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2019.08.21
ラクロス

[男子ラクロス]リーグ戦初戦、筑波大に敗戦 攻撃面が課題

第32回関東学生ラクロスリーグ戦・2部Bブロック


8月19日(月)

筑波大学セキショウフィールド


東洋大2-10筑波大


チームの先制点を決めたMF奥谷


ショットに成功したMF緒方


 チームのスローガンである「奪~GIFTOVER~」を掲げ、男子ラクロス部の挑戦が今年も始まった。第32回関東学生ラクロスリーグ戦(以下、リーグ戦)初戦の相手は筑波大。なかなかシュートが決まらずミスが続き結果は2-10、リーグ戦初戦は黒星となった。


 先制点を挙げたのは筑波大。その後、MF奥谷(営4=保谷)の鋭いシュートが決まり試合を振り出しに戻すも、すぐに点を返されてしまう。何度かゴールのチャンスはあったものの得点することができず1-5で前半戦を終えた。


 迎えた後半戦、第3Qではさらに相手に2点追加点を与えてしまう。6点ビハインドとなったところで、MF緒方(ラ3=朝霞西)のシュートがゴールネットを揺らし1点を返す。しかし、LMF瀬田主将(ラ4=東京成徳)が「ディフェンス時間が増えて失点してしまった」と語るように、相手の攻撃から流れを変えることができず2-10で試合は終了。悔しい結果となった。


 今回の結果に関して瀬田主将は「準備の甘さで試合の流れを持っていけなかったことが敗因」と悔しい表情を見せた。奥谷も「練習でやっていた形が発揮できなかった」と試合を振り返った。昨年はリーグ戦全敗と苦しい1年になった。だからこそ今年のリーグ戦にかける思いは強い。チームの目標は「1部昇格」だ。初戦を落とすも、残りの4戦の結果次第で1部昇格のチャンスはある。今回見つけた課題を改善し、1部昇格を目指す。



◼︎コメント

・瀬田主将(ラ4=東京成徳)

(今日の試合を振り返って)純粋に悔しさが第一に込み上げてきた。それ以前に僕たち自身のミスだったり、準備の甘さで試合の流れを持っていけなかったことが敗因かなと思う。ゲームプランも理想スコアが4ー8という4失点以内に抑えて8得点取るというプランだったが、結果から両方ともプラン通りにいかなかった。コーチの方が準備してくれたものをプレーヤーが体現できなかった。(今年のチームは)僕自身があまり一人で突っ走るような特別上手な選手ではないので、周りのみんなの力を借りて一緒にチームを作っている。僕の理想は誰が主将になってもいいチームっていうのを理想としていて、誰かが出来ないところを出来る人がやるっていう感じ。(課題は)オフェンス時間を長くすること。簡単なミスだったり、長く出来なかったところでディフェンス時間が増えて失点してしまったのが課題。シュートの本数は相手校より多かったが、決定率が少なかった。(リーグ戦全体の意気込み)今年のチームの目標は1部昇格というところで、初戦を落としてしまって0勝1敗からのスタートだが、あと4勝すれば1部昇格、入れ替え戦の可能性もあるので頑張りたい。また、その先の学生日本一というところも長期計画で見ている。今の1年生が4年生になったときに日本一になるという計画をしていて、1年生のマインドはそこに合わせて、僕たちも学生日本一になれないからといってそこに甘んじるのではなくて、学生日本一のチームはどういうチームなのかっていうのを常に意識している。(次戦に向けて)昨年も集客試合で負けた上智大との試合。会場も同じで、非常に悔しい思いが残る相手になるので、今日出た課題をしっかりと潰していきたい。集客試合ということで今日も応援の力があって踏ん張った場面が何度もあったので、たくさんの人の応援を借りて、応援の方も入れて全員で勝ちたい。


・奥谷(営4=保谷)

(今日の試合全体を振り返って)惨敗だったが、正直なところいつもの練習でやっている力が上手く出せなかったことが一番の敗因だと思う。練習でやっていた形が発揮できなかった。いつもは試合の入りがチームの課題だったが、今日はそこが良かった。しかし、失点を重ねていく中で修正をしきれなかったところがある。(個人として今日の試合は)僕は普段は得点をとる選手ではないのですが、今日はチームの先制点をとることができてその点ではすごく良かったかなと思う。でも、僕は4年生でミディというポジションでまとめる立場だったが、そこでオフェンス全体をコントロールしきれなかったという点では次への反省点。緊張とかでみんな力を発揮できなかったと思っていたと思うが、次は自分が声を掛けたりとかしてオフェンスを組み立てて行きたい。(チームとしての課題は)いつも練習試合の時などは相手に合わせて試合の中で自分たちの良くないところや、相手のディフェンスを見て形にあったオフェンスをしたりするため修正の声があがるが、今日はタイムアウトのときもあまり声があがらなかった。コミュニケーション不足があると思う。(次の試合への意気込みは)今日ダメだったところを反省して次回に生かせるように。僕達は1部を目指して頑張っていて、ひとつも落とせない状況なので、あとの試合を全勝して1位で入れ替え戦へいけるように頑張りたい。


TEXT=岡村珠里 PHOTO=水越里奈