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2019.08.29
サッカー

[女子サッカー] 価値ある勝ち点1 日体大とスコアレスドロー

第33回関東大学女子サッカーリーグ戦 1部第2節

8月28日(水) 日体大健志台キャンパスサッカー場


東洋大0ー0日体大


攻守にわたり奮闘した林


前線からの献身的な守備が光った牛久保



 リーグ戦初出場で好セーブをみせた今井


<出場メンバー>

▽GK

今井佑香(食1=常盤木学園)

▽DF

久保真理子(食2=浦和LY)

鈴木陽奈(食1=JFAアカデミー福島)45分 斎藤麻由(食4=常盤木学園)

山幡あや(食4=常盤木学園)


▽MF

林みのり(食2=大商学園)

山本麻裕(食1=ちふれユース)→78分 内田茉衣(食4=文京学院大女子)

大島彩香(食4=久喜)

常田麻友(食3=大商学園)

出来村亜美(食2=飛鳥)


▽FW

大内梨央(食3=常葉学園橘)→90分+3 遠藤麻衣(食1=ノジマステラ神奈川相模原 ドゥーエ)

牛久保鈴子(食2=作陽)


開幕戦まさかの黒星スタートのなった東洋大は日体大との対戦。攻め込まれる時間帯が続くも守備陣が体を張って守りきり0ー0で試合を終え、勝ち点1を得る結果となった。            

前半日体大キックオフで始まった試合は序盤は日体大ペースで進む。15分には味方からパスを受けた大内が1人で持ち込みシュートを放つも相手GKのセーブに合いゴールならず。26分にも大内がドリブルで運びミドルシュートを放つも枠を外れる。その後もお互い決め手を欠き前半を終える。

後半は日体大に押し込まれる時間帯が続く。55分、79分、左サイドを抜け出されシュート打たれるもリーグ戦初出場の1年生GK今井がファインセーブをみせゴールを許さない。すると終了間際に相手のCKのこぼれ球を拾い斎藤が持ち上がりカウンター。斎藤がそのままクロスをあげ、中に走り込んだ大内が飛び込むもあと一歩のところで相手GKにキャッチされゴールならず。0ー0で勝ち点1を分け合う結果となった。

 昨シーズン日体大とは2戦2敗に終わっており、このスコアレスドローについて戸田監督は「成果は少なからずあげることができた」と語っており、この結果に前向きだ。次戦は神大との対戦、昨シーズンの大学リーグ戦では引き分けに終わっている相手に今シーズン初勝利を目指す。


■コメント

・戸田監督

内容どうこうより開幕戦で見えない敵を自分たちで作ってしまったことによってチームがうまく機能せず勝ち点が取れなくなった中で今週期間が短い中で選手たちに伝えてきた自分たちが常に前向きに感謝の気持ちを持ってプレーすることを忘れているよということを伝えた中でそれをみると評価できる試合だったと思う。(GKを前節から変えたことについて)去年、常盤木学園でGKをやっていたがけがで手術をして8月くらいからチームに合流できるようになってきた中でああいうような開幕戦になってしまってチーム全体がのまれてしまったと考えた時に何か新たな起爆剤というか新しいパワーをチームに与えるべきだなと自分の中であって、その中で今井に東国戦の後に使う可能性があるけどどう思っている?と聞いたらワクワクしてたまりません。という前向きな言葉が自分に返ってきたのでこれは覚悟決まって期待に応えてくれるだろうなと思って今回ピッチに送り込んだ。(昨シーズン勝てなかった日体大との勝ち点1をどう捉えているか)我々の目指しているボールを保持しながら攻めていくサッカーでやり合いたかったが今は何より選手たちが何か自信というかきっかけを獲得しなければこのチームはずるずるいってしまうなと自分の中であったので内容より勝負にこだわる。最低でも勝ち点1、最高で勝ち点3というプランでやってきた。(次節に向けて)次節はこの雰囲気でサッカーして今回勝ち点3を取ることはできなかったが成果は少なからず獲得できたと思うので次の神大戦も苦しい試合になるかもしれないが前向きにチームが一丸となってやれればいいかなと思う。

・牛久保(食2=作陽)

全体的に苦しい時間帯が多かったが全員で声かけ合って無失点に抑えられたのは良かったと思う。(日体大との勝ち点1をプラスに捉えているか)すごく大きなことだし、今日のチームは開幕戦と違ってチームになっていたと思うのでこれをターニングポイントとして次節から勝ち点3にこだわってやっていきたい。(自身の出来は)守備に回ることが多かったが自分というよりチームのために走るということを意識していてその中でFWなので得点を取ることができなかったのが反省。(次節に向けて)次は神大とで関東リーグの後期でも負けているので自分たちのサッカーをしてまず自分が先制点を決められるように頑張っていきたい。

・今井(食1=常盤木学園)

自分たちがしっかり戦い抜くことはできたと思う。無失点ということは結果的によかったが、危ないシーンなど審判に助けられたこともあったので、次につなげて完璧な守備ができるようにしたい。(どのような気持ちで試合に臨んだか)今回初めて試合に起用されて、自分の今までの経験もあるのでそれを生かして堂々という気持ちで戦った。危ないシーンも強気だったので何も恐れはなかった。緊張はなかった。(監督から)思い切りやってこいというのと、高校での日本一という経験があるのでそれを発揮し見せつけてこいと言われた。(次節に向けて)いい形で守備はできるようになったので、次は攻撃にどう繋げていくかとか、得点までつなげて勝ち切る試合ができるように戦っていきたい。



[次節試合予定]

第33回関東大学女子サッカーリーグ戦 1部第3節

9月1日(日) vs神大 神奈川大学平塚キャンパスサッカー場にて 16:00キックオフ



TEXT=谷口奏生 PHOTO=酒井菜摘、牧田のどか