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春季リーグ戦では勝ち点5つを奪い、完全制覇を果たすも日本一奪還には及ばなかった。その雪辱を果たすべく迎える秋季リーグ戦に向け、オープン戦を重ねること13試合。日本一へ再度挑むべく、戦国東都を戦う選手たちの熱い思いを12日間に渡りお届けする。
第2日目は昨春リーグ戦で驚異的なパワーを見せつけ、圧巻の5HRを放った山田知輝外野手(総4=桐生第一)。大学ラストシーズンを目前に控えた主砲の意気込みはいかに。(取材日・8月27日、聞き手=須之内海)
--まず、ここまでのオープン戦を振り返っていかがでしょうか
そうですね。今はコンディション不良があって調整中なんですけど、身体はしっかり動かせています。いい感じです。
--先日は打撃練習を行う様子もありました
あの日がコンディション不良後初めての外での打撃でした。最初にしてはいい感じで。ちょっと動かさなかった間に可動域とかが狭まったなというのは感じているので、残りの期間でしっかり調整したいと思います。
--今年も日本代表に選出されたメンバーと共に秋を戦いますが
頼もしいですね。代表に入ると名前が売れる。そういう選手がいると相手としては当然嫌じゃないですか。1人でも相手が嫌だと思う選手がいれば戦いやすいのかなと思います。
-一昨年は中川選手(H30年度法卒=オリックス)が代表入りし、チームへの還元が大きかったと伺いましたが今年はいかがですか
自分も最上級生になったからかな。そんなに感じないです。でも、佐藤都(法4=聖光学院)とは打撃の相談とかをすることもあります。
--当時は中川選手からもアドバイスをもらいましたか
もらいましたね。自分は5番打者とかだったと思うんです。メンタル的なところもそうですけど、打席での待ち方とか参考にさせてもらいました。
--さきほど、最上級生という言葉もありましたが期待している後輩はいますか
井奥(営3=東洋大姫路)ですかね。プライベートで仲がいいのもあるんですけど、打撃のセンスを感じます。性格的にもチャンスで動じないタイプだと思うので。あとは人間性って言うんですかね、しっかりしてるのでああ言う選手が活躍するとチームの士気は自然と高まると思いますね。
--いよいよリーグ戦が目前に迫っていますが山はどこになると思いますか
全部です(笑)。本当にいろんな人に言われるんですけど、全部ですよ。どこも強い。本当に強いて言えば1カード目。それに初戦ですかね。そこを取れるかどうかは春と同じで大きいと思います。
--最後にリーグ戦に向けての意気込みをお願いします
もちろん優勝を目指していますけど、その過程で早いうちに入れ替え戦の可能性を消したいですね。そこから頂点を狙いたいです。個人的な目標はあんまり決めてないですけど、ホームランは同じくらい打って打率を上げられればと思います。
◇連続インタビュー一覧◇
第1日:「タイブレークは野球の全てが詰まってる」杉本泰彦監督
8月30日:村上頌樹投手
8月31日:山崎基輝捕手
9月1日:松澤海渡投手
9月2日:木村翔大内野手
9月3日:諏訪賢吉内野手
9月4日:松本渉外野手
9月5日:小川翔平内野手
9月6日:芦名望内野手
9月7日:小峰聡志外野手
9月8日:佐藤都志也捕手