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2019.09.08
硬式野球

[硬式野球]12日間連続インタビュー~令和初の連覇へ~ 最終日 佐藤都志也捕手

   春季リーグ戦では勝ち点5つを奪い、完全制覇を果たすも日本一奪還には及ばなかった。その雪辱を果たすべく迎える秋季リーグ戦に向け、オープン戦を重ねること13試合。日本一へ再度挑むべく、戦国東都を戦う選手たちの熱い思いを12日間にわたりお届けする。


最終日は佐藤都志也捕手(法4=聖光学院)。2年春からスタメンの座についた佐藤都もラストシーズンを迎えた。ここまで重ねたリーグ通算80安打。最後のリーグ戦での100安打達成、日本一の奪還に向けて主将が語る。(取材日・8月27日、聞き手=川口朋珠)




--ここまでのオープン戦で意識していることはありますか

自分の中で振るってことを意識しています。どうしても当てにいってしまうと駄目なので、良い状態をつくった中で自分のスイングをしないといけないと思って。結果はまだ出てないかもしれないですけど、自分のスイングをつかむってことを意識してますね。守備に関してだと、送球が最近安定してきたのであまり焦らずワンストップに関してもショートストップに対してもそんなに自分の中で嫌だなって感触が無いので、比較的楽にできてるのかなって思います。



--関西遠征は振り返っていかがでしたか

チームとしては最悪でしたけど、個人的には結構良かったかなって思います。自分の中で良いタイミングでとれて、良い打ち方ができたので。6打数3安打だったので、まあ良かったかなと思います。



--スイングは変えているということですか

スイングはちょっと変えましたね。今まではバットを立ててたんですけど、寝かせてレベルで振れるように。立ててしまうと自分切っちゃうんですよ。ボールに対して点でしか捉えられなかった。レベルで振れるようにって今はやってます。ずっとできていたんですけど、ちょっとホームランとか打つようになってから調子に乗ったのか意識が変わってしまっていて。ポップフライとか多かったので意識を戻すようにしています。



--送球が安定してきた要因は

ウエイトですかね。ずっと下半身のトレーニングとかしている。下半身の土台づくりと瞬発系のトレーニングの成果ですね。いつもリーグ戦前にウエイトはやってるんですけど。バッティングでも、左バッターで、ためるときにお尻の筋肉を使うのでなるべく揺れないように土台を使っておこうと、2年生のときからずっとやってますね。ルーティーン化してます。



ーー打席に立つときのルーティンが特徴的ですがいつからやっているのですか

いつからですかね…。たぶん大学2年生のときからです。イチローさんもこうやってやるのあるじゃないですか。イチローさんと自分のルーティンはちょっと違うんですけど、自分は姿勢を良くしたくて。胸を張って、背筋を伸ばしてちゃんと成体して、ピッチャーに集中するって意味合いでやっている。打席のラインとか日によってばらばらになることもあるんですけど、ベースって動かないじゃないですか。ベースのアウトコースの芯のところに当てて、それでだいたい自分の足の位置を決めるんですよ。それで足の位置を決めて、よしこれでおっけーってなってから背筋を伸ばすっていう意味があるんです。常に自分の良い状態のときの打席の感覚で打ちたいと思っていて。ピッチャーによっても違うんですけど、基本的な形はそれにしたい。打席のルーティンかっこいいって言ってくれる人もいますけど、別に自分はかっこよさを求めてやっている訳ではなくてちゃんと意味があってやっているので、そこは勘違いしてほしくないです(笑)。



ーーちなみに大学の単位のほうはどうですか

もう卒業単位取り終わりました。やっと、って感じです。



ーー今秋の初戦は立正戦ですが

対策をしっかり練って、絶対に勝てるようにしたい。難しいと思うんですけど今年こそ秋は打ち勝っていきたい。ピッチャーに負担をかけないように野手が頑張っていこうという話をしているので、まずは初戦は絶対勝ちたいと思う。スタートダッシュをしっかり切って良い形で入りたいです。



