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第95回関東大学バスケットボールリーグ戦
9月7日(土) 東洋大学総合スポーツセンター
東洋大67-80上武大
27|1Q|24
4 |2Q|16
14|3Q|19
22|4Q|21
スターティングメンバー
5 栁澤優
22 和田麗空
24 ラシード ファラーズ
38 福井歩
57 上甲真之介
上甲のパワープレーがチームの得点源だ
正確なシュートを決め続けた庄子
前回の敗戦から2週間を空けて迎えたリーグ戦第3節。それぞれ課題の修正を図り上武大に挑むも、2Qの失速を最後まで取り戻すことができず67ー80で痛い連敗を喫した。
試合開始早々に上武大に先制を許し流れを持っていかれそうになるが、和田(済3=東海大相模)の持ち味であるスピードを生かしたペネトレイトでゴール下に迫る。ラシード(済4=越谷西)を中心に確実にシュートを決め、1Qを27ー24とリードして終えた。続く2Qは、まさかの展開に。シュートが入らなくなり、1Qの勢いを完全に失ってしまう。2Qは4得点にとどまり、上武大は16得点と大きく差が開いた。
なんとか巻き返したい東洋大は上甲(済2=幕張総合)、庄子(済1=聖和学園)ら下級生が奮起。ゴール下で上甲が、アウトサイドから庄子が得点を量産していく。しかし上武大のエース細川を止めることができず、10点差をつけられ最終Qへ。終盤ということもあり選手の足も止まってくるなか、チームは積極的にパスカットを狙い攻め続けた。4Q間の得点数では上武大を上回る意地を見せたが、背中は遠く67ー80で敗れた。
佐藤ヘッドコーチは、相手チームのエース細川に対するマークが徹底されていないことにふれ「全くいいところがなかった」と厳しく評価した。指示されたことの徹底が出来ていないことが大きな敗因のようだ。もう1度チーム内で話し合い、連携を強めることが勝利への道となる。
◼️コメント
・佐藤ヘッドコーチ
まず指示通りに彼らが動いてくれなかったことが1つの原因だと思う。あれほど細川くんには徹底してマークしなさいと言ったが、33点もやられるとあまりにもやられすぎだし言われたことができないのであればその先いくら言ったって何もないのでそこの部分じゃないか。それに尽きると思う。(プラスだった点は)特にない。あれだけ負けていれば開き直って追い上げることはどこのチームでもできる。とにかく言われたことを徹底してやることがまずベースのはずなのに、そのベースの部分がまずできていないといったところで自分たちで墓穴を掘っていくだけなので、そこはコーチがいくら言ってもできないというのであれば、選手間で話し合ってやるべきだと思う。そういう形で今日は全くいいところがなかった。(次戦のポイントは)彼らがどう考えるかだと思うし、そこだけじゃないかと思う。
・上甲(済2=幕張総合)
2ピリが悪かったと思う。あと、試合を通してシュートが入っていなかった。シュート力とリバウンドが課題だと思う。コーチの指示を全然実行できなかった。(次戦に向けて)自分たちで考えながらコーチの指示を実行していきたい。今日悪かったことを改善して明日は勝ちたい。
・庄子(済1=聖和学園)
チームとしては、(佐藤)信長さんから指示されたことが徹底できなくて、相手のエースにやられてしまったことが敗因。個人としては、点を取ることはできたがターンオーバーを大事な場面でしてしまったり、ディフェンスで簡単にやられたりしてしまったことがだめだった。すでに2敗してしまったので、残りの試合は全部勝ちたいと思う。上武戦での反省点を次からは改善して頑張りたい。(次戦に向けて)今日は負けてしまったが、落ち込んでる暇はないので切り替えて明日の試合は絶対勝ちたいと思う。個人でも、今日の試合みたいに点を取りチームの勝ちに貢献できるように頑張りたい。
TEXT=稲村真織 PHOTO=渡部穂乃花