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2019.07.28
硬式野球

[硬式野球]春季リーグ戦優勝祝賀会を開催 「秋は日本一で開きましょう」

令和元年度東都大学野球春季リーグ戦優勝祝賀会

7月28日(日)東京プリンスホテル・鳳凰の間

 

秋季リーグでの日本一奪還を誓った選手たち


高橋前監督のもとに訪れるOBの列は途絶えなかった


小笠原アナウンサーのインタビューに答える佐藤都

 

 この日、都内ホテルにて東洋大学の春季リーグ戦優勝を祝う祝賀会が開かれ、120名を超える現役選手と多くのOBが参加。選手たちの労をねぎらうと共に、来季の日本一奪還への激励の声がかけられた。

 

 「次は日本一を取って、気持ちよく祝賀会をやりましょう!乾杯!」という竹村学長の挨拶で始まった本会。OBのみならず、保護者の方々や高校時代の恩師など久しぶりの再会に会場は賑わう。中でも、OB陣の挨拶が長蛇の列を作ったのは高橋昭雄前監督。46年と長く指揮を執った名将に参加者が集まった。

 

 選手たちは試験期間ということも相まってか少し疲れ気味の選手たちだったが、歓談を楽しんだようだ。ここからは隠しマイクと称し、一部だが本会での選手たちの様子をお届けする。

 

■特別企画・隠しマイク

◇泉(法2=阪南大)・越智(法1=東洋大姫路)

泉:え!取材ですか!ありがとうございます!

越智:泉さん夢はラッパーって言わないとですよ

泉:もちろん野球でも日本一を、ラップでも…。余計な事言うな!

(仲の良さが垣間見えました。新潟県で開催の大学野球サマーリーグでの活躍を祈ってます。)

 

◇諏訪(総3=浦和学院)

焙煎機を作ったんですよ。ホームセンターで材料買いました。1万円越えるんですけど、5千円ですみましたよ。今から使うのが楽しみです。

(欲しいと言っていましたが作るとは…。美味しいコーヒーが出来たか感想お待ちしてます。)

 

◇藤井(H30年度営卒=JX-ENEOS)

え、俺に取材ですか?俺に聞いてどうするんです?(笑)竹原(H30年度法卒=鷺宮製作所)とかの方が良いですって(笑)。

(その後は取材に応じていただきありがとうございました。)

■コメント

・杉本監督

年号が変わって、平成から令和へ。そこの節目の年に東都の歴史に東洋大の名を刻むことができ、非常に誇らしく思います。これは本当に選手の努力のおかげです。スタッフだけでなく近隣の方やOB会の方々など様々な方のご協力があり、オール東洋の力で達成した優勝です。ありがとうございました。しかしながら、全日本選手権では明治大学さんに敗れベスト8という結果に終わりました。この結果に満足はできません。これから、この悔しい気持ちを胸にしっかりと秋に向けて鍛錬を積んでいき日本一の奪還を目指すとともに、野球少年たちに憧れられるようなチーム作りに努めていきたいと思います。本日はお集まりいただきありがとうございました。


・高橋昭雄前監督

まだまだ優勝してもらわないと困るよ。俺の見た顔がいる世代だからね。これが10年後とかなら大したもんだ。あとは全日本選手権で明治を倒してればね。卒業生が今はプロに社会人にと奮闘しているのは嬉しいよ。大学の時に基礎となる部分は教え込んでいるからね。これからも大学時代を忘れずに活躍し続けてほしいね。

 

・佐藤都(法4=聖光学院)

 春のリーグ戦では優勝というかたちを取らせていただきました。そして今回の祝賀会で祝ってくれる人がたくさんいることを改めて実感しました。しかし全国大会では明治大学さんに3-0で負けてしまいベスト8で終わってしまったのでちゃんとした嬉しいという気持ちは正直ないですね。リーグ戦は良いことばかりでしたけど全国は勝ちきれなかったので。トーナメントの難しさというか精神的な部分がまだ甘かったなって思います。この悔しさを胸に秋にもう一度日本一になれるように全員で頑張っていきたいと思います。侍ジャパンの合宿や試合を終えて久しぶりにチームのところに戻るとやっぱり居心地がいいですね(笑)。代表戦でいろんな人の盗めるところは盗んできたのでそれを活かせるように。秋は村上を助けられるようにチームとしても個人としてもチャンスで打てるように取り組みたいです。

