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第55回東日本大学空手道選手権大会
6月2日(日)北海道立総合体育センター北海きたえーる
女子ベスト8
男子ベスト16
熱戦を展開した幸保
団体戦の大将として大会に挑んだ都築
※掲載が遅れ、誠に申し訳ありません
第55回東日本大学空手道選手権大会が開催され、女子がベスト8進出、男子が3回戦敗退となった。
男女ともに新体制のもと団体戦のメンバーに1年生を加え、順調に予選を勝ち進んだ。
女子は4大会ぶりのベスト8進出を果たした。女子の今大会の活躍に監督は「女子の方が練習の結果が出ているのでは」と期待を口にした。1回戦の東京大を3−0、2回戦の日体大を2−1で下しベスト8に進出。ベスト4まであと一歩に迫った女子の相手は強豪駒澤大。先鋒、中堅共に健闘するも2—0で敗れてしまい、ベスト4進出は持ち越しとなった。今大会に全試合出場した都築(法3=日本航空)は昨年とは打って変わって団体戦の大将として挑んだ。団体戦に1年と2年を率いて向かえた大会を振り返り「強くなっている」と評し、「負けたくない」と悔しさをにじませたものも、成長の実感していた。
男子のベスト16をかけた1戦の相手は昨年王者帝京大だ。トーナメント表が発表された時を大島(法4=埼玉栄)は「ワクワクした」と振り返る。その時感じたワクワクが試合にも現れる。先鋒が敗れ、次鋒として出場したのは1年生の都築(法1=日本航空)だ。監督も「ガッツがある」と太鼓判を押す都築が1勝を掴み試合を五分に戻すと、続く中堅も勝利を収めリードを掴む。しかし副将、大将で敗れ帝京大から勝利を奪うことはできなかった。昨年のシーズン終了後に就任した佐藤監督は男女両チームに対し「やってきた成果が出た」と12月から取り組んできた練習への手応えを感じた様子だ。
今大会は男子の強豪との接戦、女子のベスト8と男女空手道部の躍進した大会になった。次回の団体戦は秋の関東選手権だ。次の戦いの舞台まで選手たちは稽古に励む。
◼️コメント
・佐藤監督
今日は女子がベスト8に進出、男子があわよくば帝京大に一矢報いるところまでやってくれた。やってきた成果は出てきたのではないかと我々もそして部員も感じているのではないかと思う。いくら練習内容で諭しながらやっても本番でそのシュチュエーションにならないとその練習の良し悪しが分からない。ちゃんと理論づけて稽古はしてきたんだけど、選手は納得していなかったと思う。選手としては次の秋の団体戦への糧になったのではないかと思う。誰にでもチャンスはあってとにかく稽古をしっかりするやつを試合に出してあげたい。素直で謙虚な人が伸びる。でも試合になったらそれは捨てろと伝えている。その結果が今日出たのではないかと思う。1年の都築は小さい分負けず嫌いで部内ではガッツがあるので今回はそれにかけて出場させた。彼は今後も期待できる選手だと思うよ。
女子についてはあんなにやるとは思わなかった。女子の方が練習の成果が出ているのではないか。女子の方が効果が出てきてて力強さが出ているのではないかと思う。やっぱり負けて悔しかったと思うし負けたら悔しいと思いは成長するきっかけになると思うから良かったと思う。
今後はやっぱり足りないものが見つかったので取り入れていきたい。その他に関しては今まで通り積み重ねていくだけ。
・大島(法4=埼玉栄)
トーナメント表を見たとき自分たちはどこまでいけるのだろうと思って監督が変わって厳しい練習をこなして、厳しい練習をこなしたからこそどこまでいけるんだとワクワクした。監督が変わったからにはやるしかない。自分がどうやって同期や後輩を引っ張っていくかずっと自分の中の考えている事。チームとしてはしっかりまとまる事が大事。監督、コーチからずっとまとめるのが(主将の)仕事だぞって言われている。これから先4年生は卒業してしまうが自分が卒業するまでにはしっかりとまとめたい。個人としては人に甘く厳しくするとこができていないので叱るところは叱って、楽しむところはみんなで楽しめるようにしたい。
・都築(法3=日本航空)
自分は団体戦では先鋒や中堅など比較的前の方で戦う事が多かった。今回初めて大将として大会に挑んだ。勝ちと負けで順番が回ってきた時にちゃんと勝ちきれたというところが良かったと思う。試合に出ていない2人もしっかり声出してアドバイスしてて、先鋒からチームを盛り上げてくれたので良かったです。急に練習や体制が変わって、戸惑いもあったが監督、コーチが変わったからにはついて行こう思った。女子はしっかりポイント取れたり技の強さが強くなってて、もちろん男子もですけどそこは監督たちのおかげだなと思います。思いっきりやろうと、今までの練習をしっかりこなした分負けたくないという気持ちがどんどん高まっててその気持ちが前よりも強くなっている。自分もそうなんですけど強い大学との試合で縮こまってしまう部分があるので、自信持って思いっきりやっていけたらなと思います。
TEXT/PHOTO仲宗根優介