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第93回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(前期)第9節
8月4日(日) 法大G
東洋大0-0法大
急遽抜擢され初スタメンとなった
緊張を感じさせない堂々たる守備をみせた
前期リーグ戦第9節、東洋大は法大相手に0ー0で勝ち点1を獲得した。今試合初めてスタメンとして出場した大森(国2=帝京大可児)は、DFとしてチームの無失点に大きく貢献する活躍をした。
この試合は急遽抜擢されたこともあり緊張したという大森だったが、両者譲らない試合展開の中で、先輩DFと息の合った堂々たるプレーを見せた。前半終了間際のカウンターから突破されひやりとした場面では、落ち着いて対応しピンチを耐え抜く。しかし、「自分の良さは出せなかった」と振り返った大森だが、左サイドからドリブルでボールを縦につなげるなど積極性も示した。
法大に押し込まれる時間が増えた試合終盤。大森は「死んでも点取らせないぞという気持ちだった」というように、体を張った守備で猛攻を防ぎ切り、前期リーグ初の無失点のまま試合を終えた。
古川監督は大森のプレーを「完封に貢献してくれた」と評価。リーグ戦第9節を終え厳しい順位の東洋大にとって、無失点で勝ち点1を取れたことは大きい。負けられない試合が続いていく中で、大森の活躍に期待がかかる。
■コメント
・大森(国2=帝京大可児)
緊張感が結構あって、みんなについていくので必死だった。とりあえず緊張して疲れた。始まるときに応援があり緊張した。自分の特徴としてサイドからのクロスがある。だがそれ以前に戦う部分で自分の良さを出したかったが出せなかった。(無失点だったが)嬉しい。初スタメンで無失点に抑えられたことは、守備である自分にとって良い風に捉えたいと思う。(法大の印象)取った後のカウンターが早かった。いつもよりもっと早く切り替えないと守れなかった。(試合終了直前の厳しい展開について)死んでも点取らせないぞという気持ちだった。(今後の試合に向けて)今日引き分けでみんな満足な感じになっていると思うが、勝ち点3を取らないと上に進んでいけないので、しっかり点とって無失点で勝ち点3を取りたいと思う。
TEXT=酒井菜摘 PHOTO=谷口奏生、酒井菜摘