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2019.09.08
水泳

[水泳]圧巻のメドレーリレー大会新記録!白井も2冠を達成し総合優勝へ弾みをつける

第95回日本学生選手権水泳競技大会

9月6日(金)~8日(日) 東京辰巳国際水泳場


(2日目・予選)


◆女子200m自由形


3組

2着永島2’02”13

→全体9位でB決勝進出


5組 

1着白井1’59”89

→全体1位で決勝進出


9着竹村2’06”90


◆女子100mバタフライ


5組

4着中野1’00”16

→全体9位でB決勝進出


7着片山1’01”65


◆女子200m個人メドレー


4組

2着田中佑2’16”84

→全体10位でB決勝進出


5組

1着今井月2’14”38

→全体3位で決勝進出


10着小野寺2’23”04


◆女子800m自由形


2組

2着濱田8’50”09


7着石井9’08”12

  

◆女子4×100mメドレーリレー


5組

1着東洋大4’05”54

(白井ー江口ー中野ー今井月)

→全体1位で決勝進出

※第1泳者白井が59”73で大会新記録



(2日目・B決勝)


◆女子200m自由形


2着  永島  2’02”25


◆女子100mバタフライ


2着  中野  59”93


◆女子200m個人メドレー


4着  田中佑  2’17”97


(2日目・決勝)


◆女子200m自由形


1位  白井  1’57”87

※大会新記録


◆女子200m個人メドレー


1位  今井月  2’11”37


◆女子4×100mメドレーリレー


1位  東洋大  4’01”10

(白井-江口-中野-今井月)

※大会新記録

※第1泳者白井が59”43で大会新記録


(2日目終了時・総合成績)


1位  日体大  242.5点

2位  東洋大  220.0点

3位  神大  219.0点

4位  中京大  210.0点

5位  日大  183.0点

6位  筑波大  166.0点

7位  早大  110.0点

8位  新潟医福大  104.0点



2日連続の優勝を決めた白井


中野は惜しくも決勝進出を逃した


初のインカレでも個人2冠を果たした今井月


 大会新記録を更新し、ゴールした今井月を笑顔で迎えるリレーメンバー(左から中野、江口、白井)


  インカレ2日目には白井(国2=宝塚東)、今井月(法1=豊川)が初日に引き続き優勝。4×100mメドレーリレー(以下、メドレーリレー)ではで大会新記録を樹立し、目標の総合優勝に望みをつないだ。


 2日目は、決勝進出が期待されながらもあと一歩のところで決勝進出を逃し、悔し涙をのんだ選手が多く見られた。女子100mバタフライで、わずか0.8秒差で決勝進出を逃した中野(文4=長岡大手)。B決勝では予選のタイムを上回るも、僅差で競り負け2着でのゴールとなり、悔しさを見せた。


   学生選手権とはいえ、ハイレベルなレースが繰り広げられるインカレ。その状況の中でも、東洋大の二枚看板である白井、今井月がチームの勝利につなげるべく、決勝進出を決める。

 女子200m自由形の決勝の白井は、「自分のレースに集中できた」と落ち着いてレースを進める。1位通過した予選の勢いそのままに周囲を大きく突き放し、堂々の1着でフィニッシュ。このタイムが大会新記録となり、2日連続での記録更新に会場が沸き上がった。しかし目標の自己ベストには届かなかったために、「自分の直すところが見つかった」とおごることなく、どん欲に高みを目指す姿勢を貫く白井。最終日でも白井のさらなる記録更新に注目が集まる。

 今井月は女子200m個人メドレーに出場。1日目で4本を泳ぎ切り、疲労が重なる中で迎えた7本目のレース。「消極的なレースになってしまった」と語るも、予選からタイムを大幅に上げて優勝を飾った。


 2日目のメイン競技といえるメドレーリレーには白井、江口(国4=藤沢西)、中野、今井月が出場。予選が終わった時点で、大会新記録更新の手応えを感じていた4人。迎えた決勝では第1泳者の白井が、予選で出した100m背泳ぎの大会新記録をさらに塗り替え、好スタートを切る。そのまま1度も先頭を譲らずに、最後は大きく差をつけて堂々の1位でのゴール。大会新記録が東洋大の手によって新たに打ち立てられた。これがインカレラストレースとなった中野は、「最後の種目でこうやって3人の力を借りて優勝できたということは良かったかなと思う」と締めくくった。


 インカレも折り返しとなり、いよいよ目標の総合優勝が目前に見えてきた東洋大。最終日、4年生にとっては泣いても笑っても、これが最後のレースとなる。全員が悔いなくインカレを終えられるように、それぞれの思いを胸にレースへ挑む。