ーードラフト会議も迫ってきています

変に意識したら自分やばいので、栗山さん(埼玉西武ライオンズ)の言葉を借りるじゃないが、自分のことはどうでも良いのでチームのために打てるように頑張ろうと思います。結果とかドラフトとか、優勝っていうのはあとからついてくるものだと思うので。まずはチームメートを信頼してチームの勝利に貢献できるように、とはずっと思っています。



ーー副将の3人とはどんな話をしますか

話は結構します。最初のほうの3人は、自分が副将?大丈夫かな?みたいな感じもあったのが時間が経つにつれてお互いに意見言い合ったりとか、今の3年生以下のことをよく見てくれるようになっています。自分らはラストなので、今の自分らの代をどうのこうのしてもしょうがないので今はずっと下の代のほうに目をかけてます。



ーー今のピッチャー陣は

戦力的には申し分ないと思っていてキャッチャーの自分次第だと思っているので裏目にでないように頑張りたいと思います。分析力と観察力をしっかり持って、相手のバッターが何考えてるのかなっていうのをこれまで以上に考えていきたい。



ーー主将としての目標はありますか

自分らは今年で終わりなので、今はどちらかというといい状態で監督さんに次のチームを渡したいっていうか。これまでは自分らのチームをつくってきて、これからは一個下のチームになってくると思うけど、今のあいつらは4年生に甘えてる部分もあるのでそれじゃ駄目なんだよって。3年生が下級生に声かけてやっていかないといけないんですけど、それができる3年生があまりいない。監督主体でまたそれをやるのも大変だと思うので、お前らがどんどんやっていけよっていう話をしてきている。今キャプテンとしてやらなきゃいけないのはそれだけですかね。試合見てくれてたら分かると思うんですけど、4年生がもう3人くらいしか出ていない状況であとは下級生。その辺でももっと積極的にいってほしいなっていうのはあるので、そこを自分は重点的にやっています。



ーー来年、チームの軸になりそうな選手は

その辺はなんとも自分は言えないですけど、出てる選手が変わってくれたらチームも変わるかなと思っている。自分は小川(法3=霞ヶ浦)がどうなるかが気になります。あいつが変わったらチームも少し変わるのかなって。成績とかよりも内野手のリーダーとして。今年は津田(総4=浦和学院)が全部指示してくれたりとかして、それはキャッチャーとしても助かった部分があったので、来年自分と津田がいなくなって誰が指示するってなったら、小川は1年生から試合に出てますし。キーマンはそこだと思ってます。



ーー今季の個人としての目標は

100安打達成です。あと20安打、あんまり自信ないですけど。頑張ります。計算的には1試合2本ですね。最短10試合なので2本打たないと。でも全打席打つって気持ちを持って一打席一打席集中してやっていきたいですね。



ーーチームとしての目標は

春と変わらずですね。六大に負けてるのでやり返したいという気持ちはみんな持っていると思う。でも六大に勝つだけが全てじゃないので、日本一に向けて頑張りたいと思います。





◇連続インタビュー一覧◇

第1日:「タイブレークは野球の全てが詰まってる」杉本泰彦監督


第2日:「しっかりと頂点を狙う」山田知輝外野手


第3日:「4年生のために」村上頌樹投手


第4日:「感謝の気持ちを忘れずに」山崎基輝捕手


第5日:「支えられる投球を」松澤海渡投手


第6日:「自分がキーマンになる」木村翔大内野手


第7日:「本当の意味でのユーティリティとして勝負する」諏訪賢吉内野手


第8日:「考える野球では絶対に負けない」松本渉外野手


第9日:「自分がチームを引っ張る」小川翔平内野手


第10日:「練習で質を求めて上のレベルへ」芦名望内野手


第11日:「2番打者として」小峰聡志外野手