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第9回全日本大学選抜相撲選手権大会
7月14日(日)卯辰山相撲場
団体戦 準優勝
個人戦 ベスト8
羽出山
大塔
ベスト16
干場
(優秀8校決勝トーナメント)
東洋大 | 1対4 | 日大 |
●干場 | 寄切り | 石岡 |
●大塔 | 居反り | 川副 |
○深井 | 上手投げ | 沢田 |
●重松 | 突き倒し | イェルシン |
●羽出山 | 押出し | 竹内 |
団体戦準優勝の東洋大
優秀8選手に選ばれた羽出山
個人戦、団体戦ともに活躍した大塔
金沢の出身者も多い東洋大。そんな中臨んだ、第9回全日本学生相撲金沢大会の結果は団体戦準優勝、個人戦では大塔(法2=明徳義塾)、羽出山(法2=足立新田)がベスト8、干場(法2=金沢市工)がベスト16だった。
団体戦では、予選トーナメントを全勝するも、勝ち点の差から4位通過に。個人戦を挟んだ後から、始まった決勝トーナメント。初戦の相手は、先の東日本選手権で団体優勝の中大。先鋒を務めた干場と、二陣を務めた大塔の2年生の二人が先に勝利をあげるも、続く深井が突き落としで敗れる。しかしその後の重松(法4=金沢市工)羽出山は、自分たちの相撲を取れて勝利。迎えた準決勝の相手は日体大。寄り倒しで干場が勝利したが、続く大塔が敗れてしまう。だが今回の個人戦で優勝したデルゲルバヤル相手に深井(法4=金沢市工)が勝利し流れをこちらに引き戻す大金星。この勢いのまま重松が叩き出しで決勝進出を決める。今シーズン初優勝が目の前となって挑んだ決勝戦は先鋒、二陣戦ともに落としてしまう。後がない状態でまわってきた深井が上手投げで危機を回避するも副将戦で敗れてしまい勝負あり。結果は悔しい準優勝となった。
一方決勝トーナメント前に行われた個人戦では、東洋大から羽出山と大塔がベスト8に進出し優秀8選手に選出される。しかし、お互いベスト4の壁を越えることができず敗退した。
今回の大会では、前回の東日本選手権で優勝を逃すこととなった、宿敵の中大に対して4勝できたことは大きい。来週には東日本体重別が控えている。そこに向けて、それぞれが今日得た課題を克服すべく練習に励む。
※配信が遅れてしまい申し訳ありませんでした。
◼️コメント
・深井(法4=金沢市工)
地元ということでプレッシャーがありました。地元開催というのはプラスにもなるがマイナスにもなる。団体戦では勢いが良ければ勝てる。チームの雰囲気が大事。監督、コーチも今大会獲る気でチームも稽古に励んだが獲れなかった。でも次につながる大会になったのではないかと思います。インカレに向けてイチから頑張れるのではないかと思います。来週の体重別は無差別で出場。次につながるいい内容の試合をして優勝できればと思います。
・羽出山(法2=足立新田)
特には取り組みについて動き回ろうという考えはなくて、自分の相撲が出来た。体が思い通りに動いたという感じですね。個人の決勝トーナメントの拓大の選手との1番が内容的にはあまり良くなかった。逆にそれまでが良かった分最後あっけなく終わってしまったのでそこは切り替えて団体戦の決勝トーナメントに挑もうと思った。来週の東日本体重別では無差別で出場します。去年無差別級で1年生として3位になった。学年も上がって力もつけたので去年の成績を超えられるように挑みたい。前提としてベスト8に入らないと全国体重別に出場することはできない。前提的な目標としてベスト8。ベスト8を突破したら優勝できるように頑張ります。
・大塔(法2=明徳義塾)
団体戦では活躍できなかったから、情けなかった。個人戦は、自分の中では結構よかった。団体で活躍したかったから残念だった。今回の試合では団体戦メンバーで初めてだったから緊張した。(団体戦決勝で当たった選手について)相手は小学校の時からやっている人だから、強かった。気づいた時には上向いている感じだった。(昨年と比べて)意識していることとしては、東洋大のメンバーに選ばれたからには活躍をしたいと思う。(自分の二陣のポジションについて)1番やりやすいポジションだと思う。ほかのポジションに比べて重要な場所ではないと思う。気持ち的に前にいきやすい。(他の2年生について)僕が全然レベル的に下だとは思うが、同級生で活躍できればうれしく思う。(次の試合に向けて)全日本体重別で決めれるように頑張る。
TEXT=廣瀬璃子 PHOTO=廣瀬璃子、仲宗根優介