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2019日本学生陸上競技個人選手権
6月7日(金)〜9日(日)
▼1日目
男子400m予選
3組
2着 柴崎 48"58 ※準決勝進出
4組
DNS 木立
5組
DNS 川上
6組
2着 吉津 48"74 ※準決勝進出
男子400m準決勝
1組
8着 柴崎 49"49
2組
DNS 吉津
男子1500m予選
1組
9着 前之園 4'13"17
2組
3着 板倉 3'57"86 ※決勝進出
男子1500m決勝
7位 板倉 3'54"05
男子110m障害予選
5組(風:+1.5)
7着 山﨑 14"99
男子10000mW決勝
34位 岩川 45'13"75
DQ 長山
DNS 成岡
女子走高跳決勝
DNS 小池
▼2日目
男子100m予選
1組(風:+1.2)
1着 松尾 10"48 ※準決勝進出
3組
DNS 塚本
4組(風:+0.2)
1着 宮本 10"24 ※準決勝進出
男子100m準決勝
2組(風:+2.3)
1着 宮本 10"13 ※決勝進出
2着 松尾 10"35 ※決勝進出
男子100m決勝(風:-0.1)
2位 宮本 10"28
4位 松尾 10"49
男子800m予選
3組
DNS 坂本
6組
DNS 柴田
男子5000m決勝
DNS 相澤
男子400m障害
1組
DNS 佐藤
5組
6着 杉山 55"88
DNS モーティマー
女子10000mW
16位 竹中 52'36"85
▼3日目
男子200m予選
1組
DNS 塚本
3組
DNS 松尾
4組
DNS 宮本
7組(風:+0.6)
3着 木立 21"77
9組(風:+1.0)
2着 中村 21"58 ※準決勝進出
男子200m準決勝
2組(風:+1.9)
7着 中村 21"61
宮本は、準決勝で10秒13の好記録をたたき出した
日本選手権に向けて収穫と課題を得た松尾
決勝では、惜しくも2位となった宮本
悪天候の中、3日間にかけて日本学生陸上競技個人選手権大会が行われた。2日目に行われた男子100mでは、日本選手権を控えた宮本(法2=洛南)、松尾(総3=神辺旭)が好調ぶりをうかがわせた。
予選1組に出場した松尾は50mから大きく抜け出し1着で準決勝進出を決める。4組に登場した宮本は追い風0.2mとほとんど風が吹かない中、10秒24のシーズンベストを記録する。「このスタジアムではいい風が吹く」と梶原監督が言うように、追い風を味方にかつ公認記録での自己ベスト更新が期待された。迎えた準決勝、1組目では坂井(関学大)が10秒12の好記録をマーク。会場のボルテージが上がると共に宮本、松尾は2組目に挑んだ。追い風が吹く中、レースはスタートした。前半から早々に宮本が抜け出すと1着でゴール。10秒13をたたきだすも追い風2.3mと惜しくも公認記録とはならなかったが、次につながるレースとなった。また、松尾も10秒35と宮本に次ぐ2着で決勝に進出した。決勝では、宮本が惜しくも2位、松尾も動きに固さが出てしまい4位と悔しい結果となった。
梶原監督は「(今レースを修正して)日本選手権に向けてやっていきたい」と意気込みを語った。日本最高峰の戦いに宮本と松尾が挑む。
◾️コメント
・梶原監督
100mでは、宮本、松尾ともに日本選手権がある。この競技場では、いい追い風が吹くので公認記録でいい記録が出ればということで出場した。先を見据えて、途中の段階でどこまで走れるかという形で出て、準決勝はいい感じで走れた。少し風が強くて公認にならなかったのは残念。宮本本人は、もう少しうまく乗り切れればいけそうという感覚がある。3本走って自分の感覚がもう1つ上がってくれば、自分ではあまりいい感覚ではないのに予選でもいいタイムが出た。今後は、そういうところをうまく修正して2人とも日本選手権に向けてやれたらいいと思う。
・松尾(総3=神辺旭)
予選も気持ちよく走れて、準決勝も自分のレースができたけど、決勝で固くなってしまって上手く走れなくて4位という結果になった。(関東インカレからどのように調整してきたか)関カレでけっこう気持ちが上がっちゃって、終わってから下がってた部分があるんですけど、家族や友人からメッセージを頂いて気持ちはだいぶ上がってきて、会場に入ってからもちゃんと上がってたので、しっかり自分の走りをしていい結果を残そうと思った。(日本選手権に向けての目標)自己ベストを更新して、確実に準決勝までいけるように、あわよくば決勝に残れたらなと思う。
・宮本(法2=洛南)
今回この大会は記録重視で記録が出たらやめる感じの雰囲気で来て予選、準決と条件が合わず3本走ったがそれでも勝ち切れなかったというのはすごく反省点だと思う。それでもしっかり調整していないなかでのレースのわりには走れたかなと思ったので、次の日本選手権に生かしていきたい。(けがの状態は)もう全然、痛みは引いたかなという感じ。(レースを振り返って)そこまでスピードに乗れなかったところがあったが、ある程度のことはできたかなと思う。(日本選手権に向けて)しっかり準備していきたいと思う。
TEXT=小島敦希 PHOTO=稲村真織