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第33回関東大学女子サッカーリーグ戦 1部第3節
9月1日(日) 神奈川大学平塚キャンパスサッカー場
東洋大1-0神大
終始安定したパスを攻撃陣に供給し続けた
ゴールの喜びを分かち合う東洋なでしこ
いまだに勝ち星をあげることができていない東洋大だったが、前半終了間際に獲得したCKから山幡(食4=常盤木)がヘディングゴールを決め、それが決勝点となり今季初勝利を収めた。
序盤から少ないパスで攻撃を繰り広げようとしてくる神大に苦戦を強いられながらも、山幡をはじめとする守備陣がしっかりと対応し危なげなく試合を展開する。小さいパスで相手を密集させたところを空いたスペースにサイドチェンジして攻撃を組み立てていく東洋大。両者一歩も譲らない中、試合が動いたのは前半終了間際。45+5分に獲得したCKを「狙い通りに点を取れてよかった」と振り返る山幡。相手GK付近に密集し動きづらいところをうまくヘディングで合わせ、自身にとっての今季初ゴールをマークした。
何としても追いつきたい神大は、守備の背後を狙うボールを放り込んでくる場面が多くなってくる。そんな状況でも冷静に対応し、「最後のところも粘り強くみんなで守りきることができた」と語る山幡は闘志あふれるヘディングクリアなどで相手の攻撃をシャットアウトする。試合終了のホイッスルが鳴るまで集中力を切らすことなく全力でプレーし今季初白星を勝ち取ることができた。試合を終えて、山幡は「チーム一丸となって戦えるようになってきている」と満足げに締めくくった。決勝点をマークし波に乗る山幡のプレーに注目したい。
■コメント
・山幡(食4=常盤木)
結構入りは自分たちのミスが多くてあたふたしてしまっているところが多かったが、そのあと持ち直して自分たちのペースで持っていくことができたのでそこが貴重な一点につながったと思う。最後のところも粘り強くみんなで守りきることができたので勝ててよかった。(シュートシーンは)結構練習で、左からのCKはやっていたので、そこを全員で共有できて、狙い通りに点を取れてよかった。(ハーフタイムでの指示は)相手が前から3枚でかけてきていて、そこでサイドバックも出てくる形だったので、その相手が上がってきたところの背後を狙っていければ、もっと楽にゲームを運べると言われていたので、後半はそこを意識していた。(次節に向けて)前節の日体大戦からチーム一丸となって戦えるようになってきているのかなという風に思うので、そこはブレずにもっともっと意識や質を高めていって、また勝利にもっていきたい。
TEXT=友寄慈温 PHOTO=牧田のどか、友寄慈温