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夏季オープン戦
８月13日（金） 東洋大グラウンド
○東洋大３ー２近大
山崎基はマルチ安打を放った
サマーリーグから戻った廣岡が存在感を見せた
夏季オープン戦３回戦目となったこの日の相手は近大。五回に先制を許し２点を奪われる。しかしその裏、打線がつながり３点を挙げ逆転に成功。投手陣も好投を見せ、そのまま３－２で近大を下した。
両者互いに一歩も譲らず、拮抗（きっこう）した戦いとなったこの試合。しかし、四回に先発の村上（総３＝智弁学園）がこの回先頭の打者に本塁打を浴び先制を許す。さらにその後も得点を奪われ０－２とリードされてしまう。だが、これで終わらないのが東洋大だ。その裏、この回先頭の芦名（総２＝木更津総合）が安打を放つと、続く小川（法３＝霞ヶ浦）が四球で出塁。さらに１番打者の松本（営１＝龍谷大平安）が右前へ適時二塁打を放ち芦名を生還させると木村（総２＝霞ヶ浦）も中前打で援護、同点に追いつく。そして矢吹（総１＝聖光学院）の犠飛で松本も生還し、逆転に成功。“打の東洋”の実力を見せた。その後は山下雅（営４＝東邦）、渡邊（総１＝報徳学園）、松澤（営１＝帝京）の好投で相手に得点を許さず試合終了。３－２で勝利をつかみ取った。
この試合では新潟県で行われた大学野球サマーリーグに出場していた選手も合流。特に廣岡（総１＝拓大紅陵）は七回表から捕手として出場。相手投手の初球をとらえ左前へ運ぶなど存在感を放った。廣岡はサマーリーグについて「全然よくなかった」と苦笑し、「この試合で打てて良かった」と胸をなでおろした。今回の試合を「初球を打っていこうと思って打席に立った」と振り返り、「とらえることができた」と手ごたえを口にした。
目標は「一球で仕留める」。廣岡は「リーグ戦では打撃を見てほしい」とし「初球から強いスイングができるように意識している」と語った。そして、秋のリーグ戦に向けて「代打として起用されることが多くなると思う」とした上で、「チャンスの場面で確実に結果が出せるようにしたい」と意気込んだ。
サマーリーグに出場していた選手たちも続々と戻り、レギュラー争いがさらに熾烈になっている。この夏でどんな選手の活躍が見られるのか期待がかかる。
TEXT＝加藤勇大 PHOTO＝谷口遥菜
