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侍ジャパン壮行試合
８月26日（月） 神宮球場
大学日本代表５ー５高校日本代表（規定により９回引き分け）
| １ | ２ | ３ | ４ | ５ | ６ | ７ | ８ | ９ | 計 | |
| 高校日本代表 | ０ | １ | ０ | １ | ２ | ０ | ０ | ０ | １ | ５ |
| 大学日本代表 | ０ | ０ | ３ | ０ | １ | ０ | ０ | ０ | １ | ５ |
森下（明大）、早川（早大）、村上（総３＝智弁学園）、内間（亜大）、佐藤隼（筑波大）、山崎（東海大）、吉田（日体大）、伊藤（苫小牧駒大）－海野（東海大）、古川（上武大）
本塁打：海野（四回）、牧（六回）
二塁打：柳町（四回）、篠原（二回）
・打者成績
| 打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
| １ | （左） | 宇草（法大） | ３ | １ | ０ |
| ２ | （遊） | 小川（国学大） | ２ | ０ | ０ |
| 打遊 | 児玉（九産大） | ３ | ０ | ０ | |
| ３ | （右中右） | 柳町（慶大） | ４ | １ | ０ |
| ４ | （二） | 牧（中大） | ４ | ２ | ２ |
| ５ | （指） | 郡司（慶大） | ２ | １ | ０ |
| 走指 | 田中（亜大） | １ | ０ | ０ | |
| ６ | （一） | 佐藤都（法４＝聖光学院） | ４ | １ | １ |
| ７ | （捕） | 海野（東海大） | ３ | ２ | １ |
| 捕 | 古川（上武大） | １ | ０ | ０ | |
| ８ | （中） | 丸山（明大） | １ | ０ | ０ |
| 打右 | 森下（中大） | １ | ０ | ０ | |
| 打三 | 篠原（筑波大） | ２ | ２ | ０ | |
| ９ | （三） | 元山（東北福祉大） | １ | ０ | ０ |
| 打三 | 安本（法大） | １ | ０ | ０ | |
| 打中 | 竹村（近大） | ２ | ０ | ０ | |
| 計 | 35 | 10 | ５ |
・投手成績
| 名前 | 回 | 球数 | 安 | 四死球 | 三振 | 失 |
| 森下（明大） | ２ | 31 | １ | ０ | ２ | １ |
| 早川（早大） | １ | 14 | １ | ０ | １ | ０ |
| 村上（総３＝智弁学園） | １ | 20 | ３ | ０ | ３ | １ |
| 内間（亜大） | ２／３ | 19 | ２ | １ | ０ | ２ |
| 佐藤隼（筑波大） | １１／３ | 11 | ０ | ０ | １ | ０ |
| 山崎（東海大） | １ | 12 | ０ | ０ | ０ | ０ |
| 吉田（日体大） | １ | 13 | ０ | ０ | １ | ０ |
| 伊藤（苫小牧駒大） | １ | 18 | １ | ０ | １ | １ |
四回に同点適時打を放った佐藤都
このメンバーでの最後の試合となった
２万8436人の大観衆が集まった侍ジャパン壮行試合。負けられない戦いが神宮球場で行われた。地方大会や甲子園で野球ファンを沸かせた高校日本代表。一方の大学日本代表も７月に行われた第43回日米大学野球選手権大会（以下、日米野球）で優勝を果たしたメンバーだ。初回からミスも重なり高校日本代表にリードを許したが、四回には佐藤都（法４＝聖光学院）が右前適時打を放って同点に。九回に勝ち越されたが、篠原（筑波大）の一打で同点に追いつき、引き分けで試合終了となった。
佐藤都（法４＝聖光学院）は本職の捕手ではなく、６番・一塁手としてスタメン出場。四回には１死二塁の場面で打席に向かう。宮城（興南高）にカウント１ー２と追い込まれてからの４球目、「打ったのはまっすぐ」と右翼前に鋭い当たりを放った。すかさず二塁を狙うも、タッチアウト。しかしこの間に牧（中大）が生還し同点となる２点目を追加した。
一塁手としての出場となった佐藤都だが日米野球では外野手としても出場した。６月に行われた日本代表の選考合宿には外野手用のグローブを新調して臨んだ。そのグローブには「“夢追い人”って言葉を小指のところに入れてました。結構好きな言葉で。プロ野球選手になりたいという夢もあるけど、自分が小さいときにプロ野球選手をテレビで見てこういう人になりたいって思ったように自分もそういう選手になるのが夢」と語っていた佐藤都。その夢を叶えるため、大学日本代表での経験を糧にラストシーズンへ突き進む。
◼️コメント
・生田監督
去年の高校代表チームの選手にもびっくりしたんですけど、今年はそれ以上に力のある選手がたくさんいました。正直ここまで苦戦するとは思ってなかったです。まず先発投手の佐々木くんのボールで度肝を抜かれました。日米野球でも大変素晴らしいピッチャーが多くいたんですけどもそれ以上のボールを投げてくれて正直びっくりしました。それでみんなが動揺してしまったのはあると思います。高校代表の打撃は甲子園で疲れてるとは思うんですけど大学生以上にバットを振ってきたし、金属から木のバットに変わっても遜色ないくらいでびっくりしましたね。大学代表は正直なんとかなるんじゃないのかという気持ちがあったと思います。でも佐々木くんのボールを見て森下くんはかなり自身の負けん気の強さが出て力んでしまっていた気がしました。
・佐藤都（法４＝聖光学院）
強かったです。去年と比べるとピッチャーの質が違いますね。高校生って初速だけで終速はそんなにって印象だったが、そんなことはなくて。しっかり伸びのある良い球でした。打つのが難しかった。今日はヒットは狙っていなくて、強い打球を飛ばすこととホームランを狙っていた。でも３三振で、全然話にならない。一本打てたのは良かったです。序盤にミスがあったが、最後は粘りを見せて追いつくことができて良かったと思う。リーグ戦に入ったらチームを引っ張っていけるように頑張りたいと思う。
TEXT/PHOTO＝川口朋珠
