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2019.06.24
卓球

[卓球]日体大に善戦するも惜敗 1部昇格は来期に持ち越し

2019年春季・関東学生リーグ・入替戦

6月22日(土)新座市総合体育館

東洋大3-4日体大


〇岡崎     3-0    ●石田



〇青木萌    3-2    ●後木



〇岡崎・青木萌 3-2    ●高橋・関口



●趙      1-3    〇高橋



●須田・奥山  2-3    〇石田・後木



●奥山     1-3    〇藤尾



●佐藤     1-3    〇関口


                       力強いプレーでチームを勢いづけた岡崎


                       フルゲームの末に逆点しガッツポーズを見せる青木


激闘のリーグ戦を2位で終えてから1ヶ月。入替戦は1部リーグ7位の日体大を相手に善戦するも、後一歩のところで勝ちきれず惜敗。1部昇格はお預けとなった。


昼過ぎに始まった1部と2部の入れ替え戦。1番には負け知らずの岡崎(文1=川口市立)が出場した。カットマンが相手ということもあり、長期戦が予想されたが岡崎のフォアハンドがことごとく相手のボールを打ち抜いた。ストレートで勝利し、2番の青木萌(文1=武蔵野)に次のバトンを引き継いだ。青木萌は「1週間ずっと不調でとても不安だった」と振り返るようにかなりの苦戦を強いられた。1ゲームは危なげなくとったものの2ゲーム目を僅差で取り返される。3ゲーム目は相手に大量リードを許し4ー10と追い込まれるが、ここから驚異的な集中力を見せてなんと8連続得点。12ー10でゲーム数でリードを取り戻す。しかし再び4ゲーム目を奪われフルゲームへともつれ込む。10-10のデュースから互いに一歩も譲らずに緊張の瞬間が続くが、得意のサーブで得点を重ねた青木萌が終止符を打ち、21-19という大接戦を制した。3番のダブルスも岡崎・青木萌の1年生ペアが出場し、フルゲームとなる。しかし、二人でこまめに話し合い勝ちを収めた。この時点で3-0と試合を有利に進めていた東洋大であったがここから日体大の反撃が始まる。4、5、6、7番手それぞれが1ゲーム以上を取ったものの、相手のサーブから3球目攻撃までのスピード感ある展開に付いて行くことができず一挙にリズムが崩れてしまった。中でも5番の須田(文2=鶴岡東)・奥山(文2=秋田商)のペアは自分たちの力を発揮できずにフルゲームで惜敗している。奥山は「もっと何かやらなきゃいけないことがあった」と試合後に話し、悔しさを滲ませた。


今大会、日体大にあと一歩のところまで迫りながらも1部の壁の厚さを思い知らされる結果となった。しかし、ここまで相手を追い込んだということは爪痕を残したと表現することもできる。秋リーグはまた2部からのスタートとなる。決して平坦な道のりではないが悔しさを糧に次はリーグ1位で1部昇格を目指す。

▪コメント


・江尻監督

(今試合のオーダーについて)前半取りにいって、後半みんなで戦うということでエース2人を1、2、3に置いた。(試合を振り返って)すぐ近くまで勝利が見えたところであと1点、ここがまだまだ今の実力ではもう一つ何かやらないと届かない場所というのを実感した。やること、考えられることはすべてやって試合に臨んだ。何が足りなかったかは試合を分析しなければならない。運ももちろん色々な要素があると思う。ミーティングを重ねて確認していきたい。(春リーグ全体を振り返って)エースが入ってきて、選手たちは勝たなければいけない時代に入ってきた。試合だけではなくてチーム力、これを出る人出ない人関係なくもう一度何ができるのかを見直してやってきた。(秋リーグにむけて)今は白紙の状態なので、ミーティングを重ねて課題を見つけていきたい。

・奥山(文2=秋田商)

(試合を振り返って)一年生二人が3つとってきてくれて、あとは上級生自分らでしっかりとって頑張ろうって言って。やっぱり前半は一年生が点を取ってくれて自分は4番で惜しかったけど負けて、自分らダブルスはずっとカット対攻撃のパターンを練習やってきたのに、最後に競った場面とかに一本とれなかったのが敗因だと思う。もっと何かやらなきゃいけないことがあったのかなって。シングルは前に一度対戦した相手でサーブの出し方とか分かっていたはずなのに前回と同じようなレシーブをしてしまい同じように負けるという展開だった。今後何か一つ変えないとああいう相手には勝てないのかなと思った。(チームの雰囲気)一部上がりたいってみんな思っていて今日が特別という訳ではないが、今日はみんな気合の入り方も違うし、応援も最後まで全力で頑張ろうって話合っていたから、気持ち一つに応援はできたと思う。しかし、それだけでは勝てなかった。(次の試合に向けて)リーグ戦だけでなく全日学とかもあるのでそれは自分がレベルアップする良い機会にして、自分が一番の大会だと思っている秋リーグでは全勝して1位で1部昇格ができるようにまた練習を頑張っていきたい。


・岡崎(文1=川口市立)

(試合を振り返って)自分はけっこう出だしから良い感じで入れて、最後まで良い感じできたので良かった。(ダブルスでの声掛け)競ったときどうするかっていうのはけっこう話しいて、青木はサーブがとてもうまいので低くサーブを出してとか話していた。(今後伸ばしたい点)けっこうカットマンが自分は苦手で、だんだん最近カットマンにも勝てるようになってきたので苦手意識をまず今日の試合のようになくしていけたらいいなと思っている。(次戦へ向けて)次の秋リーグはまた2部から始まるが、次は2部のリーグを1位で抜けて1部に行けるように頑張りたい。


・青木萌(文1=武蔵野)

シングルスはこの1週間ずっと不調でとても不安だったが、勝ち切ることができて良かった。競っていたが、ベンチのみんながいたから心強かったからがんばれたと思う。(ダブルスについて)サーブを指示してくれるのは岡崎なので、良いときにサーブを出していいパターンに持ち込めたのは良かった。(今後伸ばしていきたい点)サーブの得点率が良かったので次の試合でもサーブで確実に決まるように練習していきたい。(次の試合に向けて)今回サポートしてくれた人に感謝を忘れずにがんばっていきたい。

TEXT=鈴木拓磨 PHOTO=小島敦希  、鈴木拓磨 

平成28年度春季関東学生卓球リーグ・東女体大戦
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