■コメント

・江口(国4=藤沢西)

自分は足を引っ張る立場でもうやるしかないと思っていたので、前半から思いっきりいった。今回の大会自体、自分自身全種目ベストで来れているので、自信を持って泳げた。(200mは)200は高校2年生の頃からベストが出せていないので、明日こそはしっかりベストを出して、少しでも東洋大学に貢献できるよう頑張りたいと思う。


・片山(社4=墨田川)

タイム的にはあんまりよくなかったが、自分的にはもう悔いはない。(ラストインカレは)これが最後っていう感じが全然しなくて、まだ全然実感がわかないが、これから同期のレースがあるので最後まで応援したいと思う。


・中野(文4=長岡大手)

予選をやった段階で大会新が狙えない位置ではないのかなと思ったので、その話を(江口)みさきとしていて。あと、(今井)月と(白井)璃緒は個人種目の決勝があったので、あまり負担にならないように2人で頑張ろうという話をした。(タイムは納得のいくものだったか)私の種目は今日で終わってしまったが、全体的に去年よりは全然程遠いタイムだったし目標にも全然及ばなかったが、最後の種目でこうやって3人の力を借りて優勝できたということはよかったのかなと思う。(100mバタフライは)B決勝で、正直A決勝に残れるくらいのタイムだとは思っていなかったので、もうちょっとだったのかなと思う。B決勝は、タイムは上げられたが順位を落としてしまったので、チームには申し訳ないと思う。(泳いでいて、手応えは)悪くないとは思ったが、気持ちが上手く乗らなかったかなと思う。(インカレのラストレースとなったが)しっくりこない感じだったので、最終日みんなの応援あってサポートできたかなと思うので、レースはもう最悪でした。(後輩に向けて)インカレはなにが起こるかわからないので、みんな気を引き締めて、みんながA決勝狙えるという気持ちで残りのインカレを、私たちも抜けてしまってあと3年生は1回だし、それぞれ取り組んで欲しい。


・濱田(国4=須磨学園)

昨日、ベストから0.2秒落ちという近いタイムだったので、今日の予選はベスト出して絶対にA決勝に残ろうと思っていたが、ちょっとタイム的に厳しいかなという感じ。A決勝に残ったら、絶対にベストを取るという強い気持ちで臨みたい。


・田中佑(国2=明星学園)

予選で16秒台でシーズンベストという形だったが、狙っていたのは14秒だし、14秒を出さなければ決勝にも残れないと思っていたので、予選からあまり上手く行けなかったかなと思う。(決勝では)予選よりアップの感じもよくて、体も動いていたので、ベストは15秒だが更新できるかなと思っていたが、実力不足。(去年のインカレと比べて)2年生になって、1度インカレを経験してみて、他の試合とは全然雰囲気も違うし、インカレにしかない独特の雰囲気があって、それを気負いすぎてしまった面もあったりして。1年生みんな実力のある選手ばかりで、それに負けじと食らいついていけたらなと思ったんですけど。あと2回あるので、明日もレースがあるしちゃんと切りかえて。明日個人とリレーにも泳がせてもらえるかは分からないがしっかり結果を出していきたい。


・白井(国2=宝塚東)

(1バックまた大会新を更新したが)2フリがあまりいい結果でもなかったので、何がなんでも59秒台前半で泳いで大会新を出そうと月と2人で言っていたので、それが達成できて本当に嬉しく思う。(レースの感覚は)予選で59秒で泳げたので、集中して泳げば59秒でベストが出るというのを感じていた

(個人種目2フリを振り返って)69秒台前半を目標にしていたが、自分のペースというのが分からなくて。それでもしっかり自己ベストを出すということが今後の課題かなと思ったので、自分の直すところが見つかったのでいいレースになったかなと思う。(疲労はあったか)日本選手権とかだったらもうちょっと競り合う感じだったが、周りとの差が広かったのでそれは自分のレースに集中できよかったんじゃないかなと思う。(8継にも期待がかかるが)1泳を泳がせてもらうので、そこで今日までのリベンジを果たしたいかなと思う。


・今井月(法2=豊川)

予選も泳いだので結構しんどかったので、2コメは消極的なレースになってしまったかなと思う。(東洋大に入ってきた練習によるものはあるか?)気持ちの面は本当に自分が弱いし、ちょっとだめになると全部だめになったり (どういう形で?周りの選手がみんなトップ選手なので、自分はほんと全然すごくないって思えて、それで今の自分に満足せずに練習ができている。




TEXT=牧田のどか  PHOTO=越塚日南、吉留奈津

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