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第59回関東バスケットボール新人戦
6月6日(木) 水元総合スポーツセンター体育館
3回戦
東洋大57-86筑波大
9|1Q|26
14|2Q|17
7|3Q|20
27|4Q|23
スターティングメンバー
13 小林大幹
21 丹波偉人
25 種田馨
51 伊東潤司
57 上甲真之介
上甲は今試合フル出場でゴール下を支え続けた
正確なアウトサイドシュートでチーム内最多得点を記録した堀口
第59回関東大学バスケットボール新人戦(以下、新人戦)の3回戦の相手は、1部に所属する格上の筑波大。内外と揺さぶりをかけるオフェンスに終始翻弄(ほんろう)され、57ー86で新人戦を終えた。
1Q冒頭から筑波大の猛攻にあい、連続得点を許す展開に。4分を経過しても無得点という状況下で生まれた焦りからか、パスミスやシュートミスが相次いだ。9ー26で1Qを終え巻き返しを図る2Qに入ると、丹波(済1=常大高)のパスを起点としてオフェンスの流れをつかむ。種田(法2=甲府西)がリバウンドを取ると丹波がカウンターを仕掛け、伊東(済2=飛龍)が押し込むといった連携プレーも見られた。2Qで14点を奪うも冒頭の大量ビハインドが響き、23ー43で前半を折り返す。
後半に入りなんとか追いつきたい東洋大だったが、筑波大の速いパス回しに振り回されフリーでシュートを打たせるシーンが増えてしまう。得点も7点に抑えられ、苦しい状況のなか最終Qへ。ここで奮起したのが今試合最多得点の堀口(法2=桐光学園)だ。アウトサイドからシュートを決め続け、チームを盛り上げる。ゴール下を支える上甲(済2=幕張総合)と共に得点を量産し、4Qの得点数では筑波大を上回る粘りを見せた。しかし、チームの奮闘むなしく57ー86で強敵筑波大に敗れた。
佐藤ヘッドコーチは「やってきたことが全然できていなかったゲームだった」と振り返る。シュートの成功率の低さが、苦しい状況に追い込まれる原因となったことを指摘した。課題発見の場となった新人戦は、下級生の成長につながるはずだ。8月から始まるリーグ戦に向けて課題の克服を図り、チーム全体のレベルアップを目指す。
◼︎コメント
・佐藤ヘッドコーチ
入りも何も全て悪かったしあれだけのノーマークのシュートを打っていて入らなければ、やっぱりちょっと苦しいかなという感じだった。そこに尽きるんじゃないか。あとはいいところもあったが悪いところもあった、やってきたことが全然できていなかったゲームだった。ディフェンスの約束事もそうだし、オフェンスも人とボールが全然止まっていたし積極的にいけてなかった、それがまず1つ。あとは先ほども言ったがあれだけのノーマークシュートが入らなければ、小さいチームは話にならないのでそこが全てだと思う。そういったところでは筑波さんの方が1枚も2枚も身長も大きいし、アウトサイドも入るとなれば太刀打ちできるところが今日はなかった。たらればの話だがシュートが入っていればまだいいゲームができたんじゃないかと。ただあそこまでノーマークシュートだとかレイアップシュートが入らないとなると、正直もうどうしようもないというか。あとは頑張って守って点数を入れさせないというふうに持っていければ良かったが、どうしてもオフェンスのリズムが悪いとディフェンスも守れない。今日はそういったゲームだったと思う。(今後に向けて)リーグ戦が本番なので、そこまでにしっかりとした形で持っていければなと思う。
TEXT=稲村真織 PHOTO=森美香子、小島敦希