スタッフ陣の思いが一つになったのが今日だった。(次節に向けて)2週間空いて桐蔭大との試合だがやっと取った勝ち点3次の試合でも積み上げて東洋の価値を勝ち点を積み上げて高めていきたい。
TEXT=谷口奏生 PHOTO=森美香子、谷口奏生