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2019.09.02
相撲
[相撲]体重別でまさかの敗退 危機を感じる結果に
第44回全国学生相撲個人体重別選手権大会
7月21日(日) 靖国神社相撲場
135㌔以上級
初戦敗退 オドフー
無差別級
初戦敗退 深井、羽出山
相手の攻めにも動じない羽出山
全国学生相撲個人体重別選手権大会が靖国神社相撲場で開催された。東洋大からは3人の選手が出場したが、135㌔以上級でオドフー(法1=明徳義塾)が、無差別級で深井(法4=金沢市工)と羽出山(法2=足立新田)が初戦敗退という振るわない結果となった。
東洋大の1試合目。135㌔以上級に出場したオドフーの相手は強敵である日体大の中村であった。立ち合いから低い姿勢で攻めるオドフーだが、上半身を強く押され体勢を崩してしまう。そのまま押し出されてしまい敗北となった。続いて、無差別級で出場の深井も立ち合いから低く攻めるも、相手に廻しを掴まれ寄り切られてしまう。今大会で優勝も狙っていた羽出山は相手の攻めにも動じず、安定した姿勢で流れを作る。ところが、およそ13秒の組合の末、相手に隙を突かれ土俵際で上手投げを決められてしまい敗北となった。
東洋大は出場した3人全員が初戦敗退という厳しい結果となった。チームとしての調子が今ひとつ上げきれていない様子だ。しかし「全体の底上げ」を達成したとき、ふたたび常勝軍団として戻ってくるだろう。
■コメント
・中出コーチ
(試合を振り返って)全然だめだった。相手も弱くなかったが、それでもだめだった。勝たないとだめ。(今後の課題)前半戦はすごく団体の調子が良かったが、十和田で4位でどんどん調子が下がっているので、全体で底上げをしないといけない。インカレが間に合わない感じがする。(インカレまでに)危機感を持って欲しい。我々もだけど。
TEXT=水越里奈 PHOTO=吉留奈津