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2019.09.08
陸上競技

[陸上競技]全カレ3日目 マイル順当に決勝へ4連覇に向け好発進

天皇賜盃第88回日本学生陸上競技対校選手権大会

9月12日(木)~15日(日) 岐阜メモリアルセンター長良川競技場


▼3日目


男子200m予選

2組(風:-0.6)

4着 木立 21”69


男子800m予選

5組

7着 柴田 1’52”75


男子5000m決勝

20位 児玉 14’19”36


男子4×400mリレー予選

4組

1着 東洋大(齊藤旬ー中村ー伊藤ー吉津) 3’08”56 ※決勝進出



1走で流れをつくった齊藤旬(奥)


中村(奥)は最上級生としてチームを引っ張った


マイル初挑戦ながら好走を見せた伊藤(奥)


法大をかわしてトップを守り切った吉津


   3日目に突入した天皇賜盃第88回日本学生陸上競技対校選手権大会(以下、全カレ)。4連覇を目指す4×400mリレー(以下、マイル)は、主将松原(法4=九州学院)を温存しながらも組トップで決勝進出を決めた。


   予選4組に出場した東洋大は1走に齊藤旬(法3=北陸)、2走に中村(ラ4=九州学院)、3走に伊藤(法2=大湊)、アンカーに吉津(ラ3=豊橋南)という配置。梶原監督は「この走りで決勝で誰を使うか決める」と話すようにメンバー入りという意味でも、非常に重要なレースとなった。1走の齊藤旬は終始安定した走りで中村へつなぐ。2走の中村はオープンレーンに入り先頭に立つも、とばしすぎか最後の100mで失速。2番でマイル初挑戦の伊藤につないだ。梶原監督は勝負のポイントがここにあったと語る。不慣れな伊藤では先頭に立つレース運びは難しい。しかし、2番手でバトンをもらったことによりついていくことができた。本業である最後の100mでは先頭を抜き去り、トップで吉津のもとへ。経験の豊富な吉津は迫る法大をかわし、1着で決勝進出を果たした。


   レースを振り返り吉津は「前の3人が1番でつないできてくれたのは大きい」と、チームを称えた。最終日の決勝では誰がどの配置で走るのか。東洋大のお家芸ともいえるマイルは絶対に落とせない、重要な種目だ。「このメンツなら勝てる」という吉津の力強い言葉とともに、4連覇への勝負が始まっている。



◼️コメント

・梶原監督

200とマイルだったが、200は木立が1年生でこういう舞台でしっかり自分の力を出してくれればいいなと思っていた。タイム的には21秒前半くらいは出してほしいなというところで、不安もあったりして1回目のスタートで他の選手がフライングしたときにすごくいいスタートダッシュをしたが、リスタートのときにはちょっとスタートが遅れてしまった。後半は少し力んで動きが小さくなってしまってタイムが出せなかった。やっぱり少しああいうところで力を出せなかったというのは、残念だなと思う。ただ、マイルを使うかどうかという点でも200の走りを見て参考にしようと思っていたが、今どうするかは考えている。マイルのほうは松原は決勝では使うつもりで、今日は松原の場合は1日休ませたほうがいいので外して、アンカーは順位を取るために吉津を置いておくと。あと前を走った3人のうちこの予選が3人ともテストだよと、この走りで決勝誰を使うか決めるからそのつもりで走ってこいと言った。ただ、むやみにとばして後半潰れるだとかそういうことがないように状況をよく見て、いくべきところはいく抑えるべきところは抑えるというようなクレバーな走りをするなかで、しっかり自分の力を出せるかどうかというところを見て、明日決めると。ただ予選とはいえ、安易な気持ちでいくと落ちることもあるので気を引き締めてしっかりいこうということで、3人を使ってやった。それぞれ3人ともちょっといきすぎたりした点はあったが、それぞれの特徴をよく生かした走りをしてくれたので吉津のところにトップで持ってこれた。吉津はここでもらえば抜かれることは考えられないので、あの時点で予選は通ったかなというふうに思った。明日、誰をどういうふうな使い方をしてオーダーをどうするか、一晩考えて優勝を狙っていきたいと思う。(マイルのレースは想定通りか)ほぼ想定通り。1走が流れをつくって齊藤が前半ためすぎずかといっていきすぎず、いいペースで走って最後しっかり走ってきた。ただ中村は前半周りがいった分前に出なきゃというところでいきすぎてしまったので、そこはもう少し抑えていいかなと。ただ最近スピードにも乗れているのでいっちゃったんだと思うが、そこはもう少しうまく走ればもっと走れるだろうから、決勝になるとどうしてもああいうレースになってしまうが、あれだけのスピードを持った人間はどうしても必要なので、中村というのはちょっと変えがたいが後半ちょっと潰れてしまったので修正したい。(伊藤)羅生はマイルを走るのが初めてなので逆に先頭でもらってしまったらどうなっちゃうかなと思ったが、最後中村がバテたおかげで1つ前に出てくれたのでこれについていけば、最後の100はあいつは絶対走ってこられると思っていた。前にいくなよ前にいくなよそこでいいよと思いながら、そこはしっかり守ってきたのでそれぞれ自分の特徴をしっかり生かした走りをしてくれたと思う。メンバーは今晩一晩考えたい。


・吉津(ラ3=豊橋南)

(マイルのレース振り返って)最後は正直焦った。流せるかなと思い後ろを見たが見る方向を間違えてしまって、いないと思って緩めたらいるのがわかって急に上げてなんとか1位でゴールできた。(1位でバトンを受け取ったが)自分は前半が遅く、前半で逃げ切られるのが1番嫌。自分のペースを前半作れるので1着でまわってきてくれた方がやりやすい。マイルは前にいた方が完全に有利。前の3人が1番でつないできてくれたのは大きいと思う。(400mの決勝を振り返って)今年はスピードを上げることを意識していて、実際にこの夏スピードが上がってきた。ただ、実際のレースでつけてきたスピードが出ないという状況がずっと続いていて、その状態で今回の全カレに挑んだ。調子がよかったというのはあるが、スピードが出過ぎてしまって今までのレースパターンと全く違うものになってしまった。いつものペースに戻そうと思いバックストレートで驚いて緩めた。それが原因で全員が崩れてしまって、ラストも自分の持ち味が出せずに終わってしまった。監督も言ってるように前半からいくというレースができるようになったので、これはいい失敗かなと思う。今年の関カレの決勝は本当に悪い失敗だと思う。それと比べていうといい失敗として終われたと思う。しかし、最後は負けているのでそこは悔しいし反省しなければならない。これからに生きるレースだったと思う。(マイル決勝にむけて)このメンツなら勝てると思う。400mでは負けたので次は有言実行したい。



TEXT=稲村真織   PHOTO=両角あずさ、長枝萌華

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