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2019.08.12
サッカー

[男子サッカー]坂本のゴールで一時同点 白星ならずもチームに活気



第93回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(前期)第11節

8月11日(日) 山梨中銀スタジアム

東洋大2-3専大


3試合ぶりの出場となった坂本


ゴール後笑顔で仲間に駆け寄った


 

 けがにより6月のアミノバイタルカップ®以来3試合ぶりのスタメンとなった坂本。勝利はつかめなかったものの、一時は同点となるゴールを決めた。


 試合開始直後に先制点を決められるも、坂本は積極的な守備をみせ、右サイドで攻撃の芽を摘む。相手のゴール前へのパスも丁寧にクリアし、シュートまで持ち込ませない。


 チャンスが訪れたのは前半15分。松崎からのスルーパスに素早く反応した坂本は、相手DFの空いたスペースに駆け出す。打ったシュートは枠内に吸いこまれ、これが同点弾となる。坂本はゴール後、仲間と笑顔で喜びを分かち合った。待望の得点にチームは活気づき、そこから攻撃のペースをつかむ。


 しかし後半、コンディションが本調子ではなかった坂本。チームも猛攻をしのげず2点を奪われてしまい、反撃も及ばず2ー3で試合終了。坂本は「勝てない」と悔しい表情を浮かべた。


 前期リーグを終え、降格圏内の11位である東洋大の状況は苦しい。しかしその中で、自らの守備の課題は徐々にクリアできているという坂本。前期リーグでつかんだ手応えを後期リーグで生かせるかどうか。1部残留のためにも、坂本が右サイドから東洋大に追い風を吹かせる。



■コメント

・坂本(国3=柏U‐18)

勝てない。前期終わってみて勝ちが1しかなかったので悔しい。(復帰戦だったが)少しでもチームに貢献できるようにしようと思っていた。(ゴールシーンについて)相手が3枚だったので、横のスペースが空くと思った。チャンスの時に上がってチャンスを作りたいと思っていたので、それが上手い形にいって良かった。(守備について)最近自分の中で守備にトライしていて、抜かれるシーンが少なくなってきた。少しずつだが自分の中の課題をクリアしていっているのかなと思う。守備が自分の中で課題だった。チームに迷惑をかけないような守備を少しでもできるように心がけていた。自分が穴にならなかったというか、目立つミスがなかったので、これからも自分のところから失点しないように気を引き締めていきたい。(前期リーグ戦を終えて)自分たちは強くないので、あくまでも残留が目標。少しでもそれに近づけるように、中断期間が大事なので頑張っていく。


TEXT=酒井菜摘 PHOTO=谷口奏生