 

・小川(法3=霞ヶ浦)

 多くの方々がこの祝賀会に来てくださって正直びっくりしました。秋も優勝してまたこの会を開きたいですね。高校時代の監督さんもいらしていて、頑張れと言っていただいたのでその期待に応えられるように頑張ります。春季リーグではチームを引っ張れなかったので秋は自分が中心となって勝てるように。ベストナインと優勝を目標に頑張ります。

 

・小林直(法3=八戸学院光星)

 春季リーグはチャンスのところで打席が多く回ってきたんですけどそこで一本打てなかったので打てればよかったなと。いまは秋に向けて変化球に対応できるようにバッティングを取り組んでます。レギュラーとしていまいち活躍ができなかったからオープン戦から力を出してまた一から頑張りたいと思います。

 

・泉(法2=阪南大)

主将に選抜された明確な理由とかは知らないんですけど、普段の2部生の練習の時にそういう役回りなので。それで井上コーチが選んでくださったんだと思います。去年は優勝出来てないんで、今年のサマーリーグは全勝優勝をすることを目標に頑張りたいです。(注目選手は)自分です。あ、やっぱり恥ずかしいな。野村ですかね。最後の最後に決まったんですよ。フォークが良いので直球かフォークかで張らないと打てないんですけど、初見じゃ難しいと思います。個人的な目標としては、去年小林直さんが首位打者を取っているので2年連続で東洋が取れるように打ってチームの優勝にも貢献したいです。

 

・木村(総2=霞ヶ浦)

リーグ戦を振り返ると、結果的には完全優勝はしましたけど簡単に行ったシーズンではないなと思います。そういう中で勝ち切れたのは秋に繋がると思うので生かしたいです。もう1ヶ月くらいで開幕なので、オープン戦から本番の気持ちでいって、シーズン通してレギュラーとして貢献したいです。そうすればタイトルとかが見えてくるので、タイトル獲得も目標です。(母校・霞ヶ浦高校が4年ぶりに甲子園行きを決めましたが。)そうです!何回か球場に行きました。自分の知ってる最後の代なので嬉しいです。1年生で見ていた時の感じと全然違くて、技術とかも含めて全体的に伸びててびっくりしました。甲子園でも頑張って欲しいです。

 

・阿部博光(H30年度営卒=SUBARU)

自分たちが成しえなかった完全優勝を遂げたのは本当に凄いですし、刺激になります。自分自身今は調子は良くないんですけど、しっかり調整して頑張って結果を残せるようにやっていきたいです。

 

・藤井(H30年度営卒=JX-ENEOS)

都市対抗野球大会には補強選手で三菱日立パワーシステムズでベンチには入れたんですけど、投げる機会なく終わっちゃいました。トーナメントなので。後輩たちがこうして完全優勝してて、自分たちは出来なかったことなので本当に凄いと思います。最強です(笑)これから秋の選手権がかかってくる戦いが自分としてはあるので、チームの本選出場に貢献できるような投球をしてたいです。

 

・竹原(H30年度法卒=鷺宮製作所)

都市対抗の舞台は去年、応援に行ったときに大声援を見て憧れていたので良かったです。でも、中でプレーしてみて大学と同じ球場・同じ全国の舞台でも全然違いました。プレッシャーとかもありましたし。その中で、個人的には大学時代は3年生と4年生の時の全日本選手権大会で無安打で終わってたじゃないですか。だから、最初にヒットがでたのも嬉しかったですし勝てたのも良かったです。自分の同期で東京ドームの試合で勝ったの今年1人なんですよ。相性悪いですね(笑)。あとは、外野で東洋の先輩である2選手と組めたのも思い出です。自分が茶谷さんと笹川さんと一緒に外野で出るときはレフトとかにいたので、指示をもらう側だったんですけど逆にセンターから指示を出す側になったので。変な感じでしたけど、懐かしかったです。秋の選手権がこれから控えているので、春は調子のピークが早すぎたので秋は本選に出て京セラドームでピークになるように持っていきたいです。

 

TEXT=須之内海 PHOTO=須之内海、谷口遥